俳句添削道場(投句と批評)

ハオニーさんの添削最新の投稿順の31ページ目

「豚汁の湯気や札幌雪祭」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 豚汁の湯気や札幌雪祭

札幌雪祭は季語として成立します
二月に行われるというのも伝わる上に、きちんと季語として
たとえ歳時記に載っていなくても、どんどんチャレンジした方がいいと思います

豚汁をつくる人は、果たして屋台のおじさんなのか、札幌に来る親戚を待つおばさんなのか、札幌の料理屋さんなのか、と想像がふくらみます
それだけ、さっぽろ雪まつりはアツい祭だと言おうとしているのかと思いました

私なら、この「寒暖の差」についての対比をもっと解釈してもらえるようにします
「さっぽろ雪まつり」とホームページではそう紹介されていたので、お祭りの名前の表記はホームページに合わせます

豚汁の煮えてさっぽろ雪まつり

「煮えて」で、豚汁の鍋も心理的な様子でも、沸き立つようなイメージをしてもらおうと考えました

湯気も表現として悪くはなく、個人的には好きですが...
ここを諦めないと違う描写は出来ないのです

長い季語を選択した状態で、多くのことを詰めこむとすぐパンクしますから、このバランスはいつも悩むところです

点数: 2

「三日月や身を浄めたる刀鍛冶」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 三日月や身を浄めたる刀鍛冶

朝から悔しげなハオニーです
これは成功した「理系の句」ですね
「理系の句」と私が勝手に呼んでいるだけですから、公式用語ではありません
私なりの定義も後述します

まずはこの句を考察してみます
「刀鍛冶」という言葉で、鍛冶をする場所の職人さんだとすぐに分かります
「浄める」という字が「清める」じゃないこともプラスに働いています
「浄」という字に宗教的な匂いや神聖さが加わり、意図通りの効果を得られています

私、季語をあえて「満月や」にしたらどうなるかと試してみました
しかしこれから刀をつくる行程があるわけですから、ここで満ち足りた感じを出しては早すぎる気がしました
「三日月」は正解です
私なりに正解だと考えた理由は感想に置きます

完了の「たり」がきちんと連体形になっているのも、文法はきちんと押さえている方だと分かります

私の感想
身を清め終わった刀鍛冶師から、緊張感や決意を新たにした表情がきちんと見えてきました
三日月は朝に昇り夕方に沈みますから、朝の凛とした空気も鍛冶場の緊張感に作用しています
ここに「三日月」の必然性を確かに感じました

この句は、直さなければいけないところはございません

この言葉じゃないといけない理由が分かり、言葉の経済効率を理解して適切な位置に置いている
そして、感情ではなく別のデータ的な言葉で感情をも想像してもらう
これが理系の句なのだな、と勉強になりました

点数: 1

「蕗の薹天に芽ふけば春模様」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 蕗の薹天に芽ふけば春模様

春はあけぼの、朝早く起きるのがつらいハオニーです
ふきのとう、先を越されていてなかなか取れないんですよね私...

季語について整理します
季語は「蕗の薹(ふきのとう)」だけです

ここは勘違いしやすいポイントなのですが...
春模様、桜模様などと「模様」がつくと季語ではなくなるのです

今回のこの句の「春模様」は、「春柄のなにか」という意味合いがあります
春模様というものを調べてみましたが、梅のようなものだったり、桜のようなものだったり、そういう模様でした
そのため、春模様では少し具体性に欠けるかと思います

手直し
時間情報に関することが「春を知らせる」としかなかったので、時間情報の描写を入れることが出来そうです
私は早朝の光景なのだろうと想像しましたので、そのように仮定します

春のやわらかい感じを出すために、「蕗の薹」をひらがなで書く方法もあります
これは小さな配慮です

朝まだき天へ芽吹けるふきのとう

点数: 3

「焼き芋や銀紙ときて湯気を吹く」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 焼き芋や銀紙ときて湯気を吹く

いつも通り太いハオニーです
焼芋を食べたくなるような句だとは思います
ただ、「美味しそうか否か」で得点にするか迷ったというよりは、「驚きがあったかなかったか」で、得点にするか迷ったのだと思います
そのあたりを詳しく見ていきたいと思います

「焼芋や」と先に言ってしまうと、銀紙を開いて何がそこにあるのだろう、という期待感がなくなります
決定的な問題はそこだと確信を持っています

「吹く」という動詞とくっつけて、焼芋を最後に字余りで置いて手直しします
銀紙を開けば湯気を吹く焼芋

ここで上級テクニックを
「湯気を吹く」だと、「ホイル焼き」でも「焼芋」でも構わない当たり障りのない表現です
「焼芋」じゃないとダメだと言わせられる表現が出れば、食通も俳句通も唸るでしょう

銀紙をとき焼芋の香の甘し
焼芋を食べながら考えた結果がこのあたりです
これが現状の私の力だと思っていただければ幸いです

点数: 2

「鍋奉行場を仕切りけり鴨余る」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 鍋奉行場を仕切りけり鴨余る

鍋料理を自宅ですると、奉行は任せられないと言われるハオニーです

寄せ鍋、キムチ鍋など、鍋料理となれば季語になるのですが、今回は鴨鍋と想像出来るのでこれでOKです

少し気になる点を煮詰めていきます
「鍋奉行」という状況と人物が一発で分かる素晴らしい言葉があるため、「場を仕切りけり」はなくても構いません

「けり」という切れ字をどうしてもとおっしゃるのなら「鴨余る」にくっつけて「鴨の余りけり」とすれば使えます

たとえば
鍋奉行小皿に鴨の余りけり

これで、鍋奉行がうっかり入れ忘れたと想像することも、しっかりと用意していた鴨を置き忘れたと想像することもできます

原句のままでも手直ししたあとでも、うっかりものの鍋奉行が想像できますね

切れ字についてお悩みのようですので、コラムを披露します...

点数: 2

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