俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1419ページ目

「子守歌おぼろ気なるや卵酒」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 子守歌おぼろ気なるや卵酒

こんばんは。

類想感よりも、リズムの三段切れ感と、「や」があるにもかかわらず若干の山本山感が気になりました。このふたつの原因は近いところにありそうです。
山本山感が出る理由は「倒置として解釈できる形だから」です。三段切れもその理由に一役買っていると思います。

要するに単語と単語の繋ぎを明確にすれば、自然と三段切れも山本山も解消するわけで・・

・字余りして助詞を補う
 ⇒子守歌のおぼろ気なるや卵酒
 ⇒子守歌はおぼろ気なるや卵酒

・語順・助動詞・助詞の工夫
 ⇒おぼろ気に聞く子守歌卵酒
 ⇒卵酒吾におぼろ気の子守歌

他には措辞「おぼろ気」「子守歌」の言い替えなど、推敲ポイントだと感じました。

・子守歌など夢に見て卵酒

点数: 2

「散る銀杏かと思いきや冬の蝶」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 散る銀杏かと思いきや冬の蝶

こんばんは。

なお(じい)様(表記しつこい?)節ですね!!

俳句として成立はしていると思うのですが、やはり「かと思いきや」が気になります。オチをつけるために中七を全て使い切っている感じですね。

風景が二通りに解釈できます。
⇒銀杏黄葉が落葉する中に蝶が紛れ込んでいた
 おそらくこちらの解釈が正しいのだと思いますが、必ず季重なりすると思いますし、「銀杏黄葉と見間違えた」までは入れにくいです。
 季重なりを避けるなら「銀杏並木」+「冬の蝶」として、冬の銀杏並木が黄葉・落葉していると受け手に思ってもらうしか・・

・銀杏並木歩めば冬の黄蝶かな

⇒銀杏落葉かと思ったら冬の蝶だった!(銀杏落葉がそこにあるかないかは問わない)
 掲句はこちらの意味になっていると思います。
 こちらの意味でよければ、比喩を使えば季重なりは解決しそうです。

・銀杏落葉に似て冬の紋黄蝶
・冬蝶の舞ふや落葉の舞ふに似て

点数: 1

「凍つる夜の浄土の夢に合掌す」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 凍つる夜の浄土の夢に合掌す

こんにちは。

いわゆる「散文感」のある形だと思います。
切れを入れてみてもよいのではないかと思いました
(こういうときの為の「俳句の技法」のお勉強です)

・凍つる夜や浄土の夢に合掌す
・凍つる夜の浄土の夢や合掌す

目覚めてからの合掌、を強調するならば後者ですかね。

点数: 2

「聖夜劇終えたマリアの大あくび」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 聖夜劇終えたマリアの大あくび

こんばんは。はじめましてですかね?

このままでかなり良い句だと思いますよ。
園児と説明する必要は感じませんでした。園児でなくても「聖女マリア(役のひと)が大あくび」という内容で十分だと思います。
むしろ「園児」を入れるために「マリア」を外してしまうと、園児が劇をつまらなく感じたという誤読が出そうにも思います。

もう少しスマートにできそうな気もしますがよき案が思い浮かびませんでした。一旦このままで。

点数: 2

「冬暖か実験動物供養塔」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 冬暖か実験動物供養塔

こんばんは。

【動物】の慰霊碑、供養塔、献花台。
そういう句が過去ないわけではなく(というか結構入選しています)、句選においては「どんな動物か」「どんな環境か」「季語は何を取り合わせるか」などがポイントになってきます。

御句、中七(八)『実験動物』という単語ですでに「なにか狙っている感(可哀想と思わせたい?)」が出ております。そのため、後で出て来る「供養塔」があまり効きません。
事実は実験動物だとしても、事実そのまま報告して良い句になるかどうか? というのはなお(じい)様なら理解していただけると思います。

下五「供養塔」をそのまま使うとして、中七に動物とわかる措辞を置くとしたら、春の風花様提案の「ハツカネズミ」は良い提案だと感じました。
・冬暖かハツカネズミの供養塔
他の中七を考えるとしても、「淡々としつつ具体性が見える」というのを狙っていった方がよいと思います。

点数: 3

イサクさんの俳句添削依頼

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初星や篝に知らぬ顔多し

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投稿日時:

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