「君からのチョコ青色の春動く」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 君からのチョコ青色の春動く
おはようございます。
なお様からも訂正でありますが「青」は春を表す色になります。
春夏秋冬で青、朱、白、玄、
二字熟語なら青春・朱夏・白秋・玄冬ですね。
二十四節気もそうですし、中国(特に漢文)の影響を受けている季節の言葉というのは大量にありますね。
この季節の移り変わりが、人間の一生にも例えられており、
青春(子)→朱夏(成年)→白秋(壮年)→玄冬(老年)という意味も持ちます。
日本語で言う「青春」が主に十代の判断力・経済力の未熟な若者を指すのも、ここから来ています。
で、御句。
◆「青色の春」、日本語としての「青春」を意識させたいのですね。
ちょっとクドさ・しつこさを感じますし、上記の理由で「わざわざ言われなくても春は青色やねん」とツッコミの入る言葉ではあります。
◆「青色の春動く」の「動く」
やや狙いすぎを感じる気もしますが、工夫しようという意識は悪くないと思いました。
俳句としては、
俳句は遠回しに言うのはあまり上手くいかないことが多いです。
先になお様より出ていますが、「チョコ」+「春の季語」で遠回しに言うよりは、「バレンタインデー」の季語を使った方のがよいと思います。
「バレンタインデー」の季語の本意に「青春・初恋・若者はなかなか渡せない」のような意味も内包されておりますので、そこを説明する必要もないです。
点数: 3