ノベル道場/小説の批評をし合おう!

田中一郎さんの返信一覧。最新の投稿順3ページ目

元記事:金髪巨乳ロリっ娘と送る青春ラブコメは、エロティックでバイオレンスだの批評

とりあえず2話まで読了。
web 小説ならではなのかも知れませんが、山も谷もない話が続き、展開が遅い。
もっと早い段階から物語を動かす努力をしたほうが良いと思います。

文章は一人称視点というか、独り言の箇条書きを延々見させられてるというか。
センテンス毎に改行し、空行を入れるスタイルとの組み合わせで、小説らしからぬ様相に。
見やすさを考えてのことだと思いますが、過剰で悪影響を与えていると思います。

キャラクターの動きや状況描写もないので、「体験したいイベント」だと、主人公が桜並木の中の下校を妄想しながら部屋で膝を抱えてブツブツ呟いてるイメージです。
これらはもう少し文量をかけて描写したほうが良いかと。

語尾に同じ語が続く傾向もマイナスポイントで、メリハリのなさも併せて稚拙さを感じさせます。主人公のセリフとモノローグのほとんどが「~な」で終わってる気が。このあたりも改善点ではないかなと。

ちら見した先の方に、
「日本語的なルールが滅茶苦茶だとしても、読んでて楽しいなら、すべてが許される」
という主人公のモノローグがありましたが、これもしかして天界聖夜さんの気持ちの代弁ですか? もしそうなら認識を改めたほうが良いかと。
ルールを守るのが「読んで楽しい」への近道です。
基本は大事ですよ。

上記の回答(金髪巨乳ロリっ娘と送る青春ラブコメは、エロティックでバイオレンスだの批評の返信)

投稿者 田中一郎 : 1 投稿日時:

誤)の動きや状況描写もないので、「体験したいイベント」だと
正)動きや状況描写もないので、「体験したいイベント」だと

スレ汚しすみません

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n4920fc/

目的:プロになりたい!

要望 : 長所を教えてください! スレッド: 金髪巨乳ロリっ娘と送る青春ラブコメは、エロティックでバイオレンスだ

この書き込みに返信する >>

元記事:魔弾使いのTS少女

結構黒い話が書きたかったのでグロ描写とか主人公が苦悩する描写、心が折れかける描写などが沢山あります。それと、主人公の強さがそこそこ程度なので敵に苦戦する描写等、そうした面を意識して書いていました。それ以外の描写もキャラの心理を大事にしつつ書いています。
十七話辺りまでを纏めて少し改稿し小説の大賞に出したのですが、落ちてしまったのでどこが悪かったのか、こういう事をしたらいい等、そうした批評などを頂けると嬉しいです。それを元にこの作品を書き直すか新たな作品を書く際の土台にしていきたいと考えています。

上記の回答(魔弾使いのTS少女の批評)

投稿者 田中一郎 : 3 人気批評! 投稿日時:

とりあえず第二まで。
設定は面白そう。
恐らく問題は文章かなと。
丁寧に描写しようとしてるのはわかるのですが、クドさを感じ、わかりにくくなってしまっている。
例えば冒頭のこの箇所。

~彼女が右手で抑えている左肩だった。
 彼女は長袖の服を着ている。しかし、左肩。いや、左肩そのものを含めた左手全体を包んでいた筈の袖はそこには無く、そこに通っていた筈の左手も存在しない。彼女の服と体は左側がより赤く染まっており、抑えている左肩があったであろう場所からは血が今も止まることなく流れている。

アレンジしてみます。

~彼女が右手で抑えている左肩だった。
そこにあるべき腕は付け根から服の袖ごと失われており、流血は左半身を染め続けている。

どうでしょう?

第二のアクションシーンからもうひとつ。

 ひなたから少し離れた場所に六発の銃弾が生み出され、空中に浮いている。ひなたは銃撃が始まるであろう循環に走り出し、シリンダーを開いてその銃弾とシリンダーの位置を合わせる。そして、銃撃が開始された瞬間、ひなたは銃弾をシリンダーに突っ込み、体を回転させながらシリンダーを閉じる。

アレンジします。

 ひなたから少し離れた空間に六発の銃弾が生み出された。
 敵の銃撃が始まるであろう瞬間に走り出し、銃を左に振りシリンダーをスイングアウト。位置を合わせ、敵弾を避けて飛び込んだ。その勢いのままに魔弾を装填すると、体を回転させながら右腕を再び鋭く振る。
 フレームがカチッと乾いた音を立てた。

こんなとこでどうでしょうか?

アクションシーンは見せ場でしょうから、リアリティを感じさせるように描写する、ってところですかね。特にここは初戦闘シーンですので、一気に世界に引き込むことが大事ではないかなと。
まぁ私はガンアクション書いたことがない門外漢ですので、これは雰囲気重視ですが。

同じ語を繰り返さない、同じ語尾を繰り返さない、言わなくてもわかる主語は省略する、なるべくシンプルに。
全体的にそんな感じを意識して推敲されると良いのではないかなと思う次第です。

あと可能であるなら、応募されたときの形態で提示された方が良いかも知れません。
web連載ものをまとめると、結末が致命的になってたりすることもあるようですし。
推敲後に再投稿される事がありましたらご一考下さい。

長所。良かった点

丁重に描写しようとしている意図は感じるので、技巧が追いつけば良い感じになると思います。

良かった要素

設定

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://syosetu.org/novel/126532/

目的:プロになりたい!

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 魔弾使いのTS少女

この書き込みに返信する >>

元記事:死後に、殺す

非日常的な事を日常的に描く事を意識して書きました。

上記の回答(死後に、殺すの批評)

投稿者 田中一郎 : 0 投稿日時:

先が気になる興味深い展開でした。
ところどころに常用とはいい難い、難読漢字を使われていたので、それを開くとよりスムーズに読めて良くなるかなと思います。

良かった要素

ストーリー

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n6905fg/

目的:趣味で書く

要望 : 長所を教えてください! スレッド: 死後に、殺す

この書き込みに返信する >>

元記事:僕は君に融解される

初めて小説を書きました。まだ一話だけ(15000字程度)しか出来ていません。もしこのサイトで依頼するには不適当であった場合は申し訳ありません。

小説を1話だけ書いてみて、このまま書き進めてもいいのかという不安があります。
私が書く文章にはどこか致命的な欠点があるんじゃないか。他人が読んで、ちゃんと想像できるようなものになっているのか。そもそも、これは小説と呼べるものになっているのか。

ストーリー・文章・描写に関する評価を貰えないでしょうか。

上記の回答(僕は君に融解されるの批評)

投稿者 田中一郎 : 0 投稿日時:

上がっていたので2話まで拝読。
日付的に今更かなとは思いましたが、せっかくですのでコメントを。

文章は安定していて、描写も丁寧、そして適度。苦もなく読了しました。
個性あるキャラクター、謎めいたストーリー、とても興味を惹かれました。
現時点では未完成ということもあり、各エピソードのリンクがまだ成されてませんが、その点は今後に期待ということで、3話以降が完成しましたら拝読させていただきたいと思います。
以上べた褒め。

以下ダメ出しです。
>>部屋のエアコンから風を送る音が聞こえてくる。それは外で聞くような風の音とは>>違っていて、どこか機械的だ。
>> 僕はこの音を、本を読む時のBGMとして結構気に入っている。機械的なところ>>がいい。人工的なところがいい。
エアコンの音は機械的で当然ですから「どこか」ではなく「やはり」等で受けたほうが良いと思います。あと、続く文にも「機械的」と入りますので、どちらかの表現を変え、重複を避けたほうが良いと思います。続く文で「機械的な~人工的な~」と重ねたほうが美しいと思いますので、前者を変更のほうが個人的には好みです。
→部屋のエアコンから風を送る音が聞こえてくる。それは外で聞く風の音とはやはり違う。僕は本を読む時のBGMとして結構気に入っている。機械的なところがいい。人工的なところがいい。
こんな感じですかね。

>>何気ない日常なんかは、本当に何気なくて、無価値であるからこそいいのだろう。
ここは「何気ない日常」をまず「何気ない」で受けてるので、続きは「無価値」と受けるよりは、もっと「日常」っぽい言葉で受けるほうが良いと思いました。
→何気ない日常なんかは、本当に何気なくて、変わり映えしないからこそいいのだろう。
こんな感じです。

>>「えーっと、林翔太郎、七十二点? あんまり変わらない気がするけど」
ここで名前を読むのは不自然かなと。名前の紹介はこの前の地の文で済ます方が良いと思いました。先に名前呼ばれてテスト取りに行くとか、「僕の目の前に座る生徒が~」の部分で、「僕の目の前に座っている友人、林翔太郎が~」とするとか、そんな感じで。

>>ブラボー!
これイタリア語なので英語教師らしくないなと思いました。キャラクターの個性なら構わないのですが、エクセレントとかマーベラスなんかの方がそれっぽいと思います。

>>朝起きて学校へ行って、家に帰って寝るだけの毎日
>>今日は友人との約束もなければ、バイトもない
この2文に少々矛盾を感じさせました。説明は要らないと思いますので省略します。

>>綾斗君
2話の駅についたところです。単純ミスだと思うので以下省略。

>>星の軌跡はとても短くて一瞬だったけれど、その一瞬の輝きは、とても力強く感じられた。
「とても」と「一瞬」が繰り返されてるのでここも変更したほうが良いかなと。
→星の軌跡は一瞬だったけれど、その刹那の輝きは、とても力強く感じられた。
こんな感じです。

>>すっと、滑らかに口が動いていた。
>>それはとても自然な言葉に思えた。僕のその言葉が、この不自然な距離を埋めるよ>>うに。白い吐息が空気に溶けていくように。
ここも同様ですね。
→すっと、滑らかに口が動いていた。
 それはとても自然に思えた。この不自然な距離を埋めるように、僕の言葉が紡がれ、白い吐息が空気に溶けていく。
こんな感じでどうでしょうか? 

指摘したところ以外でもまだあるのですが、全体的に言葉が重複する傾向が見えました。主語も同様ですね。林君が出てきた後はかなり林、林、と連呼されてます。
重複表現を避ける、不要な主語は削る、この辺りを改善されると更に向上すると思います。

ちょっと熱が入りすぎて指摘多かったかも、すみません。
まぁ、私の感じ方、考え方なので、参考にできるところだけ拾って下さい。

長所。良かった点

文章、キャラ、ストーリー、全てかなり高レベルにまとまった作品ではないかなと思います。

良かった要素

ストーリー キャラクター 設定 文章

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n3108fb/

目的:プロになりたい!

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 僕は君に融解される

この書き込みに返信する >>

元記事:僕は君に融解されるの批評の返信

批評ありがとうございます!

この小説を書く上で娯楽性というものは求めていないので、文学ということになるのですかね。

まだ序盤ですので、心に響くようなものをあまり押し出したくはなかった、というのがある気がします。
なんといいますか、ストロークは穏やかであり、それが後の展開で爆発力を生む……みたいなイメージです。
ただ、そのような指摘は出てくるんじゃないかと心配してはいました。
プロットも何も作らずに小説を書き始めたのですが、書きたいシーンや設定というのはなんとなく頭の中にあって、それはどうしても後半の方に書かざるを得ない。だから、このシーンを書くために行き当たりばったりで書いている、というのが現状なので。
どちらにせよ、その塩梅は物語を書き終えてから、改めて見直そうと思います。

>>目が覚めて登校するという冒頭のながれは悪手
これはありきたりな始まり方だから、というのが理由ですかね。
一応、のちの目が覚めるシーンでの、主人公の心情の対比として利用しようと思って書きました。
それでも避けた方がいいのでしょうか?

上記の回答(僕は君に融解されるの批評の返信の返信)

投稿者 田中一郎 : 0 投稿日時:

横からですが。
冒頭にインパクトのある出来事を持ってきて一気に掴んで引き込む、というのは確かに好手だと思います。ラノベは冒頭で9割決まる、なんて意見もどこかで見たことありますし。エキサイティングに引っ張って、沈静化させてまた盛り上げる、ジェットコースターのようなストーリー展開は、確かに理想的かも知れません。
でもインパクトあれば良いなんてこともないと思います。大事なのは「いかに読ませ、引き込むか」でしょう。
題材が平凡でも上手く調理すれば良いと思うのです。静かに始めても興味を引けばいいのです。この点ユウさんの冒頭は最善ではないとしても、しっかりと書かれていると思います。「この何気ない日常がどう変化していくのだろう?」そう思わせ引き込み、そして後でドラマティックに非日常へ引っくり返す。私はありだと思いますよ。

狙いが上手く機能して作品が仕上がるかどうかは、さすがに現状では判断しかねますが、初の作品ということですし、まずはご本人の納得の行く形で完結させるのが大事な気がします。反省も手直しも、その上の方が以降に活きるのではないかなと。人の意見の良い部分を取り入れるのはもちろん大切なんですけどね。
ちょっと作品の批評からは離れた意見になってしまった気もしますが、最後に有名な言葉をパクって〆させていただきます。
「この未知を書けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば自作はなし。書き出せばその一筆が自作となる。迷わず書けよ、書けばわかるさ」

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n3108fb/

目的:プロになりたい!

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 僕は君に融解される

この書き込みに返信する >>

現在までに合計18件の投稿があります。 5件づつ表示中。現在全4ページ中の3ページ目。

ランダムに批評を表示

君は愛しのバニーちゃん

投稿者 邪神 白猫 返信数 : 0

投稿日時:

自分に向いているジャンルがわからず、模索しています^_^; これは、何も考えずに思うがままに書いてしまった、ちょっとエッチな変... 続きを読む >>

たのもー!(ボコボコにしてください)

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/21507582/737390853

この曇り空は私と似ていた

投稿者 霞祈 返信数 : 2

投稿日時:

描写を重視して作りました。 まだまだ表現力は足りないかと思いますが、自信作なので感想指摘等よろしくお願いします。 続きを読む >>

たのもー!(ボコボコにしてください)

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ranove.sakura.ne.jp/1story_system/public_story/03036.shtml

恋と愛のエトセトラ

投稿者 藍川 海咲希 返信数 : 4

投稿日時:

ご無沙汰しております。藍川です。 再依頼失礼します。 工夫した点は以下の通りです。 ・キャラクターの心理描写 ・キャラクター... 続きを読む >>

欠点の指摘歓迎!

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n5536fi/

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

ランダムに批評を表示

元記事:夢の終わりに月の砂漠で

書いていた当時、無我夢中だったので、あまり覚えていません。
今は雰囲気の寒暖のニュアンスが、どのような塩梅で伝わっているのか、というのが気になります。

上記の回答(夢の終わりに月の砂漠での批評)

投稿者 朱鈴 : 0 投稿日時:

はじめまして。朱鈴(あかりん)と申します。何か少しでもお役に立てましたら幸いです。

夜寝る前に少しずつ子供たちに語って聞かせてあげたい、不思議なかわいらしい物語だと思いました。
バクを倒したい"おじさん"がいったい何者なのかが曖昧で謎に満ちていますが、それがいっそうおとぎ話のようなファンタジックな空気を醸し出しているように感じます。また、ゴム風船、ストロー、プールでの飛び込み失敗など、誰もが一度は手にしたこと目にしたことのある身近なものを比喩や表現に使うことで、夢の中のような不思議な世界観にも親しみやすさを与えているように感じました。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/146446894/551225471/episode/1434951

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 夢の終わりに月の砂漠で

この書き込みに返信する >>

元記事:Call of world

あまり読まれてないんで読んでもらいたいです。
そのため、とにかくまずは小説が上手くなりたいので、欠点を教えてください。
あと、長所もあったら教えてほしいです。

上記の回答(Call of worldの批評)

投稿者 氷堂零士 : 0 投稿日時:

#1読ませていただきました。

最初のプロローグのような、世界観の説明は形式を変えたりすることによって、より読みやすくなると感じました。
無機質なナレーションのような説明では無く、もっと読者を引き込むような動きの
ストーリー描写の中で、会話などを使って、自然な流れで世界観を伝えることに
よって、もっと読みたいと思わせられる文章になると思いました。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n9338hw/

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: Call of world

この書き込みに返信する >>

元記事:ヤンデレ騎士は溺愛王子を赦さない

セリフの言い回し?や背景の描写が少なすぎるかもしれないと不安があります。あと、あらすじがつまらないという不安もあります。
高校生になったばかりの身ですので、敬語や文章などおかしいところが多々あるかもしれません。率直なご感想お待ちしております。

上記の回答(ヤンデレ騎士は溺愛王子を赦さないの批評)

投稿者 ふ じ た に : 0 投稿日時:

初めまして。すみません、途中(曇っている窓硝子)までしか読んでおりませんが、感想を書かせていただきます。

王子に婚約破棄されるところ「ガラス越しの甘い空気」までは、すごく上手く書かれていると思いました。
王子ひどいね!って主人公に感情移入しておりました。
文章も読みやすかったです。
高校生でこれだけ上手く読みやすい文章を書かれるなら、すごくセンスがある方だなぁと思いました。
正直、すごいなって思いました。

ただ、次の話から、主に文章ではなく内容面で「あれ?」って思うことが多かったです。

「失恋令嬢は問う」で、主人公が好きでもない護衛騎士についていくことにしますが、ちょっとついていけなかったんですよね。どうしてかな?って思ったときに、婚約破棄だけでは家出するほどではないのでは?って思ったんです。
それで再度読み直したところ、「明日には屋敷から出ていけと冷淡に告げられた」と一文で説明があっただけなので、主人公の絶望があまり上手く伝わらなかったからだと思いました。

よく知らない男についていく前提としては、主人公が家を出るほど自暴自棄になる様子が上手く伝わっていることが大事だと思いますが、婚約破棄くらいでは家出はしないと思うので、この「明日には屋敷から出ていけと冷淡に告げられた」部分で、主人公が家で居場所を失うほど追い詰められる様子や絶望を丁寧に描いたほうが今よりも主人公の状況が上手く伝わったと思うのでは?と個人的に感じました。

なので、好きでもない護衛騎士と家出して駆け落ちする流れなら、婚約破棄は冒頭では説明的でも構わないので、家族との不仲や不遇を丁寧に描かれたほうが良かったと思いました。

次に気になったのは、主に設定や世界観についてです。

>アルバートは少し前からー恐らくカイラと出会ってからー多大な功績を挙げてきた。雰囲気も柔らかくなり、剣術もさらに腕を上げているという。

この部分でも違和感がありました。
カイラは平民で、主人公は貴族の令嬢です。王子の身分を理由に周囲から大事にされながら、平民のカイラの不作法に目をつぶり主人公を非難するような、身分制度を軽んじる男が周囲から評価されるなんておかしいかな?って思いました。

また、「ー多大な功績を挙げてきた」みたいに、カイラと親しくなった結果、本当に王子が周囲から評価されているなら、主人公は下げマンみたいな印象が生まれてしまうので、それは避けたほうがいいのでは?って思いました。
前よりも積極的に彼は頑張っている(でも、実績は分からないけど)くらいのほうが、良かった気がしました。
それなら、「私では彼を奮い立たせることができなかった」と落ち込む気持ちに共感できますし、「実は主人公は下げマン?」って印象はなかった気がします。

>護衛騎士は騎士団長も務めていた。彼のことを名前で呼ばないのは、名前が分からないからだ。名前だけでなく出身国や経歴も明らかではない。それなのに彼が重要な職に就いているのは桁違いの強さ故だ。

これも違和感がありました。
主人公が「平民のカイラと貴族の自分」と身分制度を訴えているのに、名前も分からない人が大事な要職を強いだけの不審者が務めているんですよね。

もしかして、主人公がいまいち気づいていないだけで、貴族などの身分制度が崩壊寸前、またはきちんと成立していない国なんでしょうか。
騎士団長を務めているのに爵位もないんですか。
身元も名前も分からない人が騎士団のTOPに堂々といるのは、身分制度が前提の作品として読んでいたので違和感がありました。

彼のおかげで国が救われたみたいな「誰しもが納得するような功績」があったら、元は貴族ではなくても爵位を与えられて問題なかった気がします。
彼の元の名前は分からなくても、「○○卿」と、爵位の名で呼べば問題ないと思いました。

また、彼の呼び方がずっと「護衛騎士」なのも、感情移入しづらい原因になってました。

あと、「令嬢時代は公爵邸の皆から恨まれていたため、掃除はセリーナの仕事だった。」とありましたが、

>完璧な令嬢と謳われているセリーナ
最初の一話目でこう書かれているので、きちんと淑女や令嬢教育は受けている印象です。

でも、掃除は自分でしているって、違和感がありました。
令嬢が掃除をさせられているくらいなら、使用人みたいに扱われて、家族から放置されているくらいのほうが違和感がなかった気がしました。
もちろん、令嬢教育なんて受けさせてもらえないでしょう。娘に掃除を使用人のようにさせているくらいですから。
でも、王子の婚約者になっているんですよね。
主人公がどういう環境で育っているのか、印象が後で変わってしまって、整合性が取れていない気がしました。

令嬢として父親が教育を受けさせているなら、使用人の真似事は令嬢としてふさわしくないので、叱責の対象だと思うんですよね。
でも、どうして主人公は完璧な令嬢で王子の婚約者なのに使用人のように掃除を日常的にしているんでしょうか。
主人公のドレスの管理や着付け、メイク、髪のセットは誰がしているんですか?
屋敷で使用人からも嫌われて孤立しているなら、主人公は誰から日常的な仕事を習ったんでしょうか。
誰も主人公に同情しなかったんでしょうか。
幼い頃から使用人に見下されているのに、「私は公爵令嬢よ」とカイラ相手に堂々とプライドを保てるものなんでしょうか。

令嬢として育てられているけど、兄が可愛がられている一方で、主人公は父親からは全然愛されていない。使用人からは同情されているけど、父親の不興を買うのが怖くて、表立って彼女を庇えないくらいが、バランス的に良かった気がしました。

あと、護衛騎士も主人公に使用人を付けるなどして、令嬢に家事をさせないほうが良かったです。貴族の令嬢を連れ出して、「洗濯と屋敷の掃除をよろしく」とあるので、この世界観が現代の日本なら納得ですけど、なろうのよくある西洋風ファンタジーな身分制度のある世界観とは考え方が合わない気がしました。

作者様が考える世界観と、読者が想定する「なろうでの西洋ファンタジーの世界観」が同じでない場合、きちんと説明が必要なので、現在ではそれらが不足しているような気がしました。

あと、私の指摘(「明日には屋敷から出ていけと冷淡に告げられた」)をもしも反映させた場合、婚約破棄の場面を削らないと護衛騎士の出番がもっと遅れてしまうと思います。なので、冒頭で彼を護衛騎士として出すなり、何かしらの構成的な配慮は必要かな?って思いました。

色々と書きましたが、あくまで個人の意見ですので、合わなければ流してくださいね。
婚約破棄の描写はとても上手かったですし、流行を取り入れたところも良かったです。ミステリアスな護衛騎士との関係性も、これからどうなるのか楽しみですよね。
設定と世界観で違和感がなければ、もっと読みやすくなると思いました。
これからも頑張って書き続けてくださいね。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n9224ht/

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: ヤンデレ騎士は溺愛王子を赦さない

この書き込みに返信する >>
トップページへ

▼書き込みの検索

▼投稿者の検索

小説の批評を依頼する!
コメントは4500文字以内。
あらすじは3000文字以内。
批評通知設定(必要なければ外してください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

ページの先頭へ

ノベル道場/小説の批評をし合おう!の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ

関連コンテンツ