俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1416ページ目

「身に沁むや象には象の親子あり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 身に沁むや象には象の親子あり

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
御句拝読しました。動物園ではゾウとキリンが人気とのこと、さもありなんと思います。というのは、絵本やアニメなどで見たそのままの感じがあるからだと思います。それにのんびりしていますしね。

御句、「身に沁むや象にも親子の愛のあり」とかにしそうなところを、人間には人間の親子関係があるように、動物には動物の、たとえば象には象の親子があるのだ、ということにあらためて気がついた、という発見の句ですよね。

このままでいただきたいと思う反面、インドやアフリカの草原ではなく、動物園であると入れたいかなとも思いました。

・象もまた親子で秋の動物園

「身に沁むや」を入れると、イサクさんの最後の提案句に似てしまうのでごめんなさい!

点数: 1

「満月を仰ぎし空や風そよぐ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 満月を仰ぎし空や風そよぐ

博充さん、こんにちは。
御句拝読しました。スーパームーン、見られましたか?
あれは大きいのは上り初めだけで、上るに連れてだんだん小さくなると聞きましたが、本当ですかね(笑)?

御句、まず、俳句としてはスーパームーンと言っても何のことかわからない人も結構いると思いますので、特にこだわらなくても、「満月」だけで十分に満ちたりた風情がありますから問題ないと思います。
ただ、もし、句に特別なスーパームーンを見たということを入れるとしたら、

・満月の少し大きな今宵かな

なんていうのもありかと思いますが、私は、個人的見解かもしれませんが、満月で十分だと思います。
それよりも、「仰ぎし空」がちょっと違和感があります。それに、空に風がそよいでもなかなかわからない。そよぐのを感じるのは自分の身体に吹いた時だと思います。
でも提案句は先ほどのもので、今日はこれで失礼します。

点数: 1

「あをに染まぬ鳥ゐる切手文化の日」の批評

回答者 なお

添削した俳句: あをに染まぬ鳥ゐる切手文化の日

辻 基倫子さん、こんにちは。
御句拝読しました。

感じさんもおっしゃっていますが、私も盛り込み過ぎのように思います。というか、俳句は否定形を使うと句がややこしくなるので避けたほうがいいと教わりました。すなわち、よく、「少なくない」とか言いますよね。普通の文章ならいいのですが、俳句でこれを使うと音数が増える上にわかりにくくなるので素直に「多い」と言ったほうがいい、ということだと理解しています。

それからしますと、「青に染まらない鳥がいる」、わかるのですが、「白い鳥」と言ったほうがいいような。
あるいは、あのデザインから色々な鳥と言ってもいいと思います。

あと、これは個人的な好みかもしれませんが、切手と文化の日のつながりが今一つしっくり来ませんでしたので、もし、「文化の日には手紙を書きたくなる」ということであれば、その含みを入れてみるのもありかと思いました。

・色鳥の切手を貼るや文化の日

「色鳥」は季語ですが、ここでは単に切手のデザインのことです。上五は「鳥どりの」とか「彩りの」とか迷いました。
よろしくお願いします。

点数: 1

「めばる煮る生姜一片鍋の中」の批評

回答者 なお

添削した俳句: めばる煮る生姜一片鍋の中

竜虎さん、こんにちは。
御句拝読しました。
あらちゃんさんと被るのですが、メバルは春の魚として有名なようですので、ここは、季節として秋の季語の生姜のほうを生かしてみたいと思いました。

・魚煮る生姜一片鍋の中

としてしまえばいいかもしれませんが、時節柄、能登の、というのは入れたいと思いました。

・新生姜効かせて煮るや能登の魚(うお)

下五、音数の関係で、「さかな」でなくて「うお」と読ませるのに抵抗があるのですが、とりあえずこれで置かせてください。よろしくお願いします。

点数: 2

「試験場おとぼけ顔のカスばかり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 試験場おとぼけ顔のカスばかり

ピアノ線さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。これから受験に向かう学生さんは大変な時期になりますね。

御句、まずは季語がないのが問題ですね。試験場、私は最初は運転免許の試験かと思いましたよ。これって一年中やってますからね。季節性はないです。英検も漢検もね。
ですから季節性のある試験は「入学試験」とかなら春の季語です。「受験」もそうかな。

次に、意味が取りにくいです。おとぼけ顔のカス、は、私は、試験で自信を持つために、他の人たちはみんな大したことはないと思い込む、そんな意味だと思いましたが、コメントを拝読すると、何やら自分の醜さを詠んだ?
そうなると、おとぼけ顔のカスは自分も含む?それでは自信を失いますね。マウント取れないでしょう。

いずれにせよ、カスは言い過ぎでは?作者自身が言い過ぎと思う場合は、何も知らない読み手には余計に不快に取られることが往々にしてあります。誰でも、人の俳句を読んで不快にはなりたくないですよね。

私は、受験で、誰よりも人一倍頑張ってきたのだ、という自信を表す句のご提案として、次のようなものを置かせていただきます。

・大試験だれより厚き吾のノート

ちなみに大試験というのは、今はあまり言わないと思いますが、学校に入るための試験ではなく、在学中の、進級や卒業がかかっている大事な試験という意味で、春の季語です。こういうのもありますよという意味で置かせていただきました。

試験、頑張ってくださいね。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

何もかも高い世なれどカーネーション

回答数 : 19

投稿日時:

行列の先頭いずこ陽炎へる

回答数 : 24

投稿日時:

車庫造るため引き抜きし桜かな

回答数 : 30

投稿日時:

ガラス戸に犯人の顔花の雨

回答数 : 25

投稿日時:

入院の爺見舞う爺春惜しむ

回答数 : 25

投稿日時:

なおさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

待ち合はせまであと少し木の芽道

作者名 イサク 回答数 : 24

投稿日時:

東南の柵ある庭に福寿草

作者名 素風 回答数 : 0

投稿日時:

歩けよその電柱まで冬の空

作者名 感じ 回答数 : 2

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ