俳句添削道場(投句と批評)

知世さんの添削最新の投稿順の52ページ目

「花野へといそぐ花野にまにあふやう」の批評

回答者 知世

添削した俳句: 花野へといそぐ花野にまにあふやう

いつもお世話になっております。
う〜ん、またしても「花野=異界に立つ母というイメージは恐ろしかろう」という自分の中だけの了解に従って句を作ってしまいました。
イメージとしては、げばげば様やはや様にコメントいただいたことが近いのですが。
良くないですね〜反省です。

さてこちらの句、私も解釈に悩んでしまいました。
単純に考えれば「花野が枯野になってしまう前にぜひ見たい!」という句?
はや様のコメントの「花野といえば高原にある広い場所のイメージ」を見て、じゃあ「登山中、日が暮れる前に目的の花野が見たい!」という句かなとも。
私の中では花野というと「武蔵野図」のようなどこまでも続く平野のイメージだったのでこれはあまりピンと来なかったのですが…。
あるいは何かの象徴としての花野?「最後に一花」のような。
でもそれはイサク様にしては漠然とし過ぎてますね。
ぜひ正解が知りたいところです。

点数: 1

「屋敷跡石垣だけの花野かな」の批評

回答者 知世

添削した俳句: 屋敷跡石垣だけの花野かな

いつもお世話になっております。
お褒めの言葉?とっても嬉しいです^_^
自分の好きなもの、感じたことを詠みつつ、独りよがり脱却したいところです。

花野のイメージとして「無常」というものがあるかと思いますが、こちらはそれが良く表せている句だと思います。
「だけの」が少し気になり例えば「残す」の方が良いのではというのは私も感じました。
お屋敷よりも今現在の花野に主眼を置いて「残る」も良いかな〜と思いました。

お屋敷の石垣残る花野かな
「お屋敷」どうかと思いましたが、きっと在りし日の「お屋敷」が読み手にとって馴染み深くかつ憧れの存在であったのだと、「お屋敷」と呼ぶ存在であったのだと…今勝手に決めてしまいました。

点数: 0

「無花果や中みつちりと赤く濃く」の批評

回答者 知世

添削した俳句: 無花果や中みつちりと赤く濃く

いつもお世話になっております。
花野の句、独りよがりな句であったにも関わらず意を汲み取っていただきありがとうございます。
まさにそうした、偉大であるからこそ時に恐ろしい(仰るとおり叱られて、とかではなく)母の姿を美しくて静かで、でもどことなく怖い雰囲気のある花野に託したつもりでした。

花であり果実でありかつそのどちらでもない無花果、果物の中でも少し異質な存在ですね。
こちらの句はその不思議な雰囲気を良く表していると思います。
「みつちり」が特に良いな、と思った一方で、「無花果ってなんか繊維質でスカスカしてなかったっけ?」と検索してみたら成る程中まで詰まった種もあるんですね〜綺麗。
これは正に「みつちり赤く濃く」と詠みたくなりますね。
少し気になったのが「赤く濃く」の並列表現で、「赤が濃い」わけではないならじゃあ何が「濃い」んだろう?ということでした。香り?肉感?

点数: 1

「釈迦牟尼の七歩あゆみし花野かな」の批評

回答者 知世

添削した俳句: 釈迦牟尼の七歩あゆみし花野かな

ディストピア担当ですこんばんは。
とはいえ私も祖先の霊の帰るところは安らかな場所であって欲しいと願ってます^_^本当ですよ!

「釈迦牟尼が歩みし花野」面白いですね。
最初単純に花野を歩いているのかとも思いましたが、誕生&ハスの花ということで、釈迦の歩いた足跡に花が咲くというイメージでしょうか?
でも私もやはりその「七歩」に引っかかってしまいました。誕生の時なら春だよな〜と。
これは的外れかもしれませんが、「花野」やはり美しいだけでなくどこか寂しさを感じる季語だと思うので、誕生のイメージとそぐわないようにも思いました。(とはいえ諸行無常のお釈迦様なのでその限りではないかもですが)
「花野」よりも相応しい季語がある気がしますが、足跡に花がバーっと咲くイメージは美しいですね。

点数: 1

「六条御息所の彳つ花野」の批評

回答者 知世

添削した俳句: 六条御息所の彳つ花野

花野の句にコメントありがとうございます。
どこかで読んだのですが、「俳句は読者に気持ちよく仕事をさせなければいけない」のだそうです。
つまり想像の余地がなきゃだめということなんだと思いますが、私は必ずしもそれが「綺麗」とか結論の部分じゃなくても良いと思うんですよね。
「満月きれい」で「だよね」ってなるのはダメですけど「満月こわい」で「何で?」って、そこを想像させるのはアリなんじゃないかな〜と。
まあ何かの賞とか句会とかだとつっこまれるのかと思いますが、試しに「おそろし」使われてる句調べてみたら結構面白い句が多いんですよ。
でも今回の私のは「おそろし」が独りよがりになってしまってダメでしたね。
ご提案いただいた句の方が良かったです。

六条御息所、源氏物語の中では一番好きです。
何となく嫉妬深い捨てられメンヘラ妖怪おばさんみたいなイメージになってますが、抑えられない嫉妬心に苦しみ慄いて自ら身を引くような人なんですよね…全部光源氏が悪い。
狂女烈女生霊人外女性は沢山いますが、花野に迷うのにこんなに似合う人もいないかもですね。
「彳つ」の表記も面白く思いました。
字数節約するなら「御息所」表記でもギリギリ伝わる気もしますが。

点数: 1

知世さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

吾子のまた病得しこと夏の草

回答数 : 5

投稿日時:

致死量の歓声浴びて運動会

回答数 : 6

投稿日時:

妻であり母である人秋刀魚焼く

回答数 : 6

投稿日時:

おおかみのまつりのすみのひとのほね

回答数 : 2

投稿日時:

栞とす色葉男色大鏡

回答数 : 6

投稿日時:

知世さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

若竹の美味しさうなるしなりやう

作者名 負乗 回答数 : 12

投稿日時:

一周忌兄の想いの実千両

作者名 04422 回答数 : 3

投稿日時:

宇万良咲く万葉集をもう一度

作者名 雪柳 回答数 : 1

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ