俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1425ページ目

「冬風や何を訴ふよろい戸で」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 冬風や何を訴ふよろい戸で

こんにちは。はじめましてかな?

上五「冬風や」は詠嘆ではなく、冬風を擬人化した呼びかけなのですね。

語順を整理してリズムを整えたいと感じました。

「よろい戸」はシャッターのことだとは受け取れない可能性が高いです。が、本来の意味の「よろい戸」と受け取っても句の風景があまり変わりません(時代がかって感じますが)し、「シャッター」も四音なので読み替えも可能ですし、いろいろ方法はあると思います。

・よろい戸へ何を訴ふ冬の風

点数: 0

「笑み浮かべ赤雪沓の童かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 笑み浮かべ赤雪沓の童かな

こんにちは。

言いたいことを一通り言っている感じの句ですね。
◆「赤雪沓の」が窮屈に感じます。
◆「笑み浮かべ」「童かな」説明なのか音数調整なのか、かなり冗長な感じです。どこか省略できそうな気がします。

意味を全て残すなら
・笑ふ子や赤き雪沓○○○○○
十二音に収まりました。下五で何かできます。

ただ、コメントの通りの風景ならば、季語「雪」+「赤い長靴」の方が良い気がしますね

・笑ふ子や赤い長靴雪を踏む

点数: 1

「いつの間に花束枯るる袖机」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: いつの間に花束枯るる袖机

おはようございます。はじめまして。

「花束」だけではどんな花が入っているかわからず、無季になってしまっています。
あるいは「枯る」という季語をお使いのつもりかもしれませんが、季語「枯る」は「冬枯れ」という意味で、自然の中の草木が冬に葉を落としたり、寒さで枯死したりする様子を表します。
「花束が役目を終えて萎れて枯れる」のは冬に限らず春夏秋冬いつでも見られることもあり、季語として成立しづらい使い方です。

句の中の「枯るる」が季語として弱いということは、他の季語を入れても気になりにくい状態。
上五「いつの間に」という気持ちの言葉を諦めて季語を入れるか、下五「袖机」という場所を諦めて季語を入れるか、どちらかをお勧めします。

・冬ざれや花束枯るる袖机
・いつの間に花束枯るる冬の朝

点数: 0

「涸滝と言ふもとことんまで涸れず」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 涸滝と言ふもとことんまで涸れず

おはようございます。

虚子の境地ですね。
白牡丹といふといへども紅ほのか/高浜虚子

面白い句です。
諧謔がある句だと思いますのでこのままでもよいのですが、句中で「とことん」だけが俗っぽく浮いているようにも感じます。ご自身で気にならないようでしたらこのままで。

点数: 1

「靴裏に土の湿れる日向ぼこ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 靴裏に土の湿れる日向ぼこ

おはようございます。はじめまして、でしたっけ?

こま爺様の意見に初手はまず賛成です。

他の意見として。
映像は「コト」より「モノ」の方が強いということで、
「湿っている」という「コト」ではなく、「土」という「モノ」に焦点を合わせると、中七の語順が変わります。お好みでどうぞ。

・靴裏を湿れる土や日向ぼこ

この時点で、句としてできている句になります。
ここからさらに、「靴裏」は連想できる映像なので別の要素を入れてみる、など推敲のパターンはいろいろありますが、ここではやめておきます。

点数: 1

イサクさんの俳句添削依頼

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