「たらちねの母は煙草と鳥辺山」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: たらちねの母は煙草と鳥辺山
こんばんは。
うーん。ちょっと厳しい意見を並べます。
◆季語なしですか?
「たらちねの」というあまり意味を持たない枕詞で五音使っているにもかかわらず、季語なし。俳句的には勿体ないのですが・・・
◆詳しくはないのですが「鳥辺山」は過去に存在した葬送地、あるいは現在の西本願寺の墓地でしょうか?
現実の「鳥辺山」を見ているのか、心象風景としてポンと下五に言葉を置いただけなのか、正直、わかりかねました。
解釈しようと思えばできなくはないですが、「俳句」としては厳しい見方になりますね。
厳しい言い方をすれば、「【俳句で】受け手に伝えよう」という組み立てが見えて来ず、ちょっと良い言葉を五七五に置いただけ、という風にも見え、俳句である必要が見えにくいです。
この内容を、短歌や狂歌や川柳ではなく【俳句】を使って表現したのはなぜでしょうか?ということを考えてみてください。
点数: 1