ノベル道場/小説の批評をし合おう!

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元記事:MG~mutant gene~の批評

初めまして。以下、所感です。

まず、あらすじの「MG」が何であるか分からない点がややストレスだと感じました。
医療の進歩に伴い生まれた、遺伝子に何らかの手を施された超人であろうことは分かるのですが、あくまで読み込んだ上での推測であり確証までは持てません。もう少し分かりやすい大枠を設定いただいた方がとっつきやすい印象です。

次に、冒頭部分について。緊迫感のある状況設定で、読み進めたいと思える展開でした。
ただ、主人公が中性的な名前であったため、「俺」との一人称が出るまで性別を誤認していました(男性ですよね?)。ミスリードの意図がないのであれば、もう少し早い段階で提示いただけるとストレスが無いように思われます。

また冒頭部分の内容に関して、表現したいことは「MGが弾圧されている状勢、その状況を当然と思う多くの人々、その中で『そんなのは間違いだ』と抗う主人公」であろうと読み取れるのですが、その上で「主人公は善である」と断じるためには情報が不足していると感じました。
現に被害が出ているらしい状況、そして実績をあげられていないという主人公への評価を加味すると、「綺麗事を言うばかりで実践が伴っていない偽善者」という読み取り方も出来てしまいそうです。
(4話まで読めば「ゼロ」の所以はわかりますが、具体的に何をしているかが不明瞭であるためやはり「善」の印象には不確実さが残っているように思われます)
温度感を見るに、アニメ「PSYCHO-PASS」の第一話など参考になるかもしれません。

最後まで拝読いたしましたが、骨組み自体は王道の組織ものに近い一方で情報の出し方に引っかかる箇所が多いと感じました。
以下、箇条書きの一覧です。

・冒頭の男は何故・どの程度の暴力を振るったのか?
 …暴力という時点でかなりアウト寄りである(犯罪者扱いが妥当になる)ため、同情の余地があるなら早めに提示してほしい
 …具体的な状況が見えないため、推測を立てることも難しい

・主人公が個人ではなく組織として活動するのはなぜか?
 …組織に所属する限り、人権侵害的な捕獲手段やそれを是とする同僚とは不可分なのに何故?
 …内側から変えたい、というのであれば実績ゼロに疑問がある(実績にはカウントさせた上で裏で助ける、が理想では?)
 …4話の内容を見る限り「実績ゼロ」からして組織の手を借りている気配がなく個人でMGを助けているように見えるため、組織に属する動機がわからない

・MGの内実が不明瞭
 …フィクションだとしても、リアリティの裏付けとなる設定は最初の段階で欲しい
  (なぜ生じたのか、肉体と脳どちらが変質しているのか、などが不明瞭)
 …仮に「実は黒幕がいて人為的に生み出された存在である」という設定なのだとしても、世間一般でどう解釈されているのかが気になる
 (第三次産業革命の設定が浮いて見える、MGの現象が人為的に可能な範囲なのかどうかが不明瞭)

・MGを捕らえる側の面々は、第三次産業革命に由来する類の身体強化を施してはいないのか?
 …MGの身体能力が並外れているなら視野に入る手段、
  逆に身体能力がそのままなら普通の犯罪者と違う扱いをする説得力が必要

・主人公の思想と細谷の思想、どちらが主流なのか?
 …この世界における世論のスタンスが不明瞭
 …組織内部でも上記二人以外はあまり反応から思想が見えない

・主人公と千鶴の関係性がよく見えない
 …十年教わっていながら理由を話したのは今回が初めて?
 (たとえば普段は寡黙なのかがわからず、説明的に提示されたように見える)
 …主人公が自己開示をする性格なら今まで話していなかったのは不自然であり、そうでないなら今話した理由が必要そう
 (MG融和派なのを隠していないあたり前者?)

・MGたちが「化け物」自認なのが素直すぎる?
 …この手の話は大体どちらの陣営も「自分たちが正しい」と思っている印象
 …「助けの必要な弱者が、助けたくなる姿をしているとは限らない」まで踏み込めれば主人公の善性をより引き立てられそう
 (「人懐こい子犬」と「人間不信の猛犬」を並べた時、前者はある意味誰でも助けられるが後者を救うには相応の覚悟と時間と胆力が必要。物語の主人公に必要なのは後者の希少性?)

見落としがあり、作中で言及済みの内容に誤って指摘を入れておりましたら申し訳ありません。
以上、何かしら参考になりましたら幸いです。

上記の回答(MG~mutant gene~の批評の返信)

スレ主 じょうじ : 0 投稿日時:

批評ありがとうございます。

確かにあらすじにMGの設定入れてもよさそうですね。ありがとうございます。

主人公の名前については、玲二とかにすれば解決できそうですが、性別がわかるようにするためにわざわざ変える必要もないかなと思います。どうせ、すぐわかるし。

善性については正直よくわかりません。別に主人公が必ずしも善であるというつもりはないです。奇麗ごとばっかりの偽善者についても、その主人公が事件を通して成長するという形にするつもりなので、冒頭でそう思われても問題ないかと思います。
サイコパス面白いですよね。11話の槙島を打てないところとか大好きです。

箇条書きでいただいた部分

冒頭の男に同情できる余地は必要だと思っていました。細谷と言い合うシーンに入れるようにします。そもそも、MGだったら収容されるのに、この男はどこから湧いて出てきたんだという疑問も思いつきました。詰めが甘いですね。

特対に入る動機はしっかり描く必要があるようです。もともとはMGを保護する組織だったのですが、トラブルを経るうちに強制的に収容するのがセオリーになってしまった経緯があります。そのギャップに主人公が苦しむという形です。他にも、組織に所属すれば情報が入ってくるという動機も考えられます。

リアリティの裏付けはおいおい考えます。整合性をあまり考えていると先に進まないし、窮屈でつまらない話になります。

身体強化については、MG特有のものにしようと思います。そうでないと、MGがただ目が赤いだけの人になってしまうので。遺伝子操作が風呂敷広げすぎな気がしました。

MGに対する思想については細谷の方が主流です。同僚も銃を使うだけだろ?といってます。

10年教わっていながら理由をはなしたことについては、正直書いてるときに頭によぎってました。流心術の説明がしたいためのセリフなので、違う形を考えます。

MGたちの自己認識については、ご指摘、一理あると思いました。自身を化け物と思うMGや、抵抗するMGを登場させようと思います。ありがとうございます。

貴重な意見ありがとうございました。

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: MG~mutant gene~

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元記事:MG~mutant gene~の批評

こんにちは。
掲載分を読ませていただきました。感想としては「魅力は感じるが、そこはかとなく惜しい」でした。

ストーリーに関しては、まだまだ序盤ですから『気にはなる』といった感じです。
主人公の玲が確固たる信念を持ち、周囲に何を言われようとも貫こうとする姿勢は好感が持てます。サブキャラの細谷も同様で、主人公との考え方の違いや、それ故に起こる対立も伝わりました。
ただ、現在の段階では『それしか分からない』という感じです。物語上の役割を与えられた人形のようです。

もう少しキャラクターの個性が見えてほしいです。
例えば、ヒロインと出会う前にコンビニで買い物をする場面がありますが、そこで何を買うかでも玲の人となりを出せます。半額弁当ばかりを買えば「倹約家だな」と思いますし、カロリーバーばかりであれば「食事にこだわりがなくて効率重視」だと思います。自炊していれば「しっかりしている」という印象も持たせられます。
「今月も節約だな。いつかは半額じゃない弁当を買うんだ」といった一言が入るだけでも、玲にひたむきで向上心があることも表せます。

また、ヒロインとの出会いのシーンは今のままでも印象的ですが、ひと悶着あってもいいかもしれません。施設の職員に血眼で追われていて、他のMGとは何かが違うと玲にも思わせるとか。
ヒロインと出会ったことでどう物語が変化していきそうなのかを匂わせられれば、読者側にもより期待感を持たせられると思います。

設定に関しては、細かい部分のリアリティのなさが引っ掛かります。結局、MGってどれくらい危険なのか。人口の何割がMGなのか。そもそもMGに変異する存在に共通点はあるのか。(あったらその時点で捕縛されるような…)
世界観については、現代の話なのか近未来の話なのかが気になりました。私はあらすじなどを読んで、勝手に近未来を想像していました。違うのであれば、その辺りはガジェットなどで表現すればいいかと思います。(近未来であれば『空中に液晶が浮かび上がる通信端末』、現代であれば『スマホ』、前時代であれば『PHS』とか)

あと、これは完全に好みの問題になってしまうかもしれませんが……出会い編の2話は必要かどうかです。
玲がMGを助けたいと思う動機について話していますが、もう少し後でもいいんじゃないかな、と。話のテンポとしても連続性が途切れてしまう気がします。出会い編1話で朝の会議をして、次の話で夜の退勤時間になり、ヒロインを助ける。「何で助けてくれたの?」と聞くヒロインに過去を話す。これでも十分成立するんじゃないかなと思います。

細かいことですが、警察学校にあるのは「体育館」ではなく「道場」かと……。勤務時間中にわざわざ警察学校に行かずとも、警察署の中に道場はあります。ド田舎の私の市でもそうでした。

色々と偉そうに書いてしまいましたが、まだ序盤ですので、今は何を提示して何を伏線にするか、取捨選択していけばいいかと思います。
執筆頑張って下さい。

(私の小説が上に来てしまいますが、じょうじ様には以前に批評を頂いたので今回は大丈夫です)

上記の回答(MG~mutant gene~の批評の返信)

スレ主 じょうじ : 0 投稿日時:

批評ありがとうございます。
魅力は感じる、気にはなるといってもらえてうれしいです。

キャラクターの個性については共感できませんでした。
買い物のくだりは明らかに蛇足だと思います。出会いのシーンにもうひと悶着というのも同様です。ヒロインと出会うシーンなんだから、それ以外の情報は極力削るべきだと考えています。肝心な情報がぼやける。『それしか分からない』とのことですが、『それさえわかればいい』のでは。序盤ですし。

リアリティのなさは、ご指摘の通りだと思います。完全に練りこみ不足なので、完結したらしっかり考え直そうと思います。時代設定も、現状あいまいです。

2話について、相手を理解するということを、流心術を体得することを通して、この物語における主人公の成長に据えています。だからヒロインより先に提示してます。ヒロインに過去を話すというのはどうでしょう。初対面の相手に話すって安っぽくないですか?

道場については、ネットで検索したけどよくわからなかったので体育館にしていました。警察署に道場はあるんですね。ありがとうございます。

ご意見ありがとうございました。

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元記事:モモヤ様へ

モモヤ様、ご丁寧にありがとうございます。
ぜひ拝読したく思いますので、その日を心待ちにしています。
ここの利用者の皆様の例に漏れず、私もなろうに投稿し始めて二年の創作者です。
その折には併せて交流できることを切に願う次第です。

元々島の人様、場をお借りしたお礼というわけではありませんが、私からも雑感を述べさせていただきます。

主題に口を出すのは恐縮かもしれませんが、第一話の時点でどうしても気になる部分が一つありました。
それは空の神であるお母上の、ひいては作者さまの強さと弱さに対する考え方についてです。

自然界においての強さとは、身体的な特性のみを指すものではありません。
人間を含む自然界に身を置く生物たちは、弱肉強食ではなく適者生存のルールの中で生きています。
生物の強さとは、環境に適応して変わっていける強さです。
もしも身体的に強い生物が「強い」のであれば、トラは三千頭まで数を減らすことはなかったでしょうし、ネズミが全ての哺乳類の三分の二を占めるまでに増えることもなかったでしょう。

作中では熊が兎を襲う描写がありましたが、身体的に強く見える熊が身体的に弱く見える兎を襲うという状況に「弱いものいじめ」の様相を重ねるのは、人間のエゴ以外の何物でもないと私は思います。
人ならいざ知らず、大空の神様であるお母上ならば、きっと生物の多様性をマクロな視点で捉えることができるのではないでしょうか。
もちろん目の前で兎が襲われる光景は気持ちのいいものではないのかもしれません。
ですがお母上にも愛するスカーズ君がいるように、熊にも腹を空かせて待っている子がいるということをきっとわかっているはずです。

余談ですが熊は基本的に雑食性の生き物であり、好んで動物を狩猟対象とすることはありません。
異世界だからと言われればそれまでですが、現在の環境と同じように大きな問題を抱えているのかもしれませんね。
この辺をうまく組み立てれば、大空の神様としての俯瞰的な視座が表現できるのではないでしょうか。

以上、雑感でした。

上記の回答(モモヤ様への返信)

スレ主 元々島の人 : 0 投稿日時:

RH様、ありがとうございます。ご意見から初めて気付きましたが、確かに生物界の掟の捉え方等について、自分とは全く違う視点の方もおられると分かりました。確かに熊がウサギを襲うのは人間界の弱肉強食とリンクして感じられるのは否定出来ない部分かと思います。私は肉食が悪で草食が善と思ってはいませんがそのように受け止められる書き方をしたかとも思います。みなし◯ハッチなんか強い動物が悪者で弱い動物は犠牲者みたいな対立軸で書かれていてそういった作品の影響から強者を悪的に無意識に描写したり、人間とリンクしている点があったと思いますし、そう受け止められる書き方をしたかもしれません。後主人公の母は確かに神だから常に平等公平な視点と考えを持っていなければいけないと確かに感じました。みなしごハッチみたいな捉え方もしくは受け止められる様にならないように。ライオンも虎も生きるため食べなくてはなりません。

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 転生した空と大地の神の混血少年は地上で迫害されている神達を救う旅に出る

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元記事:転生した空と大地の神の混血少年は地上で迫害されている神達を救う旅に出るの批評

こんばんは。新作が進まず息抜きに来ました。2話まで読んで感じたのが、この作品の面白いところってなに?ってことです。

ヒロインらしき子とのやりとり、親が殺された時、戦闘など山場と思われるシーンと、なんでもないシーンが同じテンションでメリハリがない。

親の死→「逃げるんだ!」父さんの背中に矢が刺さった→すでに命はなかった
親の死ぬシーンあっさりすぎない?

ヒロインの説明→「とても従順で優しい。外見も紫の髪がふわっとした感じ」
ヒロインの描写それだけ?ふわっとした感じって何?

戦闘に至っては「睡眠魔法!」→「うっ!」→「幻覚魔法!」、「睡眠魔法」→「魔法封じ!」→「あ、あう!」
描写することを面倒臭がってるようにすら見えます。

導入部分だし、これらのシーンにこだわりがないといわれたらそれまでですが、相応の描写がどこにもないので、この物語は何のためにあるの?っていう印象です。
物語の面白い部分を自覚して、くどかったり滑ったりしてもいいから、それぞれをしっかり書き込むようにした方がいいと思いました。

とはいえ、恐らくほとんど初稿だとは思いますので、これから良くなるんだろうと思います。あくまで現状の感想です。

上記の回答(転生した空と大地の神の混血少年は地上で迫害されている神達を救う旅に出るの批評の返信)

スレ主 元々島の人 : 0 投稿日時:

じょうじ様、ありがとうございます。確かにこの作品の表現は未熟で粗く感じる点が多かったとも思います。だだ、父が死ぬシーンは「あっさりとして突き放し無情な感じにする」と言う狙いがありましたが狙いが成功してなければ変えなければいけません。

それと雰囲気のメリハリについて。これは気づいていませんでしたのでそう受けとられないか読み直し文章と表現を場合により変えます。
メリハリないですかねぇ……
面白いと言うか意識してる点。
・迫害されたりして困ってる人たちに主人公がどう接し助け成長するか。
・親の仇であり自分も狙っている軍にどう言う考えを持ち(復讐したいとか)葛藤し成長し考えを変えたりしていく点。
・神ゆえのスキルとそれを使っての戦いと主人公の力の成長。
です。
あと推敲をしていますが雰囲気作りや文章表現に気を配っていきたいと思います。

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 転生した空と大地の神の混血少年は地上で迫害されている神達を救う旅に出る

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元記事:転生した空と大地の神の混血少年は地上で迫害されている神達を救う旅に出るの批評

はじめまして。以下、所感です。

まず、書き出しの時点で「商業レベルには達していない」と感じましたが、一方で「惜しい」とも感じました。
「描きたいもの」の芯は垣間見える一方で、「描く手段、技術」が不完全であるという印象です。
問題点は大まかに4点あると思われます。

●必須でない設定が多い
物語上の必須パーツとして機能する設定が少なく、フレーバー的にしか配置されていないと感じました。
たとえばタイトルにもなっている主人公の混血設定ですが、アイコンとしての側面が強く物語には影響していません。確かに技などは親のものを引き継いでいますが、技の属性はその気になれば幾らでも置換可能です(特に本作は、「その属性でなければできない戦い方」が希薄な印象でした)。
特別な出自を持つ主人公はカッコ良いものです。分かります。ただ、だからこそその主人公の人格や振る舞いにもっと設定を反映させなければ「名前負け」に近い状態になってしまうと感じました。

主人公の設定は、外界に固有の影響を及ぼしてこそ機能するものだと思います。
天地の神の血を引いている、だから天地の技を使える、「だから天候や地形を操れる」「だから領地を肥沃にしたい権力者たちから目をつけられている」まで持っていければ、
「主人公の力を悪用しようとする権力者に追われる主人公」「敵国の土地を不毛の地にしてくれれば報酬をやる、という悪役に対し『両親から貰った力を悪用はしない』と突っぱねる主人公」「一方で天災に苦しむ人々をこっそりと助けているが立場上真相は明かせない主人公」など、物語上の展開に接続しやすいのではないでしょうか。
(なお、上記の展開をそのまま使うと「理想郷へ向かう」という目的と噛み合わないため調整が必要かと思われます)

「人間とは価値観が違う」も活用されていない印象ですが、たとえば「助けた少女からお礼として花を貰うも、花を摘んだ(殺した)ことに怒ってしまいすれ違う。しかし少女の真意を知ってからは和解し、二人で花の種を植える」辺りのエピソードに繋げられそうです(これもベタですが)。

また、こめかみから神の羽を出せるという設定についても、現状冒頭でしか触れられていない印象ですが「不安になった時その羽に触れる癖がある」などを設けておけば
「決戦前、口では『心配ない』と笑うが無意識に羽を触っている」など行動に関わる演出として機能させることができそうです。

●設定や展開の説明に終始しており、物語が描写されていない
たとえば書き出しですが、現状は設定集以上の機能を果たしていない印象です。
基本的に、読み始めの読者は主人公に関心がなく、主人公の設定(たとえば親の出自など)に対しては輪をかけて無関心です。読者が読みたいのは物語であり、設定ではありません。
「親二人の馴れ初めは物語じゃないか」と思われるかもしれませんが、あれも設定です。個人的には、「歴史の教科書の記述と大差ない描写はNG」だと思っています。
父の強さを示したいのであれば、「父さんは腕一本でも、全力の俺に一撃も入れさせず相手してくれた」など具体的な情景が浮かぶ描写を重ねていく方が良いでしょうし、
母の価値観を示したいのであれば、逃げるという教えだけを示すのではなく、主人公がその教えを聞くに至ったエピソード自体を描写するべきだと思われます。

●主人公の設定と描きたい展開が噛み合っていない
親を失った主人公の成長譚的なフォーマットと、見るからに強そうな混血設定や魔法関連の設定があまり噛み合っていないと感じられました。
特に、魔法関連の説明が曖昧な点が気になっています。「魔法で何が出来るのか、何が出来ないのか」ひいては「今の主人公には何が出来るのか、何が出来ないのか」が不明瞭であるため、主人公の成長を感じるための要素が希薄です。
魔法の火力以外にも、戦略や度胸の面における主人公の(現状の)欠落は提示した方がその後の成長でカタルシスを得やすいですし、負傷や失敗・仲間の苦難なども描いた方がドラマ自体は描きやすいものと思われます(自爆したのに全然平気、は緊迫感が損なわれると感じました)。
また、最初から最強の主人公を描きたいのであれば敵が少々強すぎるように思えます。

●展開が場当たり的
伏線が少なく、「突然現れる敵」「初出の技」が多いと感じました。魔法が使えるなら使えるで範囲を指定してほしいですし、敵が迫っているならフラグを先に立てておいてほしいという印象です。
また、弊害として「合理的な展開なのか?」という疑念が生じました。両親が刺客に魔法で対抗しなかった理由、自爆を最初の襲撃で使わなかった理由、追手が易々と居場所を掴めた理由などへの疑念です。

総じて、「読者に受け取らせる情報の選定や印象の構築が不十分である」という感想でした。
ただ、主人公や世界観にまつわる「描きたいイメージ」は定まっている印象でしたので、「そのイメージをいかに伝えるか」を磨けば王道の良作になるのではないかと感じます。

以上、何らかの役に立ちましたら幸いです。

上記の回答(転生した空と大地の神の混血少年は地上で迫害されている神達を救う旅に出るの批評の返信)

スレ主 元々島の人 : 0 投稿日時:

モモヤ様がおっしゃる、主人公の現時点での能力が分かる様に2話に以下補足しました。

(抜粋)
・所持技
①エアカッター(単発式)
②エアショット
③地熱パンチ

 スカーズ
 レベル五
 攻撃12 防御8 素早さ13
 装備 銅の剣 布の服
 はっきり言ってこの数値は強大な魔物どころか、少し柄の悪い奴が数人出てきただけでやられてしまう。

 仇打ちなんて夢のまた夢。
 だけどロベイアンに切れた時だけ一時的に力がぐんと上がった。
 でも混血神の力の秘密を俺は知らないし、教えてくれる人もいない。 
 
 接近戦は弱い。
 なら鍵となるのは神術による遠距離攻撃だ。
 神術は後で説明。

 神術の一つ、今のエアカッターの威力は微力な刃物で切る感じで、連続発射や細かいコントロールはまだ出来ない。

 エアショットもまだレベルが低くてボールをぶつける程度の威力だ。

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元記事:魔石と少年 〜平凡だった僕が英雄なれたのは、小さな石を拾ったからでした〜

現時点では、読まれた方から、文が読みやすいと言われてますが、初投稿ということもあり、全体的に不安です。
あと、冒頭がとても長いです。

上記の回答(魔石と少年 〜平凡だった僕が英雄なれたのは、小さな石を拾ったからでした〜の批評)

投稿者 t : 0 投稿日時:

こんにちは、
7話までと最新話あたりをいくつか読んだ感想になります。
誤字脱字の他に句読点の多さが気になりましたが。
各話、起承転結ができており。さらに次に繋がる要素も入っているので読みやすい。
これは素晴らしい長所ですが、現時点で続きを期待させ読ませる魅力がありました。
時代にあわせたキャッチーな要素を取り入れてみるのもいいかもしれません。
これも長所ですが、
エルガーもセリーヌも性格や人物像が浮かんでくるくらい書けていました。

欠点の指摘とあるので気づいた範囲になります。
テーマとコンセプトが薄いかあるいは計画がないように思います、コンセプトが反映されているか確認してみるといいかもしれません。
戦闘に入ると視点が弱くなっています、主人公の視点の役割について考えてみるといいかもしれません。

以上になります、応援しています。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://novelup.plus/story/950313789

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 魔石と少年 〜平凡だった僕が英雄なれたのは、小さな石を拾ったからでした〜

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元記事:メイドは主を殺したい!

1作目が上手くいかず、主人公等を変、修正した2作目ですが、第三者目線での評価を受けてみたく投稿させて頂きました。

前に投稿した人と同一人物です

上記の回答(メイドは主を殺したい!の批評)

投稿者 s.s : 0 投稿日時:

とりあえず、全話読みましたが、正直あまり面白くない……というよりかは、描写が足りず、作者と読者でテンションが乖離している気がします。

いきなり、『闇を払え! 破邪の光!』とだけ言われても、イマイチピンときません。『闇を払え! 破邪の光!』と言った後に、地の文で『眩い雷鳴が迸り、我が闇のオーラを打ち消していく』みたいな文が入ると、雰囲気が上がります。
流石に、技名をキャラクターに叫ばせて、それでどんな技を放ったかは考えてね、は読者に不親切過ぎる気がします。
それと、誰が喋っているのかもわかりにくいです。
次に、状況が判然としません。前述した通り、描写が足りてい無いと思います。魔王と勇者の最終決戦なのかな、と察することはできますが、物語の根幹にも関わる重要な戦いです。
もう少し説明描写を増やすべきだと思います。
少なくとも、自分が魔王であること、勇者が自軍の兵士を倒し自分の玉座まで乗り込んできたこと、魔族と人間の関係性。くらいは説明したほうがいいと思います。
それと、勇者にとっては魔王との戦いはとても重要でセンセーショナルなもののはずなのに、あまりにもあっさりとし過ぎています。ここもまた、戦闘描写を増やすとよくなると思います。

読者と作者でテンションが乖離しているというのは、これもまた描写の問題であり、描写が少ない現状、どうしても読者は主人公に感情移入できません。冒頭の戦いだけ見ると主人公は二十歳くらいの寡黙な魔王にも見えますが、一人称が僕なことから、若干若くなり十五くらいに見え、しかし、メイドの体に憑依するシーンなんかは、なろう系のノリで二十五くらいの会社員みたいなニュアンスを受けます。
作者様は自分の書きたい魔王を書いていると思うのですが、読者としては性格が二転三転し、なかなか感情移入できません。それが故、コノヤローやコミカルな地の文もあまり、楽しく読めませんでした。

展開も若干ご都合感があり、もう少し説得力のある展開を作れるようにすると、作品の完成度は格段に上がると思います。

総評すると、描写が足りない点、主人公の性格が分かりにくい点で、拙さを感じます。しかし、作品のコンセプト、勇者にやられた魔王が未来に転生し、メイドとして勇者の末裔を殺そうとする。と言うのは非常に面白いと思うので、是非、腕を磨いて執筆頑張ってください。

何かのお役に立てれば幸いです。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n4132gr/

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: メイドは主を殺したい!

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元記事:ウルスラグナ〜みんなの英雄〜

一つ前にノベル道場にアップした作品のスピンオフ的な作品ですが、こちら単体でも楽しめます。

日本に馴染みの無いゾロアスター教とファンタジーにからめて書いてみました。
趣味で書いているので、読みやすかった点や良かったシーンなど教えていただけると嬉しいです。

よろしくお願い申し上げます。

上記の回答(ウルスラグナ〜みんなの英雄〜の批評)

投稿者 篠宮ソラ : 0 投稿日時:

ゾロアスター教にあまり詳しくはないですが、善と悪という普遍的な内容に切り込んだ主人公の少女の内面に共感できます。

現代社会でも良い事や悪い事を大きな声で言えない世界に少女の葛藤が重ねられ、彼女なりの選択を見てみたいと思いました。

これからも頑張ってください

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://novelup.plus/story/374903199

要望 : 長所を教えてください! スレッド: ウルスラグナ〜みんなの英雄〜

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