俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削最新の投稿順の70ページ目

「星涼しアッサラームと機長から」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 星涼しアッサラームと機長から

友也さん、こんにちは。

御句、良いと思います。

「アッサラーム」の語義は伝わらなくても、飛行機の機長から乗客への挨拶だということは伝わります。季語「星涼し」、異国の夜の空港への到着。日本の空と違って星もよく見えたのではないかなあと想像します。

「平安あれ」にしなくて正解だったろうと思います。別に挨拶を翻訳する必要も感じませんし、「平安あれ」とあると読み手の深読みが発動しそうです(「平安」に対して意識的にならなければならない状況なのか、とか考えると…緊急胴体着陸とか)。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「露先のふくらむしづく栗の花」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 露先のふくらむしづく栗の花

げばげばさん、こんにちは。

「角川俳句」だけでなく「俳句界」にもですか。私はちょっとそこまで手を広げるのは…。
俳句総合誌は、雑誌についてくる専用葉書とか投句券とかのために必ず紙で買うことになるので、総合誌の投句先を増やすと、それだけ自室に紙の量が増えることになるのが気の引けるところ。「電子書籍」&「投句券を電子コード化」&「葉書でなくWeb入力フォーム」に変えてもらえれば、手を出すかもと思うのですが(あの「KADOKAWA」でさえ変えないところからすると、そこまで設備投資できるジャンルではないということか。あるいは、投句の敷居を低くしたら投句数増大で選句側のキャパが…という問題か)。

御句について。

・「ふくらむ」という語が合っているのかどうか。蕾とか風船とか“内側からの圧力”を受けて大きくなるのが「ふくらむ」だと思うので、露先の雫が大きくなっていく様を「ふくらむ」とは言いにくいかと(表面張力とかまで気にすれば、水滴にも圧力がなくはないけれど、そこまで微視的なことを言う句でもないでしょうし)。
あるいは、何かの比喩ならば…と思いつつ、コメントに「観察の句」とあるのでそういうつもりも無さそうで。

 露先にしづくの凝りて栗の花

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「ででむしの歩みフェンスを越えてゆけ」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: ででむしの歩みフェンスを越えてゆけ

イサクさん、こんにちは。

「蝸牛」秀作おめでとうございます。

これだけ回を重ねられたら、祝辞はそこそこで良い気がするのですが(来るべき特選にとっておけば、とも)。みなさんのお祝いは盛況ですね…。

秀作の句は、よく解りました。ばっちり決まった一物句、素晴らしいです(他人の作った取り合わせ句には、かなりの頻度で疑問符の浮かぶ私なので尚更…)。

御句について。

蝸牛のいる景色としてのフェンスは、よくあるフェンス。越えたとしても景色が一変することは無さそう。蝸牛の目はどうか知らないが、少なくとも人間の目には越えても大して変わらない景色が既に見えていそう。

それを「越えていけ」とは、なかなかに蝸牛(≒イサクさん自身)に厳しい反省の弁だな、と受け取りました。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「三枚の銀のエンゼル晩夏光」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 三枚の銀のエンゼル晩夏光

げばげばさん、こんにちは。

御句について。

あちこちにお祝いの挨拶句が…一句としてはどうだろう? と思いながら眺めていましたが、この句は一句としても面白いと思いました。
季語「晩夏光」と相まって、お祝いにしては、寂しさ・感傷を感じさせる句になっている気もしますが…)

銀のエンゼルが三枚。おもちゃのカンヅメまであと二枚。と考えると、やっと半ば?
まあ、イサクさんならあと2回だの、特選だの、この調子で直ぐなのでしょう。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「月涼し嫁はいるかと運ちゃんが」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 月涼し嫁はいるかと運ちゃんが

友也さん、こんにちは。

御句について。

上五に月・星の季語、中七に発言内容+「と」、下五に発話者。
「アッサラーム」の句と、季語も句の形も似通っているので、二句を比較してしまい、一句としては鑑賞しづらいです(時間をおいてこの句だけ出されたらまた違う感想だったでしょうが)。そして比較するなら、「アッサラーム」句のほうが良いですね。

“運ちゃん”という言葉が面白いので、別の句で活かせればいいなと思います。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

長谷機械児さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

初詣一里塚めく句碑をたどり

回答数 : 5

投稿日時:

父と子を追ふ夏休の掃除機

回答数 : 7

投稿日時:

大南風やくざな鳥の来て騒ぐ

回答数 : 3

投稿日時:

汗ばむやネクタイにつながれしまま

回答数 : 6

投稿日時:

ヒートンぐりぐり薄暑の壁抉る

回答数 : 2

投稿日時:

長谷機械児さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

庭の葉の一枚添へて夏料理

作者名 やす 回答数 : 1

投稿日時:

呪わるる布団出られぬ朝七時

作者名 イサク 回答数 : 7

投稿日時:

夕暮れの薄ら日透けて秋の空

作者名 三男 回答数 : 2

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ