俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削最新の投稿順の69ページ目

「炎天や親はパラソル子はプール」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 炎天や親はパラソル子はプール

イサクさん、こんにちは。

御句について。

「○○は××」の繰り返しがあり、その中の「××」はパ行の音で始まり“ル”で終わる。俳句にしては韻で固めすぎという感じがして、俳句ではない別のところでこういうのを見たような…、

で、思い至りました。これは、松鶴家千とせ師匠ですね。
この調子で先を続けていくと、ペットはプードルで、弟はペンシルで、妹はパステルだった、とかいった感じにシュールな世界に入り込むのですね。
師匠は今年お亡くなりになったそうで、合掌。追悼句ならば、上五を「夕焼や」にするとか、どうでしょう。

…そういうつもりでないならば、失礼致しました。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「炎天のバレーボールに飛ぶ悲鳴」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 炎天のバレーボールに飛ぶ悲鳴

なおじいさん、こんにちは。

御句について。

他の皆さん同様に、景が定まりませんでした。

室内スポーツに「炎天」というのはどうも…。というところから、本当はビーチバレーの景だったのを、ビーチバレー自体が季語っぽいからバレーボールに変えてしまった、みたいに見えました。ただ、ビーチバレーとすることで「炎天」は解決出来ても「悲鳴」は…。ビーチバレーのギャラリー程度だと、屋外で発する悲鳴なんて、海風にかき消えそう。

次に考えたのが、屋外のパブリックビューイング。「悲鳴」は当てはまりやすい光景かなと。追いつかれた、逆転された、という展開に際して、ナントカアリーナとかの会場に集う大勢の観客から一斉に発せられる悲鳴。ただ、これだと、何の競技でも同じなのですが…。

どちらも一長一短ある感じで…。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

「炎天を歩む化石のごとき亀」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 炎天を歩む化石のごとき亀

土谷海郷さん、こんにちは。

御句について。

私は全く知らない光景ですが、良いのではないかなと思います。「化石のごとき」という判るような判らないような比喩がなんとも…。

一点、「炎天を」は、「炎天下」がいいと思います。「炎天」は空のことなので、亀の歩みについて「炎天を」というのは合っていないかなと。亀は、空に向かっているわけでなく、空中を歩くわけもなく、地に足つけている存在なので。

 炎天下歩む化石のごとき亀

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

「炎天が吾のうしろに張り付きぬ」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 炎天が吾のうしろに張り付きぬ

たーとるQさん、こんにちは。

御句について。

・上五の助詞「が」と、下五「張り付きぬ」の文語文法とが合っていないので、口語・文語のどちらかに統一した方が良いと思います。
・「吾のうしろ」の「われの」というのも、ふつうは「わが」というところを音数のためにどうにか収めたといった感じがします。

 炎天の張り付きにけり吾が背(そびら)
 炎天が背中に寄りかかつてゐる

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「駆け抜ける風と僕らのソーダ水」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 駆け抜ける風と僕らのソーダ水

友也さん、こんにちは。

「夏空や」以降の御句3句、季語以外に出て来る言葉が「声」「時」「風」という“使い勝手の良い”感じの言葉で、これを形容する言葉も、どこかで聞いたような(コメントにもある「CMのキャッチコピーみたいな」)言い回しになっています。

自分の頭の中を探してみても言葉なんてそうそう見つかるものでなく、俳句の材料は自分の外に求めるのがよいとは、プレバトのN先生が言っていたのだったかなあ…。自分の外側に目を向けて(花鳥風月を愛でに吟行に出るのは難しくても、ニュースでも映画・小説・漫画・ゲーム等々でも、生活の実体験でも)これを言葉におこすのが、つまるところ「写生」なんだろうと思います。

宗教の句は信心人それぞれなのでコメントしづらいのは事実ですが、実体験句、写生句までも封印したままだと、この先似たような句ばかりになるのではないかなあ、と思います。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

長谷機械児さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

初詣一里塚めく句碑をたどり

回答数 : 5

投稿日時:

父と子を追ふ夏休の掃除機

回答数 : 7

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大南風やくざな鳥の来て騒ぐ

回答数 : 3

投稿日時:

汗ばむやネクタイにつながれしまま

回答数 : 6

投稿日時:

ヒートンぐりぐり薄暑の壁抉る

回答数 : 2

投稿日時:

長谷機械児さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

満月を夫と眺む薄氷の刻

作者名 秋恵 回答数 : 2

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書きかけの手紙の重石冬林檎

作者名 たけたけ 回答数 : 3

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残菊や乱れみだれて庭の隅

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