俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1436ページ目

「子供らのスリッパ揃え春うらら」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 子供らのスリッパ揃え春うらら

こんにちは。

御句にとって避けられない「春うらら」の件

◆初心者さんが歳時記も見ずに使っているように感じれば、私は指摘します。このサイトに限れば、ベテランでも指摘します。初心者さんが「春うららは俳句の世界で季語として認められている」と勘違いしては気の毒なので。
 「春うららは歳時記にはなく、一般的に季語として認められていません」などコメントでフォローがあれば別です。
◆私は無季あるいは季重なりの句も成立していれば認める立場なので、「この句は季語として認められていなくても【春うらら】がベストなんだ!」という確固たる信念をもって作句しているならば、そういう句として鑑賞します。

◆某所スリッパ兼題を出した選者先生Aは「春うらら」の句を選にとったことがあります。
◆某いるか様が引用リンクを張った選者先生Bは、句の中で季重なりが上手くいっていれば選にとることが多いですが、歳時記の記載を重要視しているためか「春うらら」を否定するコメントが目立ちます。
◆某選者先生Cは「春うらら問題」と発言したことがあり、その先生は「将来的には季語として認められる可能性はある」という趣旨の発言しています。つまり「今は季語としては微妙」と思っているようです。

◆歳時記に掲載のない実験的な「新たな季語」を許容するかどうか、私の周辺には許容派が多いです(ネモフィラ・ジェラート・911など)。もちろん、その言葉が季語として機能して、動かないことは俳句として大前提。この立場で「春うらら」を「新たな季語」という観点で見ることは可能です。

以上前置き。

で、御句そのものの話。
私も「うららか」で置き換え可能な句なのでは?と思います。「うららか」の中にある「春」の感覚で十分に感じますし、敢えての「春うらら」が狙い過ぎにも見えます。
中七「揃え」の連用形止めが緩く感じるなどもありますので、いろいろ整えれば「春うらら」が生きる形もあるのかもしれません。

・うららかや子のスリッパは揃わない

点数: 0

「流氷のひしめくオホーツクの碧」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 流氷のひしめくオホーツクの碧

こんばんは。

あらちゃん様には珍しく句跨りですね。

流氷はわざわざ見に行ったことがあります。「ひしめく」ほど流氷が来ているときに、オホーツクの海の「碧」への注目して句を終える、というのが気になりました。
「碧」を出しつつ流氷へ注目するなら、語順が逆かなあ?

・碧きオホーツクひしめくほど流氷

点数: 1

「凍解けや困惑の地に光射す」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 凍解けや困惑の地に光射す

こんばんは。

この手の事実を『伝える』には俳句はぶっちゃけ向いていません。
俳句より、この句のコメント欄に書かれたように、こと細かに事実を書いた方が伝わるからです。
俳句は【説明】を嫌いますし、「十七音しかない」ため、ひとつの句で伝えきるというのは事実上無理だ、というのはお伝えしておきます。

でも、俳句にするべきではない、とは思いません。
しつこいですが、俳句は「事実を伝える」のには向いていません。
ですが「心を動かす」ことはできると思います。

俳句という器を使う以上は、「説明する」より「季語に託す」のがよいと思います。
「こういうニュース全部を一句十七音で表現しよう」とは思わずに、十七音の器に入るように細かく分けて、俳句にしたらよいのだと思います。

追加のアドバイスとしては、特徴的な事実を少しだけ入れておくといいかと思います。そうすれば「どこでも詠める句」ではなく「この事実のために詠んだ句」となりますよね。
そういう意味でなお様、いるか様、あらちゃん様の提案句などを集めておくのもいいと思いますし、俳句の実力が付けば、良い方法も思いつくようになると思います。

・凍解や病院の寄付あった日の
・春立てて寄付のニュースの宝塚
・二百五十四億円を木の芽時

点数: 2

「小春日の小舟に揺られ一眠り」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 小春日の小舟に揺られ一眠り

こんばんは。

「小春」は初冬の季語です。
すでに立春を過ぎている今の時期には当てはまりません。
初冬の句を三か月近く遅れて読まれたなら間違いではないのですが、一応。

点数: 1

「県境を行ったり来たり波の花」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 県境を行ったり来たり波の花

こんばんは。はじめましてでしょうか?

御句、
コメントを読まなかった場合は取り合わせとも取れますし、上五中七に余分な言葉もほとんどありませんし、ある程度できている句だと思います。

コメントを読んでしまうと上五中七は「波の花の説明」なので、ちょっとだけ残念な気分になってしまうのですが・・

点数: 2

イサクさんの俳句添削依頼

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