寿国演義 銀鈴、都へ行く 急行列車と動物支障と家出娘の批評
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寿国演義 銀鈴、都へ行く 急行列車と動物支障と家出娘(元記事)
鉄道が存在する、中華時代劇風ファンタジーです。
何度かプロローグ掲示板やプロット掲示板に投稿してご意見をいただいたのですが、構想を広げ過ぎて、収拾がつかなくなってしまいました。そこで、とにかく完成させることと、鉄道描写の練習で書いてみました。
特に以下について、ご意見をいただけないでしょうか。それ以外のご意見もあれば、お寄せいただけると幸いです。
1、読みやすさを考えて、度量衡はメートル法の漢字表記にしたが、その印象は?
2、作中人物が「洋服」を着ている印象はあるか?
なお、ご意見はリンク先のコメント欄ではなく、この「ノベル道場(小説の批評依頼掲示板)」のほうへお願いします。また、感想返しはご随意に願います。ご感想いただいても、感想返しをできるとは限りませんので。
寿国演義 銀鈴、都へ行く 急行列車と動物支障と家出娘の批評
投稿者 えんがわ 投稿日時: : 1
3の列車あたりまで読みました。
読んでいて良いなと思ったのは、中国について詳しく知っているな、という安心感。知識欲が程よく煽られるし、異国情緒もありました。漢字が多いのも雰囲気を作りましたが、読みやすいかというとちょっと人名とか読みが遅くなってしまう箇所はあるにはある。けれど、これが作風だと言われればそうだよねって思える塩梅に感じます。ただ、列車辺りでは、字面で見ると一気に漢字が増えて、そこで振り切られたのが途中で読むのを終えたきっかけでした。
ごめんなさい。ちょっと合わなかったところも書きます。
劇中の人物のセリフが、どうにも会話相手ではなく、それを読んでいる読者を意識した感じが出過ぎていて、どうにもしっくりきませんでした。その人に成りきる、とは違うかもしれないけど、そのキャラクタの感性で言葉を選び、空気や会話の相手を見て、自然に言葉やアクションを起こせるように書けていたら。
それによる楽しさと今のわかりやすさの両立は至難ですが、そこまで熟しても良い気がします。
それは裏返せば、作者さんが描いた中華世界の庶民っぽさや文化的、社会的な部分も含めて、「面白そう」と思わせるゆえのキャラのものたりなさなのですが。
長所。良かった点
正月とさり気なく書いていますが、中国の旧正月の重要性をきちんと知った上でのその一言でしょうし、鉄道というのも奇手じゃなくて、広い中国での主な交通事情での鉄道というのは理解のある中国の書き方だと思う。そういう意味で設定先行型の作品と比べれば、作品世界や雰囲気みたいなものに愛着を感じ、一つ奥のある世界を展開できそう。
上手い事その世界でそこに生きる人々の間で活躍するキャラというのが描ければ、自分が好きになれる作品になるかな。
良かった要素
文章 オリジナリティ
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