俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の960ページ目

「山々を鶴とびさいて桜まう」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 山々を鶴とびさいて桜まう

もろおかりえこさん、こんにちは。御句拝読しました。
俳句では、一つの季節を詠みまして、その季節を表す季語というのを置きます。
それは原則として一句に一つと決まってまして、二つ以上は季重なりと言って、上級者の離れ技だとされています。私たちは、季語は一つで作っていきたいですね。

それからしますと、御句は、鶴が冬の季語、桜が春の季語になります。
どちらかにしたいです。
また、もう一つの問題は、「とびさいて」という言葉ですが、これはどういう意味でしょう?あまり使わないと思うのです。飛び交うというのはありますけどね。

できましたら、冬か春の景色のどちらかに寄せて、もう一度詠んでいただくといいかもしれません。よろしくお願いします。

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「咲き乱れこぼれる花見て節目かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 咲き乱れこぼれる花見て節目かな

木の葉に火花さん、こんにちは。
御句拝読しました。
おっしゃるところはわかります。どんなものにも盛りがあるかと思えば、終わりに向かう節目というのがありますよね。

しかしそれをみんな入れてしまうと説明調になってしまって、俳句としては言い過ぎになるようです。

また、もう一つの問題は、俳句で「花」というと桜を表すのですよ!木の葉さんは、ここでは桜を意識しておられるのではないかと思いますが、これは桜の句になりますね(笑)。でもそれでもいいような。

私の提案句は次のとおりです。

・咲く花のこぼれる頃となりにけり

本当は、このようにした理由をキチンとご説明するべきなのですが、それがあまり得意でなくて、すみません。下五の「なりにけり」は、「なってしまったなぁ」という意味で置かせていただきました。
よろしくお願いします。

点数: 0

「春の風揺れる花々波のよふ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 春の風揺れる花々波のよふ

木の葉に火花さん、こんにちは。
御句拝読しました。

下五の「波のよふ」とは、「波のように」ですね。それなら「やう」ですが、「よう」でもいいですよ!

この句も、花々は桜ではないでしょう。色々な花ということですね。

まず「春の風」を季語として生かすとすると、

・波のごと花々揺らす春の風

というのがあるかと思います。「波のごと」とは、「波のように」という意味です。

季節を秋にしてもいいのでしたら(笑)、「花野」という美しい季語があります。

・波のごと風に漂う花野かな

下五を「花畑」とかにするのもありかと思います。

色々お伝えしましたが、他の方々のご意見もぜひ参考になさってください。私などよりいい提案をしてくださると思います。よろしくお願いします。

点数: 0

「思ひ出を棺の中へカーネーション」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 思ひ出を棺の中へカーネーション

葉月庵郁斗さん、こんにちは。
御句拝読しました。
私は、

・思い出とともに棺へカーネーション

というのをご提案しようと思ったのですが、ちょっと何か違うような気がして躊躇していました。
というのは、先月、母の日を目前に伯母が亡くなりました。お葬式でお花入れもして実際に白いカーネーションをたくさん入れましたので、帰宅後に私は、

・伯母の顔縁取る白きカーネーション

などという句を作りました。しかしなんか、カーネーションが本来の季語の役目をしていないと思い、どこにも出しませんでした。
それを思い出したためです。的外れなことを言っていたらすみません。

話は変わりますが、カーネーションで好きな句は、作者は忘れましたが、

・母になれなかった妻にカーネーション

です。一般の方の作品です。新聞の俳壇の入選作です。

またよろしくお願いします。

点数: 3

「黄泉へ詠む句一万ねぶの花」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 黄泉へ詠む句一万ねぶの花

佐渡さん、こんにちは。
御句拝読しました。これはいい句です。素晴らしい。
というか、こういう句をいいなと思う年になりました(笑)。

ただ、「ねぶの花」がわからなかったので調べました。合歓の花なのですね?
私は「合歓の花」とした方が、視覚的にも理解が進んでいいように思いましたが、佐渡さんがそうなさらなかったのは何故なのでしょう?
佐渡さんのことですから、それなりの意味があるのでしょうね。

また色々教えてください、よろしくお願いします。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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