俳句添削道場(投句と批評)

慈雨さんの添削最新の投稿順の334ページ目

「下糸の絡まりほどく青葉風」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 下糸の絡まりほどく青葉風

るる様、こんばんは。
ちょっとお久しぶりですね、お元気なら良かったです。皆さんも気にされていたみたいで、すっかり道場の中心メンバーですね( ̄▽ ̄)
誰でも波はあると思うので、自分のペースで楽しみましょう☆

「平凡な~」へのコメントをありがとうございました。
なんだか作者の100倍くらい深く鑑賞していただいて、嬉しいです。
ビーイング系、まさに青春時代ドンピシャです(笑)。ZARDとかよく聴いたなぁ。
素敵な鑑賞をありがとうございました。

御句、ミシン使われるんですね!
ウォーミングアップとは思えない(笑)、佳い句ですね。日常のちょっとした出来事が詩に昇華されていると思いました。
「下糸」と言えばミシンと書かなくても済むので、そういうのをサラッとやっているあたり、すっかり手練れですね。
(ミシンと言わないとわからないという意見もまあ、そうかもですが、一応小学校で教わる内容ですし、よほどの専門用語とかでなければそこまで気にしなくていいんじゃないですかね…)

一点、先の方のコメントにもありますが、私も青葉風が糸をほどいているように読めちゃいました。「ほどく」が終止形なのか連体形なのかわからないのが原因だと思います。ここは明確に切りたいなと。
おかえ様の「下糸の縺れ解けり青葉風」がいいなと思いました。

またよろしくお願いいたします。

点数: 1

「マリオと闘う五月人形かな」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: マリオと闘う五月人形かな

小沼天道さま、こんにちは。
破調句への挑戦でしょうか。色々チャレンジ、いいと思います!

マリオは、あのスーパーマリオのことですよね?
子どもの「ごっこ遊び」を想像しました。マリオの人形と五月人形を戦わせて遊んでいるようなシーンかなと。
やんちゃなお子さんですね、面白い光景だと思います。

一番引っかかるのは「かな」ですね。
切れ字の「かな」は「~であることだなぁ」「~だと感じるなぁ」といった余韻のある、柔らかい詠嘆を表します。この句の雰囲気に合いますかね?
また、切れ字ではなく「五月人形なのかな?」という疑問の意味にも見えてしまいます(もしかして実際その意味で使われてますか?)。これは鑑賞を迷わせる上に詩情も損ねるので、基本的にはやめた方が良いかと。

提案は定型(上五字余り)で。
・武者人形マリオ倒して光りけり
とか。下五は色々変えられそうですが。

またよろしくお願いいたします。

点数: 2

「薫風や弓引く少女の凛として」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 薫風や弓引く少女の凛として

春の風花さま、こんにちは。
御句、カッコよく、また爽やかな句ですね。
弓を引いているわけですから、射貫く直前の張りつめた一瞬。そこに吹く風。素敵な瞬間を切り取られていると思いました。

中八、声に出した感じではさほど気になりませんでした。
まあできれば七音にしたいところではありますが。
・薫風や少女の凛と弓引きぬ
で七音…でもちょっと冗長になっちゃうかな。

佳い句だと思いますが、皆様と同じく「凛と」が少し気になりました。
「凛としているなぁ」という作者の主観。主観は、意外な感情であれば描写する意味があると思いますが、この句の場合は「弓を引く」で十分に凛とした印象は生まれてますので、あまり効果的でないと思います。

人を描写する時の一つの手法として、体の一部に特化して描写するというのがありますね。(おかえ様の「背」のような感じで)
以前にNHK俳句でも解説がありました。例えば梅雨で「体が重い」を「二の腕が重い」にすることで一気にリアリティが増し、類想を抜け出すと。

オーソドックスなら、眼とかでしょうか。
・薫風や弓を引きたる少女の眼
ちょっと意外なところで、顎あたりに注目してみたり。
・弓を引く少女の顎や薫る風
思い切って少女を省略してみたり。
・薫風や弓引く指の美しき
(美しきは主観ですが、この形なら多少意外性もあるのでアリかと)

長々失礼しましたm(__)m

点数: 2

「故郷と似ても似つかぬ味蕨」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 故郷と似ても似つかぬ味蕨

鮒の甘露煮さま、こんばんは。
蕨を送ってくれるなんて素敵ですね。ほっこりする一句です。

「故郷」とすることで、今は親元を離れていることがわかって上手い構成ですね。

細かいところですが、一瞬「味蕨」という単語に見えてしまうのと、「似ても似つかぬ」とまで言ってしまうと「美味しくない」というニュアンスでちょっと季語が可哀そうかもです。

・故郷の味には及ばねど蕨
くらいでどうでしょうか。
またよろしくお願いいたします。

点数: 0

「母の日に母膨らませ風船のごと」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 母の日に母膨らませ風船のごと

負乗さま、こんばんは。
「あたたかき~」へのコメントをありがとうございました。

そうなんです、コメントに書きそびれてしまいましたが、「あたたか」「夏柳」の季重なりです。
「柔らかき」等にしようかなとも思いましたが、「あたたか」は他の季語と一緒に使われているケースも多いみたいなので、試しに使ってみました。
あたたかき雨が降るなり枯葎/正岡子規
梅一輪一輪ほどの暖かさ/服部嵐雪
まあ避けた方が無難ですよね…ありがとうございます。

御句、ユニークな措辞と裏腹に深く、寂寥感のある句ですね。
こういう句はまだまだ詠めないなぁ。
素敵な句です。ありがとうございました。

点数: 1

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