俳句添削道場(投句と批評)

ハオニーさんの添削最新の投稿順の33ページ目

「彼岸花ファインダ越しやボードレル」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 彼岸花ファインダ越しやボードレル

添削以来の句が最近出てこないハオニーです
質が上がり、量は減りました

余談はさておき、こちらの句で解説しましょう
「や」は文法的におかしいと気づいたようですね
そうです、「や」は来ない方がいいのです

彼岸花/ファインダ越しや/ボードレル
「/」で句の切れる場所を表現しています
一句が三つに切れています
俳句ではこれを「三段切れ」といい、一句がまとまりづらい、調べが滞る、リズムが悪いと嫌われる傾向にあります
三段切れの成功例はたくさんありますが、避けるのが無難です

感想
カメラ越しにシャルル・ボードレールの姿が見えたのかもしれない、というものだと伝わりました
彼岸花の「彼岸」が死を連想させるので、季語の使い方は合っていると思います

切れ字をするとしたら、ファインダ越しを強調するよりはボードレールを強調した方がいいと思います

カメラのファインダにボードレールが映ったかもしれない、というのなら
疑問・反語の「か」を使い
ファインダにボードレールか彼岸花

彼岸花という季語が先にでると、「あー、このボードレールという何かは亡くなった人なのだろうな」と展開が読めてしまいます
俳句を途中から読もうとする人はほぼいないので、上から下(横書きなら左から右)へ読んだときの展開を考えて語順を決めればいいのです

点数: 2

「玉子酒頑固親父の曳く屋台」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 玉子酒頑固親父の曳く屋台

玉子酒頑固親父の曳く屋台

句の説明の「アンタは風邪気味だから、玉子酒を飲んでおとなしくしていろ」とか言い出たげな頑固親父、このワンシーンはとても面白いですね
そのような自分の描きだしたイメージを読み手にしてもらえたら、感慨深くなるでしょうね

二択で悩んだようですが、私はもう一方「屋台曳く頑固親父の玉子酒」の方が近い気がします
玉子酒が最後に来ると、屋台の頑固親父が玉子酒?
と、頑固親父と玉子酒のギャップでインパクトがあります
「頑固親父の玉子酒...でいいんだよね?」と、熱燗なら普通、おでん酒なら平凡なところを、玉子酒で予想を裏切るんですからね
酔いどれ防人様は、玉子酒にまつわる頑固親父のシナリオを読み手に想像させたいようですので、最後にネタバラシをした方がいいでしょう(この場合は)

動詞一つで感情や状況まで推測できるため、私は動詞の選び方を一番気にします
「曳く」という動詞は、何かを引っ張っている、ズルズルと引きずるという意味があるようです
玉子酒という季語と取り合わせると...
親父さんが、「冬だろうと、屋台を休むわけにはいかない」と玉子酒を飲んで無理をしてまで屋台を引っ張っていく光景が出てきます

質素に手を入れるなら
屋台には頑固親父の玉子酒

「こんな軽い添削でいいの?」と思われるでしょう
「曳く」以外の15音はきちんと機能していますし、「曳く」だけが意図に沿わなかっただけです
「曳く」の代わりの動詞・形容詞を見つけられなかったため外しました

頑固オヤジ玉子酒煮る屋台かな
なんて句も考えましたが、上五が一音多くビシッと決まっていない上に別のシナリオのため、これは手直しとは呼べませんね

点数: 2

「朝まだき炭熾す背に赤子泣く」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 朝まだき炭熾す背に赤子泣く

はじめまして
炭シャンプーが好きなハオニーです

映像としては十分仕上がっていますね
夜の明けきらない頃に、台所で炭起こしをしている人物
その人物は泣いている赤子を背負っている
と、きちんと想像できます

そして、語順でお悩みだというのはよくわかります

赤子泣く背に炭熾す朝まだき
炭熾す背に赤子泣く朝まだき
朝まだき炭熾す背に泣く赤子

など、語順をある程度入れ換えたとしても句が成立します
どの順番が効果的であるか、この調整が難しいのですよね
一番伝えたいものが何であるかによって、最適解は変わってきます
説明に書いてあることしか分からないので、書いてある範囲でやってみます
ウソを書くわけにはいきませんからご容赦ください

伝えたかったことの中に「泣いている赤子は私です」というメッセージがありますね
この意図が読み取れるように工夫します
そのため、朝まだきの漠然としたところから来て、最後に赤子へ焦点を絞っていくと自然です
朝まだき炭熾す背に泣く赤子

これで、この赤子はどんな人物なのか?というところを読み手が想像してくれるでしょう
作者自身がその句に登場していて、炭起こしをしているかもしれない
はたまた、泣いている赤子なのかもしれない
と、想像出来る方もいらっしゃるでしょう

私は、作者は炭起こしをしている人物かも...と思いました
赤子だと言われて、それも面白い考えだと思いました

点数: 2

「レシピ見て厨にひとり大晦日」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: レシピ見て厨にひとり大晦日

大晦日は仕事に行くハオニーです
「忙しなさ」が大晦日だと認識しているため、私の解釈は皆様と異なるかもしれませんご了承ください

大晦日でなくてもいいかな、という気はします
レシピ見て厨にひとり秋の夜
と、穏やかな季語でも合うと思ってしまうのが私の感じかたです

少し形を整えて、解釈を広げる狙い方もあります
レシピ見る厨のひとり大晦日

年末騒いでいる家族をよそに、一人だけおせち料理を作っているのかもしれない...
という解釈だけでなく
ほかにも人がいて、おせち料理を共同作業で作っている
そのレシピを見ている人物は、リーダーなのかもしれないし料理が苦手な人かもしれないし、はたまた几帳面すぎて分量を絶対に間違えまいとしているのかもしれない...
後者の解釈だと「大晦日」という忙しない雰囲気をもつ季語を活かせるため、季語が動きづらくなります

点数: 3

「ポッケよりのぞくリボンやクリスマス」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: ポッケよりのぞくリボンやクリスマス

「の」で切るか「や」で切るか迷いました、という真意は分かりかねますが...
切れをつくるなら「や」です
「の」で意味上の切れをつくることはできません
「の」は基本的に、下へ意味が続くときに使う助詞です

ポッケよりのぞくリボンのクリスマス
とすると、「リボンのクリスマス」という不思議な言葉の意味が分からないまま終わります

「のぞく」は少し気になります
「覗く」と「除く」が考えられ、ひねくれものが「除く」の解釈を作り上げてしまう可能性もあります
ひらがなで書いた方が優しい感じがするもので、漢字で書いたほうが字面が浮き出てくるときが多いのです
表記については、実際にいろいろ試してみないと一番近いところが分かりづらいものです

私はこれがいいと思いました
ポッケより覗くリボンやクリスマス

点数: 1

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