俳句添削道場(投句と批評)

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川の土手花びら舞ふや花筏

作者 博充  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

土手の桜が散って下の川に花びらがいっぱいになっていました。

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「川の土手花びら舞ふや花筏」の批評

回答者 めい

博充様。こんばんは。
御句には、土手の桜と川面の花筏という光景が2つあります。
もちろん、比重は、花筏の方が、重くないといけません。花筏が、季語であり、主役ですから。
しかし、この中七が邪魔をするのです。
土手の桜にもかかるし、花筏にもかかってきてしまう。実にやっかいです。
▪花筏今夜父さん泊まるらし
季語に、全く無関係のものを持ってきて、二物衝撃としました。
🙇

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「川の土手花びら舞ふや花筏」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

◆「花筏」のある状況を十七音で説明しようとしている、と感じます。

◆「花びら舞う」と「花筏」があまりにも近すぎて、お互いに生きなくなっていると思います。
(ここで議論するつもりはありませんが、私は「桜の花びら」の意味で使う「花びら」は季語であると思っています)
◆三段切れっぽさも気になります。
 上五を字余りにして「川の土手の」など助詞を補えば解決します。ですがそれ以前に季語の説明となっている上五中七が気になりますので、言葉や語順の大幅変更を・・

俳句は、季語を説明する必要はありません。
むしろ季語自身が「詩」なので、余計な説明は不要です。

御句とコメントの情報からなら、たとえば「川」との取り合せでしょうか。

・しめやかに流るる川や花筏

季語「花筏」の力で、近くに桜が咲いていて、少しずつ花びらを川に落としているのは想像できると思います。
他にもいろいろな方法がありそうです。俳句ならばまずは季語を信じましょう!

点数: 3

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添削対象の句『川の土手花びら舞ふや花筏』 作者: 博充
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