俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1435ページ目

「天馬座を友と見上げし夜凪かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 天馬座を友と見上げし夜凪かな

こんばんは。

他の方から出ていない意見を中心に。

◆まず気になったのが「見上げし」。「見上げる」は動作の動詞ですので「見上げし」は継続の意味にはならず、過去の動作です。
 そうすると、「天馬座」も「夜凪」も過去の風景になってしまい、ご本人が気にしている「思い出話【感】」どころか、モロに「日記・思い出話」になってきますね。

◆「かな」なら軽く切るのが定石、という【定石】は存じませんが、この句は「天馬座」と「夜(凪)」で風景が繋がっていますので、切れを入れる必要は感じませんでした(軽い切れを入れる「手法」があるのは知っています)。

◆「見上ぐる」でストレートにつないだ場合、季語「天馬座」よりも【夜凪】が強調されすぎるようです。そういう意味で「見上ぐる」は回避してよい気がします。
 「見上ぐる」を回避する場合でも、よほど頑張らないと、下五「夜凪かな」が強すぎる気はしますが・・

ここから先のアプローチは作者様の出したい風景に関わるので、口出しをしにくくなります。ヒッチ俳句様、独楽爺様、どちらのコメントにもヒントがありますし、作句者がこの風景の中で何を大事にするか、だと思います。
「夜」という情報は余計ではないか?「凪」という情報は要るか?などなど・・

・凪ぐ夜を友と見上げるペガサス座

点数: 2

「傷ついた革靴で踏む霜柱」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 傷ついた革靴で踏む霜柱

おはようございます。はじめまして。
初心者さんではないとして簡単にコメントします。

◆初見で「傷ついた」というもってまわった言い方が気になりました。
 たとえば「傷の革靴」で済むのですが、わざわざ「傷ついた」と言ってしまうところに作為の出し過ぎを感じます。

そして、コメント拝見しました。

◆霜柱は未明の朝に多く、いずれにせよ早朝の現象で気温が上がれば溶けるもの。時間帯は省略して受け手に委ねることが可能だと思います。
◆『仕事に行くとき』にこだわるのであれば、「出勤」は入れてもいいかもしれません。
◆「革靴」で「仕事」なら、「傷」とわざわざ言わなくても、新品だとは思われにくいと思います。
◆他に「革」「靴」「踏む」が要るかどうか、まで推敲はできます。
 省略すればするほど、受け手の想像に任せる部分が増えます。

・出勤の革靴で踏む霜柱
・出勤の靴や霜柱ざくざく
・革靴の重き出勤霜柱
・出勤の道そびえたつ霜柱
・霜柱あって出勤できません

点数: 1

「献花置く雨は霙となりにけり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 献花置く雨は霙となりにけり

再訪です

すみません、私のコメントも紛らわしかったかもです

俳句の型も、ひとつひとつの単語も、別に私の所有物ではないですし、前のコメントに書いた通り類想句と思っているわけではありません
ただ、一旦「似ている」と思ってしまったら、あそこまでコメントしにくいとは思いませんでした。少し時間が経ってしまって、作句したときの思いを正確に再現できないからかもしれません。
ということを吐露しただけですので、気にしないでくださいね。お断りとかも必要ないですよ!

点数: 1

「鬼やらうことこそ家の小さき福」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 鬼やらうことこそ家の小さき福

こんにちは。

先に他の型のコメントを見ましたが・・
この句では作中主体が「小さき福」と思っています。それを認めることこそ本来の多様性ではないのかな?
俳句で他人の思想に踏み込むつもりはなく、以後論点から除外します)

◆「鬼遣らひ」という季語がなぜ「豆撒き」と別季語扱いなのか・・は考える必要がありそうです。「鬼を遣る」という言葉通り、過去句も「鬼を追い出す行為(として豆を撒くこと)」を主たる意味として使っているものが多く、「一般家庭の豆撒きという行事」とはやや趣が異なる季語のようです。
 このままでは「豆を撒くこと・鬼を追い出すこと」が「小さき福」と言っている句に・・・
◆「こと」は省略できますね。

・豆撒きこそ小さき福ぞと思ひけれ
・家庭とは福ぞと思ふ福は内

頓様の疑問は、もともと「鬼やらう(ふ)」という動詞の名詞用法で「やらい(ひ)」となっていて、作者の意図が「鬼やらうこと」と「こと」に繋ぎたい意図があり、使い方としては問題ないと思います。過去句で「鬼やらう(ふ)」の終止形止めの形で使っている句もありますよ。

点数: 0

「ザクザクと足音弾む霜柱」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: ザクザクと足音弾む霜柱

おはようございます。はじめまして。

こちらの句、独楽爺様のご提案をそのまま載せただけですね。
この句への意見は独楽爺様への意見になってしまいますので、うかつに意見を出せません。
名前を変えたかっただけということ。まずはコメントもこの程度で。

点数: 0

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