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湿田に足跡残る猪二匹

作者 藤井 擴  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

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「湿田に足跡残る猪二匹」の批評

回答者 なお

金太郎さん、こんにちは。お久しぶりです。
御句拝読しました。湿田で地域がイメージされ、それに似合った措辞が続くいい句ですね。
足跡を見て、素人にはわからなくても、ある程度の年季の入った方には、「こりゃ二匹だ」とわかるのでしょうね。もしかしたら、親子とか夫婦とかもわかるかも(笑)?

「足跡」とくれば「残る」は重複表現というのはすでに出ていますね。

・湿田に猪の足跡二匹分

ちなみに原句のままの「二匹」か「二頭」かで迷いました。人間より小さい動物は「匹」、大きい動物は「頭」で数えるとのこと、猪は微妙なので原句の通りとしました。

句の評価:
★★★★★

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「湿田に足跡残る猪二匹」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

◆下五で「二匹」と猪の数を断定しているので、目の前に猪を二匹見ているような句ですが、上五中七では「湿田に足跡【残る】」という、猪はすでにその場にいないような文章になっています。
 「猪二匹分の足跡が残っている」のか、「目の前に猪が二匹いて、たった今、湿田に足跡をつけている」のか、どちらの意味で作っておられるでしょうか?それによって作り方が変わるのではないかと・・・
◆あくまで邪推ですが、「二匹」という数詞が、下五を五音にするための音数合わせなのではないか・・・と思えてしまいました。

目の前に猪がいるなら、通り過ぎた足跡に注目するよりも猪に寄せた方が・・・
・猪来たる湿田に足しづめつつ

足跡に注目するなら、足跡に注目する方法はあると思います。
・湿田に猪は足跡残しけり

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「湿田に足跡残る猪二匹」の批評

回答者 こま爺

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★★★★★

おはようございます。

足跡と言えば残るは不要だと思います。二匹と限定せず読者の想像に任せるのも良いのではと思います。複数の猪が列をなしていたと詠むのは如何でしょうか。
”湿田に猪跡の幾列か”

やや思いきった添削ですのであくまでご参考てす。

点数: 0

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「湿田に足跡残る猪二匹」の批評

回答者 ケント

句の評価:
★★★★★

おはようございます。
他の方から良いコメントと提案句がすでに出ておりますが、私も勉強させて頂きます。
先ずは足跡を。

湿田に猪の足跡くつきりと
(猪=しし)

次に猪(いのしし)を。

湿田に猪二匹駆けてをり

よろしくお願いいたします。

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添削対象の句『湿田に足跡残る猪二匹』 作者: 藤井 擴
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