俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1452ページ目

「たらちねの母は煙草と鳥辺山」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: たらちねの母は煙草と鳥辺山

こんばんは。

うーん。ちょっと厳しい意見を並べます。

季語なしですか?
 「たらちねの」というあまり意味を持たない枕詞で五音使っているにもかかわらず、季語なし。俳句的には勿体ないのですが・・・

◆詳しくはないのですが「鳥辺山」は過去に存在した葬送地、あるいは現在の西本願寺の墓地でしょうか?
 現実の「鳥辺山」を見ているのか、心象風景としてポンと下五に言葉を置いただけなのか、正直、わかりかねました。

解釈しようと思えばできなくはないですが、「俳句」としては厳しい見方になりますね。
厳しい言い方をすれば、「【俳句で】受け手に伝えよう」という組み立てが見えて来ず、ちょっと良い言葉を五七五に置いただけ、という風にも見え、俳句である必要が見えにくいです。
この内容を、短歌や狂歌や川柳ではなく【俳句】を使って表現したのはなぜでしょうか?ということを考えてみてください。

点数: 1

「園児らの帰りし後や紙雛」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 園児らの帰りし後や紙雛

おはようございます。

◆「帰りし」で過去形なので「帰った後」です。
 「後」とわざわざ言わない方がいいかも・・

◆私は、紙雛がどこかに落ちている句だと受け取りました。床とか廊下とか道とか。
 コメントにある「窓」がステキなので、窓の映像を入れるのはいかがでしょう。
 外から見ているかも、という風景も出ますし、窓に貼ってあるという「ありうべき嘘」にしても良いかもですね。

・園児らの帰りし窓の紙雛

点数: 2

「過去は苦く瞼の裏にこびりつく」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 過去は苦く瞼の裏にこびりつく

こんばんは。はじめまして。

とても重々しいことを仰っているようですね。
ご自身の主張は了解しました。
ただこれは「俳句っぽいリズムで語ったあおぞら232様の意見、あるいは詩の一部」のように感じます。

言いたいことを言うだけ、なら俳句でなくてもできます。
ここは【俳句】の場なので、適切な季語を入れて五七五で【俳句】として完成することはできるでしょうか?

例えば
・いつまでも瞼の裏にある余寒

よろしくお願いいたします。

点数: 1

「靴の上ひそと一葉の春落葉」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 靴の上ひそと一葉の春落葉

こんにちは。

句の推敲お疲れ様です。
◆推敲の経過をしばし見ておりましたが、ここまでの流れを見るに、どの句にも「しずしず」「ひそり」「ひそと」などの描写があるため、冬まっさかりの落葉のような大量の落葉でないことは察しがつくところです。
 とすると、「二葉(枚)」「一葉(枚)」という数詞にこだわる必要はないのでは?とはやはり思います。実際に推敲によって枚数を変えてしまえるわけで・・
◆また、単位に「葉」を使ってしまうと、後で出てくる「春落葉」のネタバレ感も出てしまい、下五季語が100%の力を発揮できなくなってしまうのもつらいところです。

本来はご自身で推敲したいところでしょうが、迷宮に迷い込んでいるということで、参考句を・・

・ひそやかに吾が靴上の春落葉

点数: 1

「祝日でない理由問はれて雛の宵」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 祝日でない理由問はれて雛の宵

こんにちは。

◆中八の件、もしかして
 祝日で/ない理由問はれて/雛の宵
「しゅくじつで/ないわけとわれて/ひなのよい」というリズムで読んでますか?

 作者の読ませたいリズムと違うかもですが、私は上七の字余りで、中七「理由」を「りゆう」と読んで中七下五でリズムを取り戻して読みました。
 「しゅくじつでない/りゆうとわれて/ひなのよい」
 この方がリズムはすっきりしませんか?

 (上五を字余りさせて中七下五で取り戻すのは、俳句のテクニックのひとつです)

◆桃の節句、端午の節句にはそれぞれ女子男子の伝統行事がありますが、祝日「こどもの日」は女子男子平等です。5月5日にした理由はいろいろあったようですが、他の候補日もあったらしいですね。
 今後3月3日を祝日にするとしても、女子のお祭りにしたら男子差別になってしまうので、別の名目になってしまうのではないかと。
 当時の常識と今の常識を同じにしては語れませんし、他の節句も祝日ではありませんし、まあこんなところでしょう。

◆遅くなりました。私の読んだリズムで読めば、句は悪くないと思います。「でない」というくだけた口語調が少しだけ気になりますが、このままでもよいかと。

点数: 1

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