俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1401ページ目

「林檎噛む村人Aに成りきりて」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 林檎噛む村人Aに成りきりて

慈雨さん、こんにちは。
御句拝読しました。これは面白い句ですねー。俳句に英文字(アルファベット)を入れると新鮮で目立ちますし、句選では有利だと思います(笑)!
それはさておき、私は下五の成りきりてがちょっと気になり、いや、文法的には問題ないと思うのですが、成りきって、ではダメかなあとか思ったからです。内容的にも特に昔風ではないから。

そんなことを書き込もうとして、一応他の方々のコメントを拝読。おっと、ヒッチさんが気になるコメントを。「村人が林檎を噛みますかねー」。ハッとしました。
そうだ、何かもう一つ引っかかっていたのですが、なぜこの村人は林檎を齧ったのだろう?と。自分で作って、味を見たのかなぁ。林檎を齧るのは村人Aより村の子Aのほうがいいのでは…いや、慈雨さんのご友人の役者さんなら、子ども役は無理か…とか、考えが飛躍していきました。

結論。

・林檎売る村人Aになりきつて

少し傷が付いたりした林檎を軽トラで安く売る役です。SDGsです!

点数: 1

「大クサメ吸気に混じりて雪の虫」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 大クサメ吸気に混じりて雪の虫

餡ころ餅さん、こんにちは。
御句拝読しました。雪虫という季語は、綿虫との区別が色々とややこしいのですが、ちょっとそれは置いておいて、表記の仕方と語順等についてお伝えしたいと思います。
まず、季語の「雪虫」を「雪の虫」としていいのかどうか。雪虫で一つの名詞ですので開いていいのかどうか。これはもっと詳しい方にアドバイスいただきたいと思います。

次に、「吸気に混じりて」。意味はわかりますが、なんとも堅苦しいような。「吸い込む」ではいけませんか?

あと、語順ですが、普通の順番にしてみました。

・雪虫をなまら吸い込み大くさめ

「なまら」は、北海道の言葉で「えらく」「めちゃ」というような意味かと(あらちゃんさん、OK?)。これでオリジナリティを確保しました(笑)。
これで完成形というわけではなく、推敲のベースです。よろしくお願いします。

点数: 1

「龍淵に潜む十円の青錆」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 龍淵に潜む十円の青錆

めいさん、こんにちは。
御句拝読しました。龍淵に潜むとは、難しい季語をお使いになりましたね!

御句、私は、「十円」を「十円玉」という硬貨、つまりモノとして読ませたいと思いました。もちろん、後から青錆と出てきますから、ああ、お金のことだなとわかりますが、中七までだと十円が価値(値段)のように思えて、「なんだか安いものの話」のような印象です。

そこで、少し言い換えを考えてみました。

・龍淵に潜みて銅貨青き錆
・龍淵に十円玉の青き錆

上は銅貨と少し高級感、下はズバリ十円玉と。

よろしくお願いします。

点数: 1

「秋の暮ぽかんと開く焼却炉」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 秋の暮ぽかんと開く焼却炉

げばさん、こんにちは。
再訪です。
昨日、「秋の暮◯◯◯ぽかんと焼却炉」の◯◯◯が見つからなくてお時間いただきましたが、こんなのいかがでしょう。

・秋の暮れ空にぽかんと焼却炉
・秋の暮燃えてぽかんと焼却炉

どちらも今一つ。それに、焼却炉は、ぽかんとしているのではなく、一生懸命に気を張っているのかもしれない。勝手に推測してはいけない。
えっ、そうなると、この「ぽかん」は、焼却炉の蓋が開いた音なのか?
それなら原句でいただきます。

点数: 2

「ママ友に小さき半袖秋更かし」の批評

回答者 なお

添削した俳句: ママ友に小さき半袖秋更かし

エルフゲンさん、こんにちは。
御句拝読しました。
私は全然違う読みをしていました。
御句、秋深しを秋更かしとタイプなさっているので、おそらく、

・ママ友の小さき半袖秋深し

のタイプミスではないかと勝手に思っていました。
要するに、秋も深まったというのに、ママ友が、夏に若い女性の間で流行った、身体にピタっとしておへその出そうな洋服を着てきたというような句かと思いました。

コメントを読んで驚きました。全く違いました。でも、「小さき半袖」で、「自分の子どもの着なくなった服をあげる」とするのはちょっと難しいような気がします。
せめて、

・ママ友に吾子のお古を秋涼し

とかであれば想像できると思います。
秋も深まって半袖をあげるより、その時期なら冬物が喜ばれると思いますので、袖の長さはやめました。
でも、「お古=おふる」という言葉はお使いになりたくなかった?

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

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