俳句添削道場(投句と批評)

ハオニーさんの添削最新の投稿順の30ページ目

「こもれ日と揺れる眠たげ春の森」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: こもれ日と揺れる眠たげ春の森

穏やかな句ですね
わたしは「眠たげ」に対して「春の森」は、季語としていいと思います
「秋の森」や「夏の森」ではこの雰囲気は生まれませんから

何がどうして揺れているのか、がわかりにくいのは確かです
理由は読み手の解釈でいいので、分からせなくてもいいとは思うのですが…(
木漏れ日が揺れているように見えたのか、春の森が揺れているのか、それとも両方(全体)なのか
意図としては眠たげな雰囲気で、木漏れ日も春の森も揺れている
だから悩んだ末に、並列の「と」を置いたのだと考えました

そして「切れ」をつくったほうがいいのか?という問いに答えます
私はどちらでもいいと考えていますが、俳句を少し分かってきた人はよく「切れ」を推奨してきます

この場合は「ねむたげ」を上五に置いてみるのが得策です
ねむたげに木漏れ日揺れる春の森
と、「眠たげ」がぽつんとある違和感は消えます
ねむたげに揺れる木漏れ日春の森
中七を体言止めして、軽い切れを作れます

ここからは上級テクニックです
「木漏れ日」のイメージと「春の森」の重なりが大きいのです
木漏れ日といったら森林だよね
と、想像できる範囲に入ってしまって驚きがなくなっています

だから、「揺れる木漏れ日」をあえて言わずに季語「春の森」で全てが分かるような句にします
ねむたげにひかりの注ぐ春の森
ねむたげに注ぐひかりや春の森

取捨選択が人によって違うかと思います
裏を返せばそれは、可能性がたくさんある句だということです
どこを追求するかで、必要な言葉は変わってきます
作者さんの望んだ言葉をうまく残せる人もいれば、違う可能性から作者さんを納得させる人もいます
私自身はそのあたりが行き当たりばったりで、軸がぶれていると反省しております

点数: 3

「神の留守うたた寝すかな堕天使が」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 神の留守うたた寝すかな堕天使が

はじめまして
うたた寝できない仕事をしている、俳句歴ちょっとのハオニーです
切れ字はその3つの使い分けができれば、俳句の添削はある程度できるようになります

堕天使は旧約聖書のお話で、神の留守は「全国の八百万の神様がこぞって出雲大社に集まること」を指しています
天使が堕天使となった理由は人間への嫉妬と、天使である我々は優秀だと思い込んでいた慢心です

「神の留守」のあとに西洋の雰囲気が出ると、どこかちぐはぐな世界観だと感じる人もいるでしょう
宗教の季語は、とてもやりづらいテーマです
それ以上に気になる点が二つあります

グレた(堕ちた)天使が煙草を吸ったり、天国での仕事をさぼってうたた寝していたりならばそれは「天使」であり、追放されたはずの「堕天使」ではないのです

そして、宗教の季語は具体性に欠けるものが多いです
具体的な映像を何らかの形で絡めていくと、「神の留守」がより活きてくるでしょう

私なら
天使らのうたた寝の海/神の留守
と、穏やかそうな海を絡めます

点数: 3

「夏の空入道雲が涙して」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 夏の空入道雲が涙して

はじめまして
自称・理論派のハオニーです

入道雲が泣いているようだ、という詩をつくろうとする意志は感じ取れました
季語が「夏の空」「入道雲」と、2つあります
「入道雲」から読み手が想像出来る景色には、必ず「夏の空」が含まれています
俳句は音数が限られているため、重複表現は基本的に避ける方がいいでしょう

私なりに手を入れてみました
雨が降れば髪が濡れるということで、個人的に面白いと感じた表現があります
「ざんばら髪」は、結った髪を解いたり切ったりしてそのままになって乱れた髪

ざんばらな入道雲の涙かな

点数: 2

「三陸の漁師に加護を三社祭」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 三陸の漁師に加護を三社祭

俳句は独学で覚えつつあるハオニーです

三社祭は葛飾なのに、なぜ「三陸の」で始まっているのか...
説明を聞くまでは「韻」を踏んでいるのだと思いましたが、それだけではなかったようですね

浅草神社の神様に関係があるようですから、「漁師に加護を」よりは「漁夫にご加護を」と言った方が、作者が祈る感じが強く伝わってきます

「加護を」にこだわらないのであれば、より強く祈る感じをさらに強く出せます
韻ももっと多く踏みます

三陸の漁夫よ幸あれ三社祭
「命令形」も使いようです

点数: 1

「カフカ魅すお城を照らす名月や」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: カフカ魅すお城を照らす名月や

文学には相当疎いハオニーです
こう見えて理系出身です 理系と俳句は結構関係あるのです

カフカの「城」を持ってくるとは、私の苦手とする映像化を図りづらい分野がきましたね…
しかも、「実際の城を見たときの感動したカフカ氏」と「自分の作品である『城』の世界観を名月が照らしているところに感動したカフカ氏」を描くという限定的な句意であるため、どう描写していいか難しい句です

「名月や」を頭に置いて、残り十二音で「作者が感動した」などと限定的な意味を書かずに、「読み手を感動させてみせるんだ」と映像を描写してみましょう

名月やカフカの城へ置く涙

私にできるのは作者さんの意図通りの添削ではなく、作者さんの考えの及ばなかった範囲を少しだけ照らすことです
これで視野が広がって、今まで表現出来なかったことが出来るようになれば、より高度な技術の応用ができます

点数: 2

ハオニーさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

カーナビのかすかな狂い遠花火

回答数 : 2

投稿日時:

行けど行けどトロッコ列車遠花火

回答数 : 4

投稿日時:

水温む三十八度線あたり

回答数 : 49

投稿日時:

陽炎や連敗後のホームゲーム

回答数 : 11

投稿日時:

添削の礎いずこ蝉時雨

回答数 : 18

投稿日時:

ハオニーさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

立ち込みて浅瀬の飛沫秋の風

作者名 久田しげき 回答数 : 2

投稿日時:

駄菓子屋を畳む張り紙秋の雨

作者名 たけたけ 回答数 : 3

投稿日時:

春障子孫のひそひそ話らし

作者名 久田しげき 回答数 : 0

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ