俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1330ページ目

「蹴り上げし楕円のボール秋の空」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 蹴り上げし楕円のボール秋の空

こんにちは。

そこにあるラグビーボールは季語としなくてもいいと思います。どちらかといえば、遠回しな表現が生きるかどうか、という選択だと思うのですが、
「蹴り上げ」た人(自分?選手?)を句の中心にするなら「ラグビーボール」と言ってしまったほうがいいと思いました。

・蹴り上ぐるラグビーボール秋の空

ボールが楕円形であることを優先するなら、上五「蹴り上げし」ではなく、この五音をラグビーボールの側の描写に寄せたい気がしました。

・蹴られたる楕円のボール秋の空

点数: 5

「紺碧の画用紙に孔あけた月」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 紺碧の画用紙に孔あけた月

おはようございます。

季語「月」を比喩で表現した句ですね。

コメントを読むまで、句意の把握に自信が持てませんでした。コメントのような内容でしたら暗喩よりも直喩の方が伝わる気がします。

・紺碧の画用紙の孔めきて月

「画用紙」あたりにまだ推敲の余地はありそうです。この比喩は画用紙でなくても「紙」「幕」などのことばでも成立するので。

点数: 1

「湿田に足跡残る猪二匹」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 湿田に足跡残る猪二匹

こんばんは。

◆下五で「二匹」と猪の数を断定しているので、目の前に猪を二匹見ているような句ですが、上五中七では「湿田に足跡【残る】」という、猪はすでにその場にいないような文章になっています。
 「猪二匹分の足跡が残っている」のか、「目の前に猪が二匹いて、たった今、湿田に足跡をつけている」のか、どちらの意味で作っておられるでしょうか?それによって作り方が変わるのではないかと・・・
◆あくまで邪推ですが、「二匹」という数詞が、下五を五音にするための音数合わせなのではないか・・・と思えてしまいました。

目の前に猪がいるなら、通り過ぎた足跡に注目するよりも猪に寄せた方が・・・
・猪来たる湿田に足しづめつつ

足跡に注目するなら、足跡に注目する方法はあると思います。
・湿田に猪は足跡残しけり

点数: 1

「名月や旅に出てこそ輝けり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 名月や旅に出てこそ輝けり

こんばんは。

「や」切れではなく、格助詞の「が」のような意味で使って語調を整えるような用法があるので、この使い方も間違いではないです。主語の強調のような使い方で、この場合上五では切れません。「名月」を強調しつつ繋がっていきます。

御句、
どちらかといえば、中七下五の理屈っぽさが気になりました。作者の主張が前面に出すぎているような感じで、旅に出てもいないのに「旅先の方がいいのだよ」と言っているような雰囲気を感じます。

旅先なら旅先と書いた方が良いかと思いました。
先の方の言ってらっしゃる「こそ」があるので係り結び、というのも風情があってよいかもですね。

・名月や旅の地にこそ輝けれ

原句の「旅に出てこそ」、提案句の「旅の地」をもう少し具体性のある映像にした方がよい、とは思っています。
ここは作者の実景に寄せるか、リアリティのある措辞を工夫するか、ですね。

・峠路に名月なほも輝けり

点数: 3

「だから良いもだから悪いも秋の蝶」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: だから良いもだから悪いも秋の蝶

こんばんは。

意図的に作っている観念句は、それはそれで構わないとは思います。
私も手元に大事に残してある観念句はありますし、こちらに出した半分観念句「三月の人の流れに惑ひけり」は自分にとって大切な句のひとつですし、同じくこちらに出していた「一切を句の種として三月尽」は即吟ですが今見ても気に入ってます。

自分がここから推敲するとしたら、
「だから良い」と言っている時点で、対句として想像のつく「だから悪い」が必要かどうか?逆に「だから悪い」だけ言えば良いか?とか、「も」という助詞の効果とか、「だから」のリフレインに合わせるのは「良い・悪い」がベストか、とか、まだ前半に工夫の余地はありそうです。

合わせる季語「秋の蝶」これが卓鐘様の句意に最も合っているのであればこれでよいと思いますし、他の季語を試してみたくもなりますね。

・だから良いだから悪いと冬の蠅
・だから良いとか悪いとか麦茶飲む

点数: 6

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