俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1439ページ目

「古部屋のどこか寂しい柱傷」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 古部屋のどこか寂しい柱傷

名取 葉月さん、こんにちは。
御句拝読しました。
京都の歴史のある旅館。幕末の騒動のあった部屋の柱には刀の傷がある。それを見て、当時をしみじみと思っている、そんな風にも読めますね。
季語については先の方々がおっしゃっている通りです。また、「どこか寂しい」ですが、俳句はそのように感情を書かずに、どこか寂しげな雰囲気を出すほうが評価されるようですよ。それには、そのような意味合いを持つ季語を置くといいと思います。

・段々の柱の傷や冬座敷
・冬めくや君のぶつけた柱傷

よろしくお願いします!

点数: 1

「初写し飾る姿は大きくて」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 初写し飾る姿は大きくて

名取 葉月さん、こんにちは。
御句拝読しました。すでに慈雨さんが優しいコメントなさっていますね。
悔しいから厳しくしようかな(笑)。
それは冗談、普通に行きます。

まず私は「初写し」という季語、耳慣れなかったので歳時記で調べましたが、私の歳時記には載っていませんでした(いつも言いますが、だからダメとかいうことではありません)。
探したら、「初写真」という季語は出ていました。
次に、中七下五ですが、私もよくわかりません。俳句は一人称といいますので、基本的に主語は作者、自分です。そうなると、「飾る」のは自分、「大きな姿」も自分になります。
厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、葉月さんは、この俳句をお友だちに見せたとして、「あ〜わかる!」と言ってくれると思いますか?
私は、申し訳ありませんが、「え?これってどういう意味?」と言われるのではないかと思うのですよ。

今回はご自身のコメントが、この句についてはありませんので推測になりますが、もしも、お正月だから着物で、という意味なら、「飾る」ではなく「着飾る」としないと意味が通じにくいと思いますよ。「飾る」だと、写真を壁とかに飾ることになります。

なお、私も最後に付けますが、「よろしくお願いします」は、なんかこのまま終わったら偉そう、みたいな時に付けますので、あまり深く考えなくていいですよ。でも、感想は欲しいです。なんでもいいですから。
よろしくお願いします!

点数: 2

「帰り道雨降る中の赤紅葉」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 帰り道雨降る中の赤紅葉

きなこもちさん、こんにちは。
御句拝読しました。おっしゃるように、「雨の降る中」は「雨の」で十分です。また、「帰り道」と合わせるのであれば、「雨の帰路」で済みますね。縮めればいいというものではないですが、その分、情景をより鮮やかに描写することができる要素を加えることができれば、読み手の想像も鮮明になるはずです。
原句では、天候だけで、場所や時刻の情報がありませんよね。それが加えられます。
また、下五の「赤紅葉」ですが、「紅葉」ですでに赤いので、赤はいらないですね。

・雨の帰路うなづくやうな紅葉かな

紅葉が雨に打たれている様です。

・坂道を覆ふ紅葉や雨の帰路

紅葉が屋根のようで、濡れずに帰れるか?

なんて、色々試せそうです。よろしくお願いします。

点数: 0

「風吹きて空の垂るるや冬の山」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 風吹きて空の垂るるや冬の山

博充さん、こんにちは。
御句拝読しました。これは、冬山に登った時などに感じますね。
ただ、垂れると言うとどうしても雲を思い浮かべるのではないでしょうか。よく、「低く垂れ込めた雲」とか言いますからね。

・風吹きて雲の垂るるや冬の山

でもなんか、普通ですね。もう一つアクセントが欲しいです。やはり、空でいきましょうか。

・風吹きて空の落ちるや冬の山

なんだかよくわかりませんが、重苦しい雰囲気を強調したつもりです。よろしくお願いします。

点数: 0

「友人と雨降る帰路の紅葉かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 友人と雨降る帰路の紅葉かな

きなこもち2さん、こんにちは。
御句拝読しました。前の句より良くなっています。「帰り道雨降る中」が「雨降る帰路」とコンパクトになっています。そのおかげで、お友だちと一緒という情報が入りましたよね。前句では、雰囲気的にひとりぼっち感がありましたが、本句では、少し楽しそうな雰囲気があります。
また、「赤紅葉」も「紅葉」になりましたよね。最後は「かな」で、雨よりも紅葉にスポットを当てていますよね。いいと思います。
ここまでおやりになると欲が出ます。「友人」、これはもったいないです。俳句では「友」ですよ。

・友誘い雨降る帰路の紅葉かな

「一緒に帰らない?紅葉がきれいなところがあるんだ!」というような光景ですかね!

点数: 0

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