俳句添削道場(投句と批評)

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天馬座を友と見上げし夜凪かな

作者 鈴蘭  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

これも過去作の改稿です。凪の海を望むマンション屋上、ペガスス座が南中。友人と見ていました。
「見上ぐる」で夜凪と完全に繋げようかとも思ったのですが、「かな」なら軽く切るのが定石ではあり、では何で切ろうかと。「し」により思い出話感が生まれるのは正直狙いではないのでもどかしい(でも投句するならこれかな感)。「て」だとなんか変に見えるし、「見上ぐる」もアリだけどさらっと流れすぎる気もする。どうしたものか…。

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「天馬座を友と見上げし夜凪かな」の批評

回答者 いるか

再訪です

春うらら句へのコメントありがとうございました
拙句に対して有益な議論をいただき非常に勉強になりました
単に歳時記に乗ってないから~、だけでなくうららかと春うららの読み分けであったり、場所に応じた俳句の読み訳であったりと、納得のいく議論になりました
本道場も大好きな場所ですが、どうしても「添削」道場の性質上、詩歌としての詩情の加点方式というより、基本に対する減点方式の見方が強く出ている所は感じてます
私個人はまだ自分のスタイルを模索中なので自由にやらせてもらってますが、そのチャレンジ分ちょっと引っ掛かりが多い感じですね
#もちろん力量の拙さが大部分ではありますが、、

これからも若干とんちきな句を詠んでいくかもですが、生暖かく見守っていただけたら幸いです

そんなこんなですが今後ともビシバシご指導よろしくお願いします!

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「天馬座を友と見上げし夜凪かな」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

他の方から出ていない意見を中心に。

◆まず気になったのが「見上げし」。「見上げる」は動作の動詞ですので「見上げし」は継続の意味にはならず、過去の動作です。
 そうすると、「天馬座」も「夜凪」も過去の風景になってしまい、ご本人が気にしている「思い出話【感】」どころか、モロに「日記・思い出話」になってきますね。

◆「かな」なら軽く切るのが定石、という【定石】は存じませんが、この句は「天馬座」と「夜(凪)」で風景が繋がっていますので、切れを入れる必要は感じませんでした(軽い切れを入れる「手法」があるのは知っています)。

◆「見上ぐる」でストレートにつないだ場合、季語「天馬座」よりも【夜凪】が強調されすぎるようです。そういう意味で「見上ぐる」は回避してよい気がします。
 「見上ぐる」を回避する場合でも、よほど頑張らないと、下五「夜凪かな」が強すぎる気はしますが・・

ここから先のアプローチは作者様の出したい風景に関わるので、口出しをしにくくなります。ヒッチ俳句様、独楽爺様、どちらのコメントにもヒントがありますし、作句者がこの風景の中で何を大事にするか、だと思います。
「夜」という情報は余計ではないか?「凪」という情報は要るか?などなど・・

・凪ぐ夜を友と見上げるペガサス座

点数: 2

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「天馬座を友と見上げし夜凪かな」の批評

回答者 ヒッチ俳句

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★★★★★

こんにちは。
いつもありがとうございます。
中句でお悩みとのこと。
天馬座(ペガスス座)は、秋の夜の南の空の高いところにあります。
ですから、そもそも「見上げ」ておりますね。そこを変えればいいのではと思いました。

天馬座を友と分け合ふ夜凪かな

季語前に切れを入れるならば、

天馬座を友と分けたり夜凪かな

と、適当なことを申し上げました。
ただ、こんなに素敵な夜空は分け合うべきかと思った次第です
すみません。
最近読んだある人の言葉がとても印象に残りましたので。(抜粋です)

「そこには人がいる。モノに潜んでいる人間の姿が表出する。」
「モノをただのモノと見るか。モノの奥の人物を見るか。」

何とも奥深いです。
またよろしくお願いいたします。

点数: 1

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「天馬座を友と見上げし夜凪かな」の批評

回答者 独楽爺

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★★★★★

こんにちは。

「見上げし」についてお悩みのようですが何を強調されるかによると思います。

まず今詠まれようとされるのは「夜凪ぎの中で、友と天満座を見上げている」。

ここで友と居てを強調されるのであれば、軽く「見上ぐる」だと思います。

"天満座を友と見上ぐる夜凪かな
あるいは倒置して、
"友と居て天満座見上ぐる夜凪かな

いずれにせよ「見上ぐる」の意味は軽いと思います。

ずうっと見上げ続けている友を強調されるのであれば、
"天満座を友見上げたる夜凪かな

ご参考にしていただければ幸いです。

点数: 1

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「天馬座を友と見上げし夜凪かな」の批評

回答者 いるか

句の評価:
★★★★★

鈴蘭さん、こんにちは

春待つ句へのコメントありがとうございました
ががーん、言葉に酔う、、まさにしかりです!
言い換えてみて芯が残るかどうか、これも推敲の際の大きなポイントですね
ありがとうございます
提案句も流石です
虚飾をとりさった芯のある写生句となっていますね

いやぁ、しかし、毎回のことながらコメントに勉強させていただいております
ただ、それが成長と見あっているかは微妙な所なのが面目ないです、、
なるべく後退はしないよう日進月歩牛歩の歩み程度には頑張りたい所存です!

こんごともビシバシご指導よろしくお願いします

点数: 1

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「天馬座を友と見上げし夜凪かな」の批評

回答者 博充

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★★★★★

鈴蘭様
福寿草の句へのコメントありがとうございます。
御句拝読させていただきました。
天馬座や友と仰げば風渡る
よろしくお願いいたします。

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「天馬座を友と見上げし夜凪かな」の批評

回答者 めい

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★★★★★

鈴蘭さま。皆様、よき、アドバイスされてますので、句だけ置いていきます。

夜凪かな天馬座見つけ友を呼ぶ

🙇‍♀️🙏

点数: 1

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「天馬座を友と見上げし夜凪かな」の批評

回答者 辻 基倫子

句の評価:
★★★★★

鈴蘭様
御句、いろいろと考えさせてくれる面白い句ですね。コメントを見るまでは「凧が天馬座を、友だちとしてみあげている」という形かと思いました。だから、提案句として
「天馬座を友と頼みし破れ凧」
などとして、天馬座に助けを求めたが、助けてもらえなかった凧、という景かな、などと思っていました。失礼しました。
また、私の句に、とても参考になるコメントをありがとうございました。「黄ばむ」は美しくないので、私も「古ぶ」を使って初めに「雛飾余白の古ぶ四言古詩」としました。また、曹操の詩などにも有名な四言古詩があることも知っていましたが、いるかさんのおっしゃるように、そのまま漢詩の特定をするのも、どうかと思ったのです。また、考えて投句してみます。ありがとうございました。

点数: 1

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「天馬座を友と見上げし夜凪かな」の批評

回答者

句の評価:
★★★★★

鈴蘭さん、今晩は!
頓と申します!
早速にて…。
各位から、コメントが其々出されておりますので、私からは疑問点等について…。
季語ですが、「夜凪」ですよね?私の保有する歳時記(三冊、うち一冊は電子辞書)には、「夜凪」では季語としての掲載はありませんでした。
ネットは当てになりませんが、該当有り無し、とどちらにも回答して来ております。鈴蘭さんはどちらの歳時記でご確認されたか、伺いたいのであります。
なお、その件は格別、めい様の発想には脱帽ですなぁ…。切れ字の「かな」を上五に置くとは…その発想をお借りして、オーソドックスに
「天馬座を見つけ友呼ぶ夜凪かな」
で、一応形にはなっているかと…(めい様、勝手に拝借、アレンジ、ご容赦ください)。
以上、宜しくお願い致しますm(_ _)m。

点数: 1

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「天馬座を友と見上げし夜凪かな」の批評

回答者

句の評価:
★★★★★

鈴蘭様、お早うございます!頓です!
早速にて…。
ご丁寧なご返事、誠に有難うございました!
よーく分かりました!
星座は、基本的に季語としては認められていないようで…残念なことですなぁ…。
お手数をお掛け致しました。
重ねて、有難うございましたm(_ _)m。

点数: 1

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