「花野道先生虫に好かれをり」の批評
回答者 知世
添削した俳句: 花野道先生虫に好かれをり
いつもお世話になっております。
「風が止んだ瞬間が怖い」というのがあったので上五はどうでもいい要素というわけではないのですが、「しづまりて」で十分というのはあるかもですね〜。
少しでも具体的描写を、と思ったのが説明っぽくなってしまってそう思わせてしまったのかも?
季語論みたいなのは機会があれば聞いてみたいですね。とりあえず花野難しかった〜。
私は幻想のイメージから逃れられませんでした。
リアルに寄ろうとすると遠山を背に夕日が〜とか自転車盗まれた〜とか何かありそうなやつしか思い浮かばず…。
こちらほのぼの句ですね。
げばげば様の読みがするどく私も共感したくなって登場しました。
これは主役が「私」だと句意が変わってしまう気がします。
虫の鬱陶しさに焦点が当たってしまうか、自分の滑稽さ=ちょっと愛すべき部分を自分からアピールする嫌らしい感じになってしまうと言ったら大袈裟かもですが…。
あははと笑われるのは、「先生」だからいいんですよね。
ベストな配役であるように思います。
ああでももう少し偉い人が集中攻撃されて気まずい句とかでも…句意が変わってしまうし、やりすぎでしょうか。
あんまり関係ないですが機械児様の漱石の先生というとやっぱり「こころ」の?
集中攻撃されるのはKの方って感じがします、何となく。
点数: 1