俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1421ページ目

「拳上げオリオンに吠ゆ唯独り」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 拳上げオリオンに吠ゆ唯独り

おはようございます。

「すこしだけ三段切れっぽい」いるか様に同意です。

拳上げ(連用形で止まっており、軽い切れ)オリオンに吠ゆ(終止形)唯独り(名詞止め)

になっています。
解消方法はいるか様が出していますので省略します。

点数: 1

「シリウスや大樹の上の後光なり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: シリウスや大樹の上の後光なり

おはようございます。

や切れですが繋がっている形ですね。

褒め役は他の方がやっているので・・・
もったいない点がいくつかありますので、そちらを。順にいきます。

◆二度強い切れがあります「や」「なり」
 御句の場合は上五と中七下五の意味が繋がっているので、上五の「や」は残して、下五を強く切らずに連体形に置いて、上五にふわっと戻すという手法があります。「や」で強調した後の連体形なので、解釈は違いますが古典の「係り結び」と同じ形になります。
 まず、原句を尊重した形。

・シリウスや大樹の上の後光なる

◆コメントからも、句意も、「大樹の後光」ですよねぇ・・「上」がやや説明的な言葉で、映像の邪魔をしている気がしますし、音数合わせ感も感じます。

・シリウスや闇を大樹の後光たる

◆さらに、「後光」というのが「シリウス」という星の季語の説明も含んでしまっていて句の答えなので、言わずに受け手に想像させるという手が・・
 「後光」がなくなれば取り合わせの形になります。コメントにある「如来様のよう」をお借りします。

・シリウスや一夜を如来めく大樹

◆さらに、「後光」という作者の答え(シリウスの説明)を残したい!のであれば、「や」を諦めて語順を変えるという手はあります。
 たとえば句またがりで

・如来めく大樹後光としてシリウス (下六字余り)

ちなみに、途中の「闇」とか「一夜」とかは「季語シリウスがあれば不要」と言われがちです。使ってはダメというわけではないですし、最終形ではないので一旦は例として出してみました。
まだまだ、いろいろできそうですよ~

点数: 3

「妻と聴く実家の時計大晦日」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 妻と聴く実家の時計大晦日

おはようございます。はじめまして。

「妻と(人)」「聴く(音)」「実家の(場所)」「時計(映像の主役)」「大晦日(季語)」と要素が五つ。言いたい要素を全て十七音に詰め込んでしまって、窮屈な句になっています。
また、報告したいことを詰め込んだために、単なる短い日記のような報告的な句になってしまいました。
先にコメントしているお二人の提案句も、どれか要素を削らなければ作れないほどでした。

一句十七音。その中で、受け手を感動させられるには? 言いたいことが多いのはわかりましたので、句をいくつかに分けることも考えましょう。詰め込み過ぎは大抵失敗します。

この句は、句の構造から、たぶん「時計を聴く」という行為が先ず言いたかったのだと思います。そこに「実家(場所)」と「妻と(状況)」という要素を足してみたら、窮屈になったように見えます。
「音」へのフォーカスで「妻」を外すパターンは、なお様がいろいろ提案してくださっているので、それをご参考に。

「時計の音」フォーカスで「場所の説明」を外すなら

・妻とゐて時計鳴り出す大晦日

他にもいろいろ作り方はあります。

作り方として、ひとつ先の話です。
俳句で全部説明してしまうと「で?」という句になりがちです。
全部言わずに要素を絞って、受け手に想像の余韻が残るような工夫をしてみる、というのもやがて意識してみてください(連想ゲームではないので、露骨にはやらない方がいいですが)

点数: 1

「突き抜けて降り注ぐ陽二月尽」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 突き抜けて降り注ぐ陽二月尽

おはようございます。

句の意味はわかりますが、コメントの風景が・・??
ほとんどいるか様と同じ感想でした。
推敲するとしたら、コメントの「帆を張る船」などの風景を入れていくか、このまま漠然とした風景でブラッシュアップするか。

季語についてはひとつ追加で、「二月尽」は春の季語なので「春の予感」には使いづらいかと・・
(2月初旬の「立春」をすぎれば、カレンダーの上の春です)

ちなみに、本日は季語としては存在しない「十二月尽」です。

点数: 0

「ざく切り野菜は吾子の雑煮かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: ざく切り野菜は吾子の雑煮かな

おはようございます。

まず最重要点の、五七五のリズムを整えます。
次に、散文の使い方になっている助詞を避けてみます。
他はほぼ変えず。

・ざく切りの野菜の吾子の雑煮かな

その他の細かいところは、他の方がいろいろ言ってくれるでしょうきっと。

点数: 1

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