ノベル道場/小説の批評をし合おう!

サタンさんのランク: 8段 合計点: 22

サタンさんの返信一覧

元記事:はりねずみのおひっこし

三幕構成の習作として書きました。
構成として、ちゃんと書けてますでしょうか?
ライトノベルじゃなくてすみません。

上記の回答(はりねずみのおひっこしの批評)

投稿者 サタン : 2 投稿日時:

読み始め。
童話ということだけど、平仮名が多くて読みにくい。
特に名前はわけがわからなくなってくる。
ねず子、ちゅー太、ナミ、にするなど、文章の中に名前が混ざらないように工夫したほうが良いと思う。
例えば、やや強引だけど、
>はりねずみの女の子なみは
「はりねずみの女の子並みは」と読んでしまうと、わけがわからない。
すぐに「なみ」は名前なんだと理解できるけど、だったら最初から「はりねずみの女の子ナミは」とカタカナにしたほうがわかりやすい。

背景描写が少ないけれど、これは童話っぽさを考えての意図的なものだろうか。
特に気になるわけではないし、状況は理解できる。絵本のような場面のイメージもしっかり出来るので、問題はないと思うけど、背景を書き忘れることは多いので一応の指摘。

とはいえ、そういう場合はだいたい心理描写に偏って主人公語りになってしまう事が多いと思うのだけど、御作は必要分の心理描写だけで済せてしっかり話を進めているので、繰り返すけども問題はないと思う。

読み終わり。
「物語」というにはヤマがないので、まとまってるとは思うけどスッキリしない読後感があります。
練習がてらに、あまり深く考えず、難しいことをせず、サッと書いたというのは伝わってきますが、短くまとめるために盛り上がる場面を作れなかった、というのではなく、そもそも最初から盛り上げるヤマを考えてなかった、という感じ。その思考が抜け落ちていたような。
トランクをねずみの兄妹が持ってきてくれて友達になった、という部分がこの話のキモ、つまりヤマであり盛り上げる場面なので、友達になる切っ掛け(特に男の子であるちゅーた)に何かしら用意しておかなけりゃと思う。
例えば、せっかくナミが数行にしろ回想しているので、「つんつん頭の針山に花なんか似合うかよー」という男子の台詞を用意しておき、ちゅーたがトランクを届けに来たとき「きみに似合うと思って」とひまわり畑のひまわりをプレゼントしてくれる。
それでナミが男性恐怖症(?)を克服しようと前向きになる、という描写があればスッキリと話がオチると思う。
これはあくまで「例えば」ね。

三幕構成は、理論なので……と、これは完全に持論なんで真に受けないで欲しいのですが、
三幕構成は理論であって、作成方法ではない。と個人的には思ってます。
なので、「三幕構成で既存作を紐解き、構造を理解する」ということはできますが、「三幕構成を使って物語を作る」というのは、単に考え方の問題であって具体的な方法論ではないです。
というのも、別に三幕構成を使って作り上げた物語でなくても、三幕構成を使って物語を紐解くことは出来るんですよ。
あくまで考え方なので、「これ出来てる?」という問いに答えるのは難しいです。

ただ、三幕構成に照らし合わせて御作を評価してみると、
まず「後戻りできない出来事」のターニングポイント1が弱いです。
主人公がねずみの兄妹なのかはりねずみのナミかが曖昧なので、「誰にとって「後戻りできない」なのか」が判別できません。それゆえ弱いです。
ねずみの兄妹にとって進路を塞いでるはりねずみは、別段「後戻りできない出来事」ではないですよね。
兄妹はトゲトゲを切ってしまう、それにナミが泣いた事ではりねずみに気がついた妹は……と続いたほうが「切ってしまった」ことは「後戻りできない」ので兄妹にとってもナミにとってもターニングポイントとして成立します。
第二幕の衝突はよく書けてると思います。
「友達がいない」「友達ができる」という序盤と終盤の衝突が中盤でしっかり書かれていると思う。
強いて言うなら、その内容に面白味がないので(習作だからという理由があると思うが)、どういう演出で「友だちがいない」を表現するか、というのを考えると良いと思う。
後半のターニングポイント2については上で「ヤマがない」と書いた通りで、やはりこちらも弱い。
中間にあるべきミッドポイントは見当たらず、ナミの回想から男性恐怖症の話題がミッドポイントと受け取れるけど、その話題でターニングポイント2が盛り上がってないので、やはり弱いと思う。
以上のことから、おそらくヤマをしっかり意識せず書いたのが、スッキリしない読後感の理由だと思う。
たぶん三幕構成を意識するあまり、普段できてることが出来なかったんじゃないかと感じる。
文章的には割りと書き慣れてる印象があるので。

長所。良かった点

誤解を恐れず正直に言えば、読み終えて最初に感じた印象は、素直に「つまらん」というもの。
何も始まってないし何も終わってない、誰かの日記でも読んだような印象。

でも、これはフォローでもなんでもないけど、文章やテンポ、展開というか全体の流れというか、ストーリーの転がし方は、正直非常に上手い人だなと思う。
童話ということもあって何があるわけでもない内容だけど、最後まで苦なく読めた。
第二幕がうまく書けてると書いたけど、ほんとに上手く書けてると思う。
それを利用して最後に畳み掛けることが出来なかったのが残念だけど、終盤が上手く噛み合っていれば「つまらん」どころか「すごく面白い」と評価は一転してた感じ。
それくらい良く書けてると思う。

良かった要素

ストーリー キャラクター 文章

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元記事:魔書伝奇 あるいは四条維光少年の人生に突如として起こった、不可思議かつ波乱に満ちた冒険

 魔物を行使して人間が闘う異能バトルもの。
 ルビの使い方に関してはかなり工夫しています。一昔前の小説を意識してるかもです。
 主人公は普通の人間ですね。かっこよさは追い求めてません。普通であるからこそ、悩んだり挫折したりします。そこに魅力を込めたつもりです。

上記の回答(魔書伝奇 あるいは四条維光少年の人生に突如として起こった、不可思議かつ波乱に満ちた冒険の批評)

投稿者 サタン : 1 投稿日時:

読み始め。
特に悪いというわけではないけど、文章を飾ってる感じがします。
>さほど年端もいかない少女の声が
「さほど」は「それほど」とか「あまり」とかそういう意味でしょう。
「年端もいかない」は「まだ幼い」という意味でしょう。
「さほど年端もいかない」って語呂はいいけど、どういう意味だろう? と思いました。
こうした余計な飾りがある一方で、逆に言葉を省略して良く見せようとしてる箇所もある。
>一つだけ異なる点をあげれば、しずくは彼女の肌につくことなく
「雨のしずくは」と主語は文脈を読み取らずともわかるように書いたほうが良いと思う。
「しずく」という人物がいるのかと思った。
特にこうした体言止めや倒置法など修辞技法を駆使している文章では、作者が意図したイメージとは別の解釈がしやすいので、主語を正しく把握できないと以降の文章が一気に全部わからなくなってしまう。

あ。コレ、あれか。
確か以前プロット相談板で相談されていませんでしたか?
まだ「発端」しか読めていませんが、それでもわかるくらいにプロットの内容を上手く表現できていると思います。
あれから色々と変更があったのかもしれませんが、印象としてはプロットを読んで感じたものと良く似ています。
文章的には体言止めが多く癖が強いと思いますが、雰囲気は初期のイメージをとても良く表現できていると思います。

「闇の中、静かなささやき」まで読んだ感じ、正直一話が長いです。
この半分くらいで良いと思う。
紙媒介とWebとの違いなのでモノ自体の良し悪しではないのですが、液晶で文字が続くと次第にどこを読んでるかわからなくなるし、「この一話が終わるまで読もう」と思ったときスクロールが半分も行ってないとそこで読者がダレてしまう。
「栞を挟める場所を小まめに用意する」程度の意味合いで、一話をもっと短くしても良いと思う。

展開は、重要なところをピンポイントで書いていて無駄がないように思えますが、同時にゆっくりじっくりと展開しているようにも思えます。
これは、なんだろう。プロットを知ってる私だから「無駄がない」と思うだけかもしれない。
教室で透に声をかけるシーンとか大事だから必要だってことはわかるんですが、初見の読者的には、何の面白味もない気がする。
でも、「じっくり展開する」のが悪いわけではなく、主人公の動きが良く見えるのでこのテンポは良いと思う。

「自分の仕事を果たすため」まで読んだ感じ、良い感じに盛り上げてきたと思います。
でも、主人公がずっと消えた父親について悩んでたり(その独白が多い)するだけで、キャラクター性がわかる場面が少なく、端的に言えばキャラ描写が出来てないと思う。
そのため、盛り上がりに際して感情移入が出来てないままだし、透についても「こういう展開になった事情」は「闇の中」の後編で語られてるけど、ただ状況を説明しているだけなので透の感情も読者的には理解できないまま。
一方で展開はじっくり進んでいるという印象を得たので、おそらく、何かが足らないわけではなく、情報の取捨選択とその整理に問題があるのではないかなと思う。
「自分の仕事を果たすため」のラストで維光と透が戦う展開になるのなら、序盤で重要なのはそのための伏線であって、「発端」に書いてある「透の内面の問題」とやらをちゃんと提示しておかなきゃいけないんじゃないかと思う。
そうすると、主人公的には重要だけど「失踪した父親」に関する話題は、序盤では不要ではないかな、と。

長所。良かった点

文章では欠点のように書いたけど、文章の表現を試行錯誤し物語に合うよう整えていく努力は素直に好感が持てる。
既にプロットを読ませてもらった身でのコメントだけど、話が脱線せずにちゃんと書けてるのも良いと思う。
雰囲気もプロットと違わず、イメージをちゃんと出力できてるのは褒めるべき点です。

個人的には透と刺竹の出会いのシーンが好き。
こういうのは一昔前の「主人公とヒロインの出会い」みたいだけど、それを主人公ではなく透でやってるのがいいね。
透と刺竹のシーンで、本との契約(という表現でいいんだろうか?)の過程が理解できるから、主人公の契約シーンまで読んでないけど、主人公の契約シーンでは省略することもできるし異例だったりすることがわかりやすくなるし、先に透の契約シーンを持ってきたのは構成的にも面白いと思う。

良かった要素

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

元記事:『87人目の勇者候補』~正しいゲームのハマりかた〜

現代社会と日常的にプレイしているゲーム。二つの世界のうち、片方、ゲームの世界がちょっとだけ変わったら。
子供の頃体験したような理不尽なゲームがリアルに再現されたら。
そんな少しだけ変わった非日常の世界を楽しんでいただきたいと思い書いています。
どうぞよろしくお願いします。

上記の回答(『87人目の勇者候補』~正しいゲームのハマりかた〜の批評)

投稿者 サタン : 1 投稿日時:

6話まで読ませていただきました。
端的に長所を言えば、描写関係が良く書けてると思います。
くどい説明ではなくじっくりと状況を語っていて、比喩も「段ボールに重い物を入れた具合にパカッと開き」とかすごくイメージしやすくてわかりやすい。
「死にゲーである」ということを文章で説明するんではなく、「空中から落下死」「雑魚の獣にやられる」とちゃんと物語の中で描写していて苦なく読めます。
何かあれば死という展開が用意されていて設定をこれでもかってほど押し出してると思う。
また、その「死にゲーで死ぬ」という設定が展開に利用されてる(刺されることでネイと知り合うなど)のも良いと思う。

一方で、5話6話まで登場人物が主人公一人だけで、台詞は独り言の一行のみ。
一般文芸とかで序盤にこういう感じの出だしだと別に何も思わず読めるけど、Webであることとライトノベルであることを考えると、もう少し工夫を凝らしたほうが良いと思う。
例えばチュートリアル的な案内人との会話を用意しておくとか。
また、展開はわかるけど、ストーリーがわからない。
6話しか読んでないなら話がわかるわけないだろと思うかもしれませんが、目的なりが提示されればそれを達成する物語だと読めるので、読者にすればそれがストーリーの理解になります。
そうした「何を追って読めば良いのか」がわからないと、読んでる側としては「何を目的に読んでるのかわからない」ので、面白さを感じにくい。
じっくり展開させているのは良いし描写も丁寧だと思うけど、目的の提示を後回しにしている感じで、読者としてはこの物語に何を期待すればいいのかがわからない。
できれば、序盤の状況を説明した後すぐに適当な目的の提示をしたほうが良いと思う。具体的には2話か遅くとも3話でやらないと。

お節介ですが、この「目的」は、普通に考えると物語の最終目的だと考えがちですが(魔王を倒すとかヒロインを救うとか。だから展開が進まないと書けないだろと思いがち)、そうではなく、適当なもので問題ありません。
例えば、近くに初期装備の剣が岩に刺さってる → 職がフリーターだとステータスが足らなくて引き抜けない → 剣を引き抜くために街に行ってレベルを上げようとする。
とか、こうすると「剣を引き抜くことが目的」だとわかるので、読者はその過程を読めばいいとわかり、楽しみやすくなります。
これはただの例なので、「こうしたほうがいい!」という話ではなく、目的はこんな感じで適当でいいんだよ、という話です。

正直、書き方はすごく良いと思います。
序盤はキャラクターが少なく会話も少ないので地の文が多く、そこで工夫が必要だと思うけど、話の流れに対してじっくりと展開してゆき、読み応えがあると思う。
展開も設定を良く利用していて、楽しめる。
内容を考えると普通なら6話程度(たぶん1万字いかいないくらい?)で「話が見えてこない」と言うには早いんだけど、Web読者は飽きっぽいので、話が見えないと1話でブラウザバックしちゃう人も多い。
新人賞など本になることが前提なら現状で問題ないと思う。とまあ、媒介の違いによる工夫が必要ではないかな、という感じでしょうか。

良かった要素

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元記事:ひなこ✖︎ヒナコ、の少女戦記。

最初に大まかなことは決めて書き始めたのですが、色々と詰め込みすぎてしまってどうしようか? というところです。どうしたらいいでしょう。面白いですか? お返事お待ちしてます。

上記の回答(ひなこ✖︎ヒナコ、の少女戦記。の批評)

投稿者 サタン : 2 投稿日時:

序盤の3話までしか読めていませんが、正直批評が難しいです。
第一印象は小説ってかケータイ小説だな、というものです。
次に思ったのは、句読点が多すぎということ。

正直に言うと、小説として考えると欠点が多いというか未熟な部分が非常に多いです。
でも、そういう技術と物語自体の質は別物だから、それを考えると評価できるものもあると思う。
展開の流れはわかりやすく、ちゃんと理解できます。
書き慣れてない頃は「いまどういう展開なの??」って事がけっこうあるんですが、拙いながらもちゃんと伝わってきます。
転移する前に少女戦士なるものについてザッと説明があり、「これから向かう場所」の事前知識が読者に提示されていて、丁寧な展開だと感じます。

たぶん、スマホかなんかで投稿してるのかなと思うのですが、PCだとものすごく読みにくいレイアウトです。
可能ならPCやタブレットなど画面が広いものでチェックしてみて下さい。

物語に対してではなく文章に対して指摘すると、指摘しなければならない事が多すぎてココではどうしようもない感じです。
添削板などを利用して、冒頭部分だけ添削依頼をしてみることをオススメします。
添削板なら文章や表現などアレコレ指摘してくれると思います。

あとは、「面白いだろうか?」ですが、作者たるものそれが一番気になると思います。
でも、気にしないで書きましょう。
「面白い」というのは感情なので、個人の主観でしかないものです。
コメディが好きな人にホラーの名作を読ませたって面白いとは言わないでしょ?
だから作品が読者に合うか合わないかという話で、読者に合う話なら面白いと感じる、ただそれだけです。
読者によって答えが変わるものに一喜一憂してもしょうがないです。

良かった要素

ストーリー

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元記事:最強魔王の背後霊

テンポを早くすることを意識してるんですが、そのせいで、もっと読み応えが欲しいと言われます。設定で意識しているのは、キャラや戦いに意味をしっかりと持たせることです。主人公や仲間、敵の動きに対し、自分ならどう思うだろう?どう行動するだろう?と感情移入してるので、結果として、キャラ同士の交流や戦いによる心境の変化に繋がり、そこに意味を見出しています。

上記の回答(最強魔王の背後霊の批評)

投稿者 サタン : 1 投稿日時:

「テンポを早くする」というのは、端的に言えば「次から次へと展開する」ってことです。
で、「展開」というのは、ものの定義にもよるけど、基本的には「変化する」ということ。
何かしら変化するので事態が動く。前へ進む。なので展開する。
でも、変化はあっても事態が変わらなければ進展はしてないし、つまりは展開してないと言える。

プロローグは展開が早くてテンポも良く、トントンと進み爽快に読めます。
素直に「ちょっと面白そう」と思いました。
要するに女神が黒幕という今ではありふれた展開に、しかしその女神によって世界滅亡が叶った後、というヒネったアイディアがあって面白いです。

ところが続く「背後霊、宿主と共に」では、6話通して「主人公が魔法の練習をしてる」というだけで、何も進展してないし何も展開してない。
主人公の成長という視点で見ると確かに覚えが早く展開が早いと言えますが、それで事態がどう変化しているのかがわからないので物語は何も進展してない印象です。

「展開が早い」というのは短く書けばいいというわけではなく、文字通り「展開」を早くする、という意味です。
つまり、「物語が早く進む」という事です。
ということは、「何をすれば物語が進むか」というのを理解していないと、これは実現できません。
同時に、「何をすれば進むか」を読者も理解していないといけないので、これをわかりやすく提示する文章力が必要になってきます。
「物語が早く進む」というのを実現できれば、文章量自体はさして問題ではなく、単行本一冊くらいの量があっても「展開が早い」と感じることは多いと思う。

一方、御作は残念ながら6話通して何も進展しておらず、物語が何も進んでいないように見える。
つまり、「展開を早くする」を意識してるために「駆け足でシーンを短く書いてる」というだけで、物語そのものはほとんど進んでいない。
「駆け足で短く書いてる」ために「読み応えがない」ので、これは「展開を早くする」とは別問題で、おそらく「展開を早く」を誤解しているのではないかと思います。

例えば夏休みの宿題の絵日記を思い浮かべて下さい。
1日の出来事を2・3行で済ませた一ヶ月分の日記を読んだとき、果たして「展開が早い」と感じるだろうか?
対して、1日の出来事を毎日違うイベントを盛り込んで、前の日は沖縄に行った、次の日は北海道に行ったと濃厚に書いてあったら、「コイツ行動的すぎる」と思いませんか。
この日記に「物語」という目的を与えると、物語を達成するための行動が早いという事がすなわち「展開が早い」ということです。
なので、何をすれば話が動くかというのを理解していないと書けないし、その変化を上手く読者に伝えられなければ実現はできない。

印象としては、「短く書いている」だけなので「読み応えがない」のは当然だろう、という感想です。

長所。良かった点

それでもプロローグは展開が早くて良かったです。
女神が出て来ることで唐突に、そして強引に事態が変化するので、わかりやすくてスッと読めました。

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