俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1422ページ目

「春泥に塗る農夫と熊手鍬」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 春泥に塗る農夫と熊手鍬

おはようございます。

「春の光景」と「農作業の始まり」というのは当たり前に相性が悪くないのですが、
季語「春泥」とは「霜柱や降った雪が解けた、春ならではの泥交じりのぬかるみ」のことで、田畑の農作業の「土」とは感慨が少し違うような・・
 田畑の土のことを「泥」とはあまり呼びませんし(※個人差あるかも)
 もう一度、歳時記の「春泥」を確認してみることをお勧めします。
◆「塗る」は下一段活用のようです。この句は「塗る」終止形で一度意味が切れている形になります。倒置と見るにも厳しいようです。

・畑に入る前の農夫に春の泥

2月号ですか?私の「春泥」投句先は、たぶんテレビは2月末ですが雑誌は4月号あたり。別のところかな?

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「まっさらの雪を堪らず踏みしめる」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: まっさらの雪を堪らず踏みしめる

こんにちは。はじめまして。

まっさらの雪を堪らず踏みしめる

俳句の形としてはできている句です。

さて、これをどのようにしていくか、なのですが、
【素朴】とか【身近な人にも親しみやすい句】とか、狙っているうちは上手に詠めないかもしれません。
「素朴」とは「飾りけなく、自然のままであること」です。ですが、「素朴でありたい素朴でありたい」と狙って詠んでいるうちは「素朴であろうと飾ろうとしている」「自然のままではない」ので。
「素朴な句が詠みたい」という意図はわかりますが、まずは「自然体」で詠んでいくことをお勧めします。

掲句についてですが、「堪らず」という自分の感情はあまり説明しない方がよいかもしれません。それを言わずに「踏みたいと思ったんだなあ」と伝わるとよいかと思います。

・まっさらの雪まっさきに踏みしめる

「まっさらの雪」を「新雪」に言い換えると音数が節約できる、とか、そもそも新雪を踏んでみたくなるという類想、とかの推敲もあると思いますが、それは語りたい方にお任せします。

まず、作って見なければそもそも向いているかどうかわからず、先へ進めない、というのはいるか様と同意見です。まず楽しんでいきましょ~

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「小雪舞う吾を包みし愛の歌」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 小雪舞う吾を包みし愛の歌

こんにちは。はじめまして。

一読、語順と接続で意味がわかりにくく、損をしている句だと思いました。
「小雪舞う吾」と繋がって見えますし、言いたいことが多すぎて、少し説明感が強いです。

◆できるだけ句の中の措辞を生かすなら、
・愛の歌包む吾あり小雪舞ふ

俳句は十七音しかないので、言いたいことを詰め込むのは非常に難しいです。なので、省略できる言葉を省略することを考えてみます。
 ご心情的には「愛の歌が自分を包む」と言いたいのはわかりました。
 ですが、安っぽいポップスの歌詞のようでもあります。ここは少し遠回しにしてみませんかねぇ・・?
 せめて、この句ではナルシストに見えてしまう「吾」を省略してみます。

・小雪舞うまるで愛の歌のように

省略しましたが、句の中に「吾」すなわち自分は存在すると思います。

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「青とあお巳年父子の冬帽子」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 青とあお巳年父子の冬帽子

こんにちは。はじめましてかな?

コメントで意図はわかりましたが、「青とあお」は分類では似ているけど別の色と言いたいのかなあ・・?と思いました。青色とあお色。

上のような意味に捉えるとして、情報量としては十七音にぴたりギリギリくらい。
変に手を加えるとバランスが崩れそうな句です。このままいただきます。

点数: 1

「初空の明るさ世界に広がれと」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 初空の明るさ世界に広がれと

はじめまして。よろしくお願いします。

良い心地で作句なされたのだと思います。
意味もわかりますし、季語「初空」も使えていると思います。

中八ですがこのままでも良いと思いますが、
後半がお気持ちだけの句であることと、「初空の明るさ」という部分がやや説明がかっているのが気になりました。
「明るさ」という説明を回避するため、コメントにある「暖かな晴天の今日元日」という意味で「初晴」という季語を使ってはどうでしょうか?

元句は中八の字余りですが、下五に字余りを移動します。

・初晴や世界明るくあれと思ふ

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イサクさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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