「神の留守うたた寝すかな堕天使が」の批評
回答者 ハオニー
はじめまして
うたた寝できない仕事をしている、俳句歴ちょっとのハオニーです
切れ字はその3つの使い分けができれば、俳句の添削はある程度できるようになります
堕天使は旧約聖書のお話で、神の留守は「全国の八百万の神様がこぞって出雲大社に集まること」を指しています
天使が堕天使となった理由は人間への嫉妬と、天使である我々は優秀だと思い込んでいた慢心です
「神の留守」のあとに西洋の雰囲気が出ると、どこかちぐはぐな世界観だと感じる人もいるでしょう
宗教の季語は、とてもやりづらいテーマです
それ以上に気になる点が二つあります
グレた(堕ちた)天使が煙草を吸ったり、天国での仕事をさぼってうたた寝していたりならばそれは「天使」であり、追放されたはずの「堕天使」ではないのです
そして、宗教の季語は具体性に欠けるものが多いです
具体的な映像を何らかの形で絡めていくと、「神の留守」がより活きてくるでしょう
私なら
天使らのうたた寝の海/神の留守
と、穏やかそうな海を絡めます
点数: 3
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こんにちは。
切れ字の「や・かな・けり」の使い方が本当に難しいですね。
でも切れ字に大きな魅力を感じます。
「神の留守」(冬)という季語があるらしいと調べました。
神様が何かのお仕事で天国を不在にしておられる時に、
ぐれた(堕ちた)天使が煙草を吸ったり、天国での仕事をさぼって、
うたた寝している、そんな句意です。
よろしくお願いします。