「茶の花のこぼれし花の薫かな」の批評
回答者 なお
博充さん、こんにちは。
御句拝読しました。これはいい句ですねー。
私は浅学にして「茶の花」という季語を勉強していませんでした。というか、お茶の木に花が咲くんだ!?というレベルです。
考えてみたら、ツバキの仲間とのことですから、きれいな花が咲くのでしょうね。
でも、博充さんのコメントによりますと、可哀想な運命。確かに、お茶と言えば花より葉ですものね。
博充さんは、そんな、花が落とされてしまった後でも花の香りがする、という風情をお詠みになったのですね。優しいと思います。
ただ、下五の薫ですが、これだと「かおるかな」となり、「薫るかな」と「る」を入れたほうがいいと思いました。あるいは「香り」にするとか。
私は、この薫のことだけで、あとはこのままでもいいと思うのですが、もし、「花」を二度出すのを避けるのであれば、
・茶の花のこぼれしままの香りかな
・茶の花のこぼれてなほも薫るかな
などというのも考えられると思いました。よろしくお願いします。
点数: 1
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茶の花は葉への栄養を確保のため落としてしまうそうです。