「川の土手花びら舞ふや花筏」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 川の土手花びら舞ふや花筏
おはようございます。
◆「花筏」のある状況を十七音で説明しようとしている、と感じます。
◆「花びら舞う」と「花筏」があまりにも近すぎて、お互いに生きなくなっていると思います。
(ここで議論するつもりはありませんが、私は「桜の花びら」の意味で使う「花びら」は季語であると思っています)
◆三段切れっぽさも気になります。
上五を字余りにして「川の土手の」など助詞を補えば解決します。ですがそれ以前に季語の説明となっている上五中七が気になりますので、言葉や語順の大幅変更を・・
俳句は、季語を説明する必要はありません。
むしろ季語自身が「詩」なので、余計な説明は不要です。
御句とコメントの情報からなら、たとえば「川」との取り合せでしょうか。
・しめやかに流るる川や花筏
季語「花筏」の力で、近くに桜が咲いていて、少しずつ花びらを川に落としているのは想像できると思います。
他にもいろいろな方法がありそうです。俳句ならばまずは季語を信じましょう!
点数: 3