ノベル道場/小説の批評をし合おう!

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元記事:ゴーレム乗りは荒野を駆ける(トルク・ギア改稿版)の批評の返信の返信

今回の冒頭の「音」はわりと言い着眼点だったと思います。勝手に音を読み取りました。
ただギアのヴィジュアルは「もう少し妄想させやすい」指示記号が欲しかったかも。カクヨム挿絵とか無いみたいですから。

 あるなら男性読者への餌ようそにもなるので、ライカの簡単なヴィジュアル指示とかね。

勝手な私的イメージライカは・・・・・少し紫外線焼けした肌の、細いを通り越してガリガリ気味の小娘だけど、胸だけは「思いのほか」豊か(胸パッドも可、読者への餌要素も考えた)。
 着ている服から髪から全身くすんだような色彩だけど、瞳だけは萌えるような新緑色・・・・・だといいなー(笑)_(┐「ε:)_

逆に、血統書つきの猫みたいに育ちが良さそうな・・・とかもありだと思う(笑)

上記の回答(ゴーレム乗りは荒野を駆ける(トルク・ギア改稿版)の批評の返信の返信の返信)

スレ主 大野知人 : 0 投稿日時:

なるほど。
外見などへの描写は、相当削っていたから、不満足な出来になってしまったかも。
キャラたちの精神的ストレスに焦点を当てるために、ある程度ショートカットした部分もありました。

ライカのイメージは、「デカダンス」のナツメが根底にいるので、ガリガリ・寸胴・赤黒いボブカット、青~黄緑の瞳がやたらギラギラ輝いてる感じです、俺はね。
肌は「日焼けした日本人」系の、浅黒い感じかな。

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元記事:ゴーレム乗りは荒野を駆ける(トルク・ギア改稿版)の批評の返信の返信

・維持軍GGに関して
ああ……元ネタ了解しました、道理で主人公機にしてはパンチの弱い発音になるわけだ……。

特に困ったのは、序盤に出てくるヘルム・ギアがどういうタイプなのか一切説明がなく、終盤の戦闘でようやく「汎用型」って言われるところかな。それまでに何回も出てるのに一切機体のイメージが思い浮かべられないんですよ。他のはだいたい初出時に「射撃型」「近接型」って出ているからまだなんとかなるんですけれど、せめてこれだけでも最初に説明を入れて欲しい。ヘルム・ES→ヘルメスってのはわかったけど命名法則よりも機体タイプの説明をお願いします。

上記の回答(ゴーレム乗りは荒野を駆ける(トルク・ギア改稿版)の批評の返信の返信の返信)

スレ主 大野知人 : 0 投稿日時:

わかりました。そうか、戦闘描写とシーン削ったときに、雑魚敵の説明が抜け落ちたのか。
主人公機ってのは、作品的な主人公機の「スルト」ではなく、「トルク・ギア」のことですね? ライカが主人公なので、トルク・ギアについては、かっこよさよりも伏線要素を押した次第です。

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元記事:ゴーレム乗りは荒野を駆ける(トルク・ギア改稿版)の批評の返信の返信の返信の返信

>>ガリガリ・寸胴・赤黒いボブカット、青~黄緑の瞳
なんとなくイメージどおりでした(笑)
ーーーーーーーーーーーーー
個人的なリクエストとしては、『わざと具体性をはぶいた』イメージがいいなーって感じ。
 ときどき質問とかで、キャラの目や髪の色を具体的なカラーを提示したがる方いますが、個人的にあまり良い印象ではないです。

赤色の髪と緑の目の美女とか言われても「だからナニ?」になるだけで忘れちゃう。

 燃えるような髪と静かな湖を思わせる緑の瞳―——
あるいは薔薇のように鮮やかな赤髪と緑柱石から削り出したような瞳ー
とか具体的な色指定ではなく、キャライメージの補足目的での抽象的な、形容詞的な色とか形とかが「少しだけ」あると楽しい。

『ギラギラした緑の目』とかだとネコ科の猛獣の目。獰猛な本性を隠し持つイメージを私的に感じます。

トルクギアとかも、「機械兵器らしい機能性を追求した武骨さの中に、どこか中世の騎士を思わせる不自然な優美さがある(具体的にどこだよ?とかは指示しない)」とか
===================
あとはどうやって釣り上げるか?とかも考えてもいいのかも?
『機械(メカ)』×『少女』×『ポスト・アポカリプス』って好きな人は絶対大好きな三点セットなので、これだけ伝えたら一定数の「好き者」は釣れると思います。

おなじ批評にいらっしゃる 十二田 明日 さんの
明治二刀剣客蒸気奇譚《微笑う人斬りと電脳の少女》とか、
スチームパンク×和風(明治)×微笑む人斬り(チャンバラ)×電脳(SF)とか、タイトルから「好き者」が釣れるわなー!!って思います。ぶっちゃけ読みには行った。批評レベルまでは読めてないけど。(-_-;)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リクエストとしては地の文にも「ライカは~」とか、省けるシーンでも5回に1回くらは名前を出して、主人公の名前を読者にサブリミナル記憶させる作戦とか。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
あと、これは実験しないと分からない部分だし、カクヨムの仕様次第なんですけれど、まめにページをめくるように、文字数をちょっと少な目に配置した方がいいんじゃないかな?とは思います。

ここの【小説投稿室】とか、かなりの長文が1ページに載せられてしまっているので、
「これを一区切りや休憩をとらず一気に読み尽くさないと、許してもらえんのか‥‥(-_-;)」となって試し読みする勇気を折られています(笑)

もっと一ページの文字数を少なくする事で、まめに中断ができるように、まめに栞を開けるように『気軽に挑戦できる』ようにしてもらえると読みやすいかも。
可能なら1ページ2000文字くらい。長くても5000文字を超えないくらいで次のページへ。

読みなれない人なら、ページをめくる度に「あ、オレちゃんと小説よんでるわ~読めているわ~」って達成感も得られるし、読み疲れる前にブクマで休憩できる・・・と思います。

上記の回答(ゴーレム乗りは荒野を駆ける(トルク・ギア改稿版)の批評の返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 大野知人 : 0 投稿日時:

 ええ、ええ。
 正直、色指定含め外見描写はくどいかな~って思っていて、それでキャラの外見描写は省きました。
 男性キャラの下ネタとか、『いきなり現れたキャラにビビる』みたいなシーン以外では、ほぼキャラの外見は書いてないはず。ってか、無意味にソーシャルディスタンスとって無線で会話してやがるんで、なんなら声の描写の方が多いかもです。(笑)
 GG描写も基本的に、『武骨』『少し丸みを帯びた』『ずんぐりむっくりの』あたりですね。ギミックがあるタイプのパーツは特定して解説入れますが、ほぼ切りました。

 『作品のウリ』的な話をすると、これは完全に『俺が好きなものを書く! なんか文句あるか!?』に対して、『たとえ売れないネタでも、どこまで丁寧に伝えるか?』と言うのをぶつけたので、こうなりました。

 一方文字数ですが、こちらはGA文庫に出すつもりで書いたものなので、ほとんど調節していません。GA落ちたらネットにあげ直すつもりなので、その時に調整します。

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元記事:ゴーレム乗りは荒野を駆ける(トルク・ギア改稿版)の批評の返信の返信の返信の返信の返信の返信

じゃあ、 ス パ ル タ するね。

①セリフ回しが癇(かん)に障る気がする
②場面転換への移行がズタズタで「は!?」ってなっちゃう
③必要な設定ほど後出しにしていて、要らん情報ばかり先出しする。情報が遅い

いまちょい体調くずしていて、朗読アプリケーションで読んでもらっていますが、文字量3倍の作品朗読してもらっているような疲弊感があります。

まず①ライカの人間性がセリフ回しからブレている気がする、まだ全部じゃないけど、皆のセリフだけ抜粋ね
ーーーーーーーーーーーーーーーー
①「今日はこんな所かなーっと!」

②「ここの基地は一通り漁ったし。そろそろ狩場を変えるか……」
  ↑ここブツクサ言ってない言っているのは後のセリフ

③「ケーッ! GGの一台、銃の一丁もねぇの。しけてるなぁ~」
  ↑前のセリフと位置が逆
 
④「それじゃあ、今までお世話になりました、と」
⑤「にしても、ここの基地は稼げたよな……」

 
⑥「しかし、どこもかしこも惨澹としちゃってまぁ……。生まれた時からだけど!」
⑦「……ハァ。明日から、どうしよ」
  ↑ライカはネガティブな娘さんですか?【次の狩場をさがさなくちゃ・・・・ね!】くらいの方がらしくない?
もしくは「さて、明日からどーしたモンかねぇ~」くらいの達観があった方が良いと思う。

⑧「たぁだいまーっ!」
⑨「おっちゃん! 今日も査定を頼める!?」
  ↑ここ、オッちゃんよりキャラ名の方がいい。彼は重要人物なんでしょう?

⑩「おいおい、(ライカ、とかキャラ名を入れた方がいいかも?)また盗みか?」
⑪「盗みって言い方は人聞きが悪いじゃないの、おっちゃん。盗掘屋であっても盗賊じゃねぇ。それがアタシの信念だよ!」
  ↑しつこい。あと口調が野郎になっている「盗・掘・屋!!掘り返しはしても盗みはしない(盗賊じゃない)。それがアタシの信念だよ!」くらいを求める

⑫「盗掘だって盗みだ……。とはいえ、お前(まい)さんがたが居るからこの町は成り立っているんだけどね。荷台を見さしてもらいますよ、っと」
 ↑盗掘うんぬんしつこい、ギャグとして入れたいなら残していい。あと町の成り立ちも【今】はいらない情報。
⑬「ありゃ、正真正銘の鉄くずばかりじゃないか! 何かあったっけ?」
  ↑これ地の文に入れた方がいい

⑭「いやいや、ここのところ世話になっていた『狩場』が引き揚げ時でね。屑鉄ごっそりかき集めてきただけだよ」
  ↑no、より「うん、採りつくしちゃったから、これが最後の屑鉄なの」とかでいいと思う、へんに意地を張らない。
 
⑮「ちょっとばかし色を付けておいた。……はい、これ。今日は打ち上げだろ?」
⑯「さてと、どうしようかね~」
  ↑セリフでも出ていますが、ここまでの場面がカっ飛びすぎ。打ち上げシーン無いなら書くなし

⑰「あーッ! いけねぇ、いけねぇ。そろそろ境界だな」
  ↑最後の「な」が無い方が女の子っぽい
⑱「領軍の連中に目をつけられると厄介だしなぁ……」
  ↑重要キーワード【領軍の連中】が入った。ここでの戦闘は【領軍の連中】に見つけられないように、注意深く、かつ速やかに終えるよう気を回す事!!!!

⑳「って、アレ!?」
  ↑前のセリフ……の後にそのままくっ付けた方が移行が自然になると思う

㉑「盗賊ねぇ……。アタシの荒野で人を襲うなんざ、良い胸してるじゃないの!」
  ↑セリフがあきらか飛びすぎ

㉒「幸い、荷台は外してきてるしね!」
     ↑ここ、もっと 速 い 段 階 で 地の文に入れとけし!!

㉓「しっかし、この辺りにあんな連中居たかね? ……アタシのと同(おんな)じ『ゴブリン』一機に、『ヘルム・ギア』二機か……。武器は結構有るじゃない」
  ↑ こ れ 重 要 情 報 !!!!機種はライカ登場シーンで即、書いとくべき内容!!!

㉔「こっちは軽装だが、負ける気はしないね!」
㉕「って、撃ったぁ!?」
  ↑抗戦する気マンマンなのに打たれてビビるの矛盾している。ギャグ目的ならOK
 

㉖「アタシの方じゃねぇ。前方にいるゴブリンを狙ったのか!?」
  ↑これ地の文でいい情報
 
㉗「あっちがもし二グループとするなら、追われてるのはあのゴブリンか」
  ↑これも地の文の方がいい
 
㉘「二対一とは、卑怯じゃないのさ!」
㉙「アタシの荒野で非道をされる奴がいるのなら、手を貸してやるのが人情じゃないの!」
  ↑!要らん。

㉚「「あー、あー。そこのアンタ、聞こえてる!?」
  ↑彼らの事情を聴くためなら、このセリフの方を㉘㉙より先に言わなきゃダメ。

㉛「んだってんだよ! こっちは今忙しいんだよ!」
㉜「テメェも殺されてぇのか!」
  ↑ナイス不愉快、嫌な人間性が出ている

㉝「おい、逃げてる方のアンタ! 聞こえるか!」
㉞「ザッ……、ザザッ! ああ。聞こえてるよ」

㉟「アタシはアンタに加勢する。事情はよく知らないが、どう見たって被害者だしな!」
㊱「行く、ぜェ!」
  ↑無条件にジェイクを信用しすぎて変。同じするならせめてジェイクの人間性に好感もたせるムーブしないと!

㊲「喰らっちまいなよ! クソッタレが!」
㊳「嬢ちゃん、言葉遣い荒いねぇ!」
  ↑馴れ馴れしい

㊴「舐めてんじゃねぇぞ、コラァ!」
㊵「オレ達を敵にして生きて帰れると思ってんのか、ゴラァ!」

㊶「おっちゃん、アタシが前に出るよ!」
㊷「おっちゃんじゃねぇ、ジェイクと呼んでくれ」
  ↑ほんと馴れ馴れしい、「ジェイクと呼んでくれ」の方がいい

㊸「んじゃあ、ジェイクさん! 援護頼むよ!」
  ↑なぜ敬語?キャラ的におかしいと思うよ?あとジェイク「了解」くらい言え。

㊹「GGで格闘なんて、できるものかよ!」
㊺「この素人が!」
㊻「素人だって? たかだか盗賊ごときがこのアタシを舐めてんじゃねよ!」

㊼「馬鹿が、このまま死ね!」
㊽「この間合いに限っちゃ、負けられないモンでね!」
㊾「うぶぉわ!」

㊿「ヒュー。一撃目を避けるとは、いいね。そう来なくっちゃなあ!」
51、「嬢ちゃん……、殺さないでくれねぇかな?」
  ↑ジェイク変わり身はやすぎて違和感

52、「わかってるよ!」
53、「いや、すまねぇ。……って、え!?」
54、「おい、嬢ちゃん迂闊すぎじゃねぇか!? それに不殺なら……」
55、「せい、ら!」

56、「ん何ぃ!」
57、「こんにゃろッ!」

58、「トロいんだよ!」
59、「これで、トドメだよッ!」
60、「これで、落ちろ!」

61「さーてと。とりあえず自己紹介からってところでいいかな?」
62、「そういやボカぁ嬢ちゃんに名乗ったけど、名前は聞いていなかったっけぇね?」

63、「アタシはライカ。孤児だから苗字はないよ。D85番地と呼ばれる町で盗掘屋の仕事をしている」
64、「D85番地ねぇ……? 聞き覚えがあるぜぃ。結構な速度で復興してるんだっけ?」
    ↑悪い意味で慇懃すぎる。「あー・・・・聞き覚えがあるよ。結構な速度で復興してるんだって?」くらいの方が良いと思う。ここに侮(あなど)りを感じさせよう

65、「ああ、アタシらが掘り起こした武器やGGを売ったり、或いは屑鉄を加工して生活に役立てているお陰でね。生きて行くには困っちゃいない」
     ↑末尾に「よ」をつけたほうが女の子らしい
66、「なるほど、中々良い『町』じゃないか」
    ↑「なるほど、こんな腕のいいGG乗りがいる『町』なら凄いはずだ」くらいのおべっか、言え!!!

67、「で、ジェイクさん。名前以外にも教えてもらえるかい?」
ーーーーーーーーーーーーーーー
ちょっと疲れた・・・・_(┐「ε:)_。
質問1
ジェイクの人間性が、妙にクソっぽいけど、クソキャラ設定ですか?
ここまで聞いていて、特に気になったのがジェイクの言い回しが妙に圧迫的で慇懃無礼な事。

根は善性を持つキャラ設定なら、㉚あたりから、ライカのギアを巻き込まないよう振舞うか、ライカに「すまない、助力をたのむ!!」くらいは言った方がいい

㊳くらいは小娘あつかいより「姐(ネェ)さん」くらいの「気持ち敬称」のほうがいい。顔合わせ時に予想よりずっとわかくて「お嬢さん」呼びするとか。「嬢ちゃん」呼びは・・・街の安い娼婦じゃねーんだから・・・・(;´∀`)

後は以降のセリフに「【領軍の連中】に見つからない場所に急ごう」くらいを言って欲しい。

上記の回答(ゴーレム乗りは荒野を駆ける(トルク・ギア改稿版)の批評の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 大野知人 : 0 投稿日時:

 正直、言っちゃ失礼だけど、今回の意見は読むせんさんの趣味がかなり入ってる気がするなァ……。ソースは統計ね。ここのサイト含め二十人くらいから意見集めてるので、『俺自身が共感できないものかつ、複数人から同一・類似の指摘が無いこと』を趣味として処理してる、ってことなんだけど。

①台詞回しが~。とりあえず具体的に指摘された点の大半は『キャラの特徴を説明するため』の台詞です。癪に障ると仰るのであれば、『この娘、いまいち萌えないな~』に近いことかも。受けにくい、という点では参考にします。
②場面転換への移行が~。すみません、よくわかりません。申し訳ないですが、もう少し具体的にお願いします。
③必要な設定ほど~。うーんと、これも具体的に聞かないと何とも。伏線的なものもそうだし、割と『キャラクター性の説明』のための設定・情報もあるので何とも。そもそも論を言えば、読者に謎解きさせるのを目的としない、主人公たちの精神的なアレコレを見てもらうための作品なので、必要な情報はほぼないと考えます。

①~⑤、ライカは基本的に物事をくさして言ったり、悪意的にみて冗談にして笑う、ということをする人間です。ジェイクとの模擬戦で『侮っていたことは否定しないんだね?』と皮肉ってみたり、ヒロインポジのモネの行動に対して『おばさん臭い』と割と直球に言ったりするので、正直そこまで違和感はない。
 地の分でも基本的に、『純粋』ということはあるけど『良い子』とは言わないし、基本的に誉め言葉の前後に『守銭奴』『皮肉ることこそある物の』と付けているので、そういうキャラです。

⑥⑦は説明台詞ですね。戦争によって土地が荒れたこと・盗掘屋の仕事が不安定であることを言わせてるので、これは確かにキャラとしては微妙におかしいです。言い回しはいつも通りの皮肉ですが、この言い方は確かにライカじゃない。

⑧⑨は、これはキャラ立てです。ライカは基本的に『名前+さん』か『名前+おっちゃん/兄・姉ちゃん』と呼び、またジェイクのように『おっちゃん』呼びを嫌がるキャラもいる中で、ライカ母(酒場の女将)とトーマスのみが『母ちゃん/おっちゃん』と『名前呼びでない=わざわざ固有名で呼ぶ必要が無い』親密な相手である、という暗喩ですね。
 これは終盤においてライカがトーマスの冷徹さに失望したり、或いは『救えないかもしれない人間』を考えてしまうシーンで親密度の高さが浮き彫りになるので、『最初からいるキャラのちょっとした特別感』を出す要素です。

10,11、12。同じく伏線要素。終盤におけるトーマスの『盗賊と盗掘屋は生きるために戦っているが~』というのにつながるので、並べ立てて言うことに意味があります。また、中盤でスネンヴァルと出会うまでの『盗賊への差別意識』をしっかり描写するためにも、『自分が盗賊ではない』と言い張ることに意味があります。

13、14、15、16。結構どっちでもいいセリフです、この4つは。読みにくいなら書き換えます。
17。女の子っぽくない女の子なので、これで良いです。
18。いえ、ここのシーンは直前に明確に厄ネタを意識しているのに、戦闘にのめりこんで忘れてしまうライカの子供っぽさ・ズレを描きたかったので、キャラとしては『盗賊ともども領軍に捕まる』のが正しいです。ストーリーの都合があるので、領軍来ませんけど。
20。そうですね。分かりやすいならそうしましょう。
21。戦闘狂キャラの伏線です。『明らかに飛んでる』、つまり非常識に好戦的であるのでキャラを表す要素です。地の文における補強が必要だとするならしますが、直前の文の『相反するような好戦的な笑み』もあるので、異常であることをちゃんと明記していますよ
22。地の文は荒野関係の解説と、D85番地の周辺事情のせいで尺が重いのです。『領軍という厄ネタを無視して突っ込むライカ』『戦場のど真ん中で中立領とかいう、明らかに不審なテレーヌ領』『盗賊との戦力差』など迂闊に削れない伏線・設定が埋まってるのでここになりました。
23。言いたくないですが、『ロボットオタ』以外も読者層に取り込みたい作者として、出来るだけ『ロボを語らない』ロボットアクションを作ろうとしてやってきました。冒頭から『○○軍の量産機△△は、戦時中の量産機で十年近く前の機体だが、型落ちと呼ぶには~』とかされたら絶対萎えるんで、出来るだけ下ろしてここです。戦闘シーンが入らない以上、機体スペック・設定こそ『余計な情報』に他なりません。

25。ちゃんと読みました? 射程外で、当たる云々以前に届かない距離で撃ったから驚いてるんです。
26。説明台詞なので地の文でもいいですが、これを埋めると5行連続地の文になり、やや読みにくいのでセリフです。
27。こっちは地の文に埋めてもよさそうですね。
28,29。『格好つけ』『男勝りの態度を意図的に問ってイキる』など、『一人前ぶりたい』というそこそこ見栄を重視する彼女のキャラを表すセリフです。過剰だというのなら消すのはやぶさかではないですが、意味はあります。
30。会話シーン入ってしまうと、ジェイクのキャラ性の紹介や戦闘シーンとごっちゃになるので、上述の『カッコつけ』を一回挟む必要がありました。
36。無条件に信頼している、のではなく『信頼以前に多勢に無勢だから庇う』という浅はかさを示すシーンです。後々多く描かれる『考えてるつもりで何も考えてない』ライカらしい行動です。
38~64。なぜ馴れ馴れしいかというと、ジェイクの初対面に対する態度のデフォが『馴れ馴れしい慇懃キャラ』だからです。トーマス・スネンヴァルとの初対面もそうですね。だからこそ、後に登場するエリーチカのシーンで最初から『必要以上に寄り添おうとせず、揶揄うけど慇懃って程じゃない』態度になることに、『既に長い付き合いである』ことの暗喩になります。また、ジェイク・ライカ・トーマスが中を深めることが物語の筋の一つなので、『ほぼ全ての初対面に対し、同じ対応である』ので、ジェイクに限ってはこれで正解です。
 ちなみに彼の考え方について語ると、基本的に『胡散臭さ』を表に押し出して人を遠ざける・ないしお人好しを釣るのが目的です。戦時中のトラウマや、戦後しばらくの『万人の相互的な疑心暗鬼状態』を経て、彼は『あえて疑わしいキャラを示すことで相手の出方を見ようという』、どこぞの厄介なヒロインみたいな思考に至ったのです。
 ゴマすり・慇懃・なのに馴れ馴れしい、この三点は彼の常套手段ですね。好感度が上がると、段々揶揄うようになるので紛らわしいですが、ある程度を超えると不必要に絡まなくなる・警戒を解いて本音を発するようになります。
65。女の子らしさ、は彼女の場合不要です。
66。項64に出てきた『侮り』ですね。読むせんさんとは考える順番が前後しただけじゃないっすかね。

質問1について。ジェイクは初対面相手に『クソキャラ』を演じた上で、相手がそれでも近付いてくるのであれば気を許したり、相手を探った上で気を許したりするメンドクサイ子です。正直、ライカやモネ以上にヒロインしてますね、そういう意味じゃ。
 根っこに善性は有りますが、間にデカめの地下茎挟んだうえでさらに盛り土してるんで、相当掘らないと出てきません。あと、善性というよりは『○○かっこ悪い』『さすがに××は気が引ける』程度の、非常にネガティブな良心です。

 『嬢ちゃん』呼びが街の安い娼婦に聞こえるのは、完全に偏見だと思うなぁ。ジェイクの発音的には『ォ嬢ちゃん』が近いんだけど、『お嬢ちゃん』とは言わないので『嬢ちゃん』になった部分があります。イメージとしては、ログホラに出てくる円卓メンバーの一人・ミチタカさんの年少組に対するときの『坊主・嬢ちゃん』呼びですね。

 保護するべき子供として見つつ、『お』と丁寧表現をつけて呼ぶと馬鹿にしていると取られるんじゃないかと妙な気遣いをして、『嬢ちゃん』と言ってしまう。
 一方で、彼自身は無意識ながらも女子供を戦わせるべきじゃない・感情的に怒鳴るべきじゃないと考えているので、これはトーマスなどと相対するシーンが比較しやすいですが、『感情的になった後の誤り方・戦闘シーンでのフォローの仕方』にはかなり対応の差があります。そのため、『庇護すべき対象』として『嬢ちゃん』以外の二人称はまずありえないですね。

 今回は、俺の作りたかったキャラと読むせんさんの受け取ったであろうキャラの差で細かく追及して書きましたが、正直に言えば暗喩として入れていたもの・弱い伏線として入れていたものが『不自然』と取られており、自分の作りこみの甘さを痛感しました。
 一方で、読むせんさんの指摘には『不必要なリアリティ』を求めすぎているところも随所に感じられました。もちろん、『書くことはせず、読む側にのみ回る』ことによるバイアスのかからない感想はとてもありがたいのですが、一方で『そこのリアリティを追及すると、そもそも作品の前提が崩れるよ・読みにくくなるよ』というのが――失礼ながら――分かっておられないように感じる部分もあります。

 これからも精進したいと思いますので、どうかよろしくお願いします。
 今回はご意見、ありがとうございました。

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こんにちは
前よりも読みやすくなっていました、今回は前編すべて読んだまでの感想です。

やりたいことをやっていると分かるほど熱量のこもった会話や場面は魅力的でした。
その一方で、料理の下ごしらえを見せられているうちに前編が終わっており、それを楽しめるかで評価が分かれる、なので読者を選ぶ、といった感じでした。

詳しく書くなら……。
冒頭から読者は地図もなく目的地も分からないままさ迷い、エリーチカ登場では濃い展開のはずが内容としては薄く、物語で何がやりたいのか語られ始めた時にはもうスネンヴァルが登場する頃で、前編はわずかしか残っていない……。

これについて、アニメでも漫画でも小説でもいいので人気作を自分なりにプロットを書いて勉強するとか、あくまでも一つの選択肢の話ですが、プロット相談掲示板で直接聞いてみるのもいいと思います。

読んでいてとにかく気になったのが文章です。
ジェイク登場より「前」はライカの三人称一視点のようですが、ジェイク登場より「後」というか、複数視点が登場する場面になるとすべてではないですが三人称神視点になることが多いです。
そしてライカに視点が戻ると三人称一視点っぽくなっていて、神視点に魅力を感じているならいいですが。
無難にいくなら、視点移動してもいいので視点を固定された方がいいですよと言われるかもしれませんね。
ネット小説は三人称神視点で書かれているものも少なくないので、分析してみるのもいいと思います。
そして、全体を通して文章に癖があって、どういったものかでいえば、ところどころ芝居かかっていて台詞を強調してクドいのでこれはこれで読者を選ぶ印象でした。

やりたいことをやっていると分かるくらい書けていることは、そこをキラリと光るものがあると言ったりもするので、読んでくださった方次第ですが、私はこれについて良かった点だと思います。

この前編ではロボット(GG)と、ライカやトーマスやジェイクといった登場人物達がいて。

ロボットに振り回される登場人物達となっていて本編スタートといった感じのところで、登場人物達がロボットより大きな存在になってしまっているあたりが下ごしらえとみえてしまいました。

ライカに自分探しをさせるそれを楽しめる読者ならいいですが、もっと導火線に火をつけるではないですが、事件にも色々あります、事件から火薬庫が爆発していきさらに大きな事件に発展していく方が、あくまでも一般論としてエンタメ向きといえます。物語に様々な角度から圧力をかけるといいでしょう。

何を選ぶかはその方の自由意思なので私はどちらでもいいのですが、必須の説明は先にやって済ませておくのがセオリーですね、これはGGについてです。
これは読者に後だしじゃんけんだと思われてしまうのと、この作者は何も考えてなくてただ設定を使っているだけで浅いと思われるのを防ぐためです。
ロボットものに限った話ではありませんが、すべてを書く必要はありません。
具体的に何を書けばいいかは小説アニメ漫画、必ず序盤に書いてあるので参考にしてみるのもいいのではと思います。

以上になります。
やりたいことができているということは、読者はその面白さをもっと知りたいと思っています。

応援しています。

上記の回答(ゴーレム乗りは荒野を駆ける(トルク・ギア改稿版)の批評の返信)

スレ主 大野知人 : 0 投稿日時:

ご意見ありがとうございます。前よりも読みやすくなっていたとのこと、安心しました。

前半のプロットについてはやはり問題ですね。キャラが渋滞を起こしている感じになっていて、tさんが挙げてくださったエリーチカのシーンを含めて、数シーン削る方が良いかな、と感じます。
前半の拍子抜け感・tさんおっしゃるところ『下ごしらえを見せられてる』感覚は、アクションシーンなどでカタルシスを調整していきますが、今回は『物語のケツに諸々収束させる』方式で書いたので、全部修正するのは難しいかな。

文章の三人称一視点・神視点の分岐問題については、作品全体をライカの精神的成長に寄り添わせたものであるため、『本来三人称神視点だったのが、三人称一視点に寄ってしまった』感じです。ただ、理由はともかく読みにくさにつながって居るのが確かなので、他の方の作品を参考にしつつ、修正します。

台詞がくどい、と言うのは言い回しですか? それとも『台詞を地の文で補強しててくどい』ということ? 
前者なら、それは俺がやりたかったことです。多少読みにくくても、そこを削るのは俺のプライドに反します。
後者については、現在対応中です。既にいろんな方から言われており、チマチマ潰しております。

最後に書くと、今回の場合『特にそこまでロボットが好きでない人』に楽しんでもらえる作品を作りたいと思って書いたので、出来る限り『ロボットそのものを深く語らず、(少なくとも一巻分の内容においては)ロボットに携わる人間メインで書きたかった』ので、『GGより登場人物が大きな存在になっている』のはむしろ俺にとっては誉め言葉です。
ロボットものを好む人間には多少物足りなさがあるでしょうが、むしろそうすることで色んな層を取り込みたかったので、大成功ですね。

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陰キャラのヒロシくんは結婚がしたい。

投稿者 個沼向上 返信数 : 2

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最後まで読んでいただけると大変ありがたいのですが、最初から、あるいは途中からダレてきて、読むのが苦しくなった際は、すぐに読むのを中断... 続きを読む >>

たのもー!(ボコボコにしてください)

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武神装甲

投稿者 じょうじ 返信数 : 4

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新作の序盤がひと段落着いたので評価いただきたいです。 率直な意見がほしいので、遠慮なく言ってくれると嬉しいです。 よろしくお願い... 続きを読む >>

たのもー!(ボコボコにしてください)

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キミのカタチは不定形

投稿者 珠川理緒 返信数 : 0

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とにかく駆け引きを優先しました。誰を敵にするか、誰を味方にするか、その緊張感が書けていればと思います。 続きを読む >>

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元記事:可逆線上のアリア

希望や救いようがないような、理不尽な話を意識して書きました。文章を断片的にしか読み直していないため、わかりにくい表現、構成や誤字脱字が目立つと思われます。

上記の回答(可逆線上のアリアの批評)

投稿者 : 1 投稿日時:

2023年あけましておめでとうございます。そしてはじめまして、灯(ともしび)です。

作品ページに飛べませんでした。申し訳ありませんが、URLが間違ってると思われます。

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 可逆線上のアリア

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元記事:試作②

前に出した試作の続きです。これだけ読んでも多分何もわからないです。
面白いかどうかは別として
①キャラがすんなり頭に入ってくるか・情報がすんなり理解できるか
②『ここの展開、蛇足だよ』みたいな部分があるかどうか。もちろん私としては全部必要だから詰めてるんですが、読者にしてみればそんなもの関係ありませんからね。蛇足部分があれば検討します。
①と②を見てほしいです

上記の回答(試作②の批評)

投稿者 大野知人 : 0 投稿日時:

個人的には、わけわからん要素が多かった一話と違って情景もわかりやすかったし、享楽とデフの軽いやり取りも好物です。
ま、強いて言うなら一話一話が長すぎる気がする。
僕個人の経験ですが三千字くらいの文章を毎日とか二日に一度更新するほうが『読まれやすい』と思う。

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元記事:諜報員と、香りの記憶――約束と忘れ形見――

いつもお世話になっております。やとうと申します。
こちらのサイトで皆様に大変お世話になりながら、このだび完成させることができました。
アドバイスを頂いた皆様、勉強になりました。ありがとうございます。

「コーヒー」×「スパイ」×「女の子」をお題にして『諜報員と、香りの記憶――約束と忘れ形見――』の短編小説です。

架空の世界を舞台にして、スパイが女の子との出会いを通して、過去と向き合うお話です。
仕事を終えたスパイが、ちょっとだけ素顔を見せた、という状況を書きたくて挑戦しました。

拙いところを、これからどんどん直していくつもりです。
お気づきの点のご指摘をよろしくお願いいたします。

不安な点なのですが、今回の作品はライトノベルのカテゴリーに入るのだろうか、と書き終えた後に思いました。
知り合いの方に読んでもらったところ、「ライトノベルと一般小説の中間みたい」という感想をいただきました。
お読みいただいたあとに、この作品がどのジャンルに属するか、印象を教えていただければ幸いです。

上記の回答(諜報員と、香りの記憶――約束と忘れ形見――の批評)

投稿者 結尉奈りお : 0 投稿日時:

やとうさん、初めまして!
ちょうどヒロインの少女が出てくるか、出てこないか、といったところ。全体の3割ぐらいまで読み終えました。

まずはじめに、この作品は設定というか、現実世界をベースにした世界観や描写がよく出来ています。あんまり読まないタイプの作品は途中から苦痛に感じたりすることも少なくないのですが、これは僕も設定重視の同じ毛色であるが故に、スラスラっと読めるんでしょうね。感想欄から察するに、フランス統治下のインドシナ。北側と南側に分かれてゴタゴタしてるのも後の史実っぽいですし、題材の選び方もすごく好みでした。

ただ、あえて「たのもー!」ということで指摘させていただきます。

気になった順に言わせてもらうと、この作品のテーマは「コーヒー」「スパイ」「女の子」と盛りだくさんなわけですが、スパイ以外の要素が現時点でほとんど無い気がする。女の子はヒロインのことだと思うので省きますが、コーヒーについては、もっと積極的に出せるはず。主人公がコーヒー嗜好家で何かにつけてウンチクを言うとか、それを物語に絡められれば言うことなし。そもそも、短編に3つもテーマを盛ること自体リスキーですし、3分の1過ぎても出てこないなら削るべきです。

次に、そのスパイ要素も弱いというか、わざわざスパイを主人公にする理由が分かりませんでした。女の子と話して苦い過去を思い出すとか、昔の任務の影が付いてまわる展開なら普通の軍人でもいいと思いますし。ガリア王国から派遣された主人公が具体的に、どういう目的でどういう情報を集めているのか。途中から、いきなり古代文明がどうのと真顔で言い出したり、よく分かりません。というか、この作品のキモは結局、スパイと女の子のどちらなのでしょうか。

主人公の身分も違和感というか、ガリアと鎬を削っているはずのイングレス国籍を名乗る主人公がガリア領に。しかも、東洋移民で織物商人というのは、現時点では納得できません。単に『スパイだから』と天の一声でも済ませられますが、これだけ丁寧に設定や風俗描写をしているわけですし、もったいないなと思いました。

こちらで何か見落としがあったのかもしれませんが、主人公の目的だけでなく、そう名乗る理由についても明確な説明がなかった気がする。スパイは偽りの身分を適当に名乗っているわけではありません。いくらガリアのスパイでも、アジア系の主人公がヨーロッパ人を騙るのは不利だし、それなら、現地人とか東洋人になりすます方が自然。織物商の息子とか、何かしら本格的な経験がなければすぐにバレるし。そもそも、この身分だと具体的にどう任務に役立つのかが分かりません。

最後に、この作品がライトノベルの分類になるかという質問ですが、全然アリだと思います。僕もそこらへんの線引きがよく分からないんですけど、やとうさんが本作をライトノベルとして書いたのなら、つまりライトノベルということです。

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https://ranove.sakura.ne.jp/story_system/public_story/06907.shtml

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 諜報員と、香りの記憶――約束と忘れ形見――

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