「夏期ボーナス握り成田を飛びたたん」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 夏期ボーナス握り成田を飛びたたん
さとう隆明さん、こんにちは。
御句拝読しました。もはやボーナスの出ない身としては、なんともうらやましい話です(笑)。
御句のおかげで、げばさんの貴重なお話を伺うことができました。げばさんのコメントがなかったら、私は次のようなことをお伝えしようかと思っていました。
ボーナスが出たから海外旅行ですかー、いいですねー。でもそれって、読んだ人皆さんいいなーと共感すると思いますが、それって昭和30年代からそうだったと思うのです。ということは、数多の人が詠んでいて、共感はされても句としての評価は?ということになりそうです。
ここは何か、意外なものを握りしめて成田から飛ぶとか、あるいはボーナスを握りしめて意外なことをするとか、その方が、パッと見の共感はさることながら、オリジナリティとしては抜群に向上すると思います。
とか。
げばさんがもっと的確に、具体的に言ってくださったので、私はこれで失礼します。
・成田発つ安めの諭吉握りしめ
円安を揶揄したつもりが、これでは川柳だ!
・半島へ夏のポーナス握りしめ
地震のお見舞いに行く人のことですが、このくらいにしておきます。
点数: 1