小説のプロット相談掲示板

カイトさんの返信一覧。得点の高い順2ページ目

元記事:花男爵の遺言の返信の返信の返信

こんにちは、返信ありがとうございます。

書くのを忘れていました。登場人物の「ヒュー」が彼の役割がとてもいいですね。
ヒューがいることで物語が引き締まり、オリヴィアもダニエルも引き立っています。登場させることに気付けるだけですごいことですが、それがちゃんと機能しているかという点においても、作者様の地力を感じました。

次に、今度は違う角度から話してみたいと思います。
>>物語の動きが少ない。
>>なぜ薔薇について大きく取り上げたか。
についてです。

以前書いた内容と被るのでここまでの話を要約します。
≪結≫でダニエルは宮廷庭師になるのをやめていて、説得力としてみたときに中途半端な感じがあるのと。
≪起≫でオリヴィアは神職になりたがっていたのに、ダニエル(薔薇)→家族の話→出生の秘密→使用人をやめ村に戻り、それで、ダニエルや神職や薔薇と「出生の秘密」の繋がりがある状態で止まっており、活かせてないのでオチとしては弱く感じます。

そして本題になります。
≪起≫≪承≫≪転≫≪結≫があります。
物語の大きな盛り上がりは≪結≫に用意されているもの1つだけです。
このプロットはどちらかといえば長編向きというよりは、その半分ほどのページ数が適正のように思います。

その理由について書きます。
≪起≫に書かれている内容は起承転結でいえば、起の終わりか承の序盤に入ったあたりで終わっています。
ここだけ聞くと何も間違っていないように思えますが。
長編で書くなら≪起≫であっても、≪起≫の起承転結でまとまっている必要があります。

起承転結でまとめようと思った場合、それには何かしらの盛り上がるポイントが入っている必要があります。
これを出生の秘密だけで作り出そうとするとハードルが高いのと、もし文章力でねじふせようとしても、家族の話を押し付けられたように感じるので読者を選ぶ傾向があります。それよりかは薔薇を使ってというわけです……。
ここらは言葉だけでは伝わりにくいので例を書いてみます。
※勝手に話を作っていますが他意はありません。

≪起≫の起承転結

ダニエルは、「2週間後の品評会で最優秀賞を自分が将来遊んで暮らすために協力しろ」、「薔薇について教えて」とハリソンのところにやってきます。ハリソンはダニエルに薔薇以外のことについては教えますが、薔薇については教えようとしません。ダニエルが帰ってから、ハリソンにその理由をオリヴィアが尋ねてもはぐらかされます。

連日通ってくるダニエルでしたが納品の期日が近づくとついに怒りだします、一方的にまくし立て自分が相手にされてないと分かると、近くにあった花を殴ろうとしてハリソンに睨まれたのでやめます。オリヴィアは2人のやりとりをすぐ近くで見ていました。

翌日、ハリソンは街に行っていて家にはオリヴィアだけです。オリヴィアが留守番をしていると、庭園の方でガラスが割れる音がします行ってみると、ダニエルが鉢ごと薔薇を盗みだそうとしていました。
オリヴィアは体をはって止めようとしますが、ダニエルに脛を蹴られて動けません。
ダニエルは捨て台詞をはき、それはもうすごい逃げ足で薔薇を盗んでいきました。

昼間の出来事を報告すると、ハリソンは逆にオリヴィアに家族の話をするよう命じました。
最後に「ダニエルがまた来たら相手をしてやってほしい」と告げる。

エピローグ
それから2週間後、青ざめた表情のダニエルが家にやってきます。
「ここにあった薔薇で最優秀賞を取ったせいでウィフール家はおしまいだ、俺は殺される」と言いました。(≪起≫おわり)

ここでのポイントは、
ダニエルには2週間後の品評会があって、そこで失敗すると人生=詰んだくらいに追い詰められていることです。
①『薔薇を中心にした』そこまで大きなテーマは必要ない。
(※それがやりたいならそれはそれで賛成です)

具体的に〇〇までと時間制限をつけてあげた方が、本屋さんで立ち読みするにしても、物語のなかでいついつまでと決まっているとそこまで読んでから買おうかなとなります……私だけかもしれませんが。
②今の≪起≫≪承≫≪転≫≪結≫には時間制限がないので、動きとしてみたときに弱い。

ダニエルでもオリヴィアでもハリソンでも誰でもいいのですが、ダニエルが宮廷庭師になりたいとやってきたなら1度挫折させてみるのも定番ネタの一つです。そういった動きが≪結≫のオリヴィアでしかなかったので、どこかのタイミングでダニエルの挫折があれば、宮廷庭師になるのをやめたのも納得しやすくなるかもしれません。
③登場人物の人生の浮き沈みを作ってあげるだけで、動いているように読者は錯覚する。

色々書きましたが、こうしろというつもりはありませんし。
よくあるストーリーなので良い所があれば好きなだけ使ってもらってかまいません。
もし自分にはあわないと迷ったときは、全部忘れて、自分の好きなように書いてください。
ゆっくり焦らず、楽しんで書くのが一番いいですから。

でわでわ、何かの参考になれば幸いです。

上記の返信(花男爵の遺言の返信の返信の返信の返信)

スレ主 カイト : 0 投稿日時:

tさん、ご返信ありがとうございます。

「薔薇とテーマ」についてより詳しく教えていただき、感謝です。
今日午前中休みだったので、図書館にこもって薔薇の資料を漁っていたのですが、あまりの奥深さに溺れかけていました(笑 もちろん収穫も多くあり、ハリソンやダニエルの人物造形に役立ちました。
《起》の中にも起承転結を、というのは目から鱗でしたが、例題としていただいた内容もとてもわかりやすく、納得できました。

「ヒュー」について、お褒めいただき嬉しいです。彼は作中でも私にとってもお助けキャラで、勝手に動いてくれるのですごく助かっています。
それと、いただいたコメントの「ダニエルはオリヴィアの脛を蹴りつけ」というところで、思わず笑ってしまいました。自分も、まったく同じシーンを考えていたので。
ダニエルが本当に生きているようで、嬉しかったです。ありがとうございます。
執筆、頑張ります!

スレッド: 花男爵の遺言

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元記事:花男爵の遺言の返信

まずは、作者が聞きたがっている3点について
【Q】
1.ストーリーキャラクターに、多少なりとも興味を引かれるか
2.あらすじに破綻がないか
3.その他、突っ込みどころ

【A】
1.うーん、興味を惹かないかなぁ?
だって、この話は、不倫して生まれた少女の悩みですよ。
まだ、恋愛はおろか、初恋すら経験したことがないかもしれない、
「中学生・高校生の読者」を相手に、
いきなり不倫の話をされても、共感できないと思う。
それが、どんな正当な理由だとしても、
子供まで作ってしまって、その娘が思い悩むなんて、親なら分かることです。
しかも、親子ほどの年の離れた不倫って・・・。
どんな言い訳を用意しても、読者を納得させるのは、相当、難しいでしょうね。

2.破綻しています。
とりあえず、「構成」という部分のみ、後で説明します。

3.突っ込みどころ、満載です。
作者が、何を伝えたいのか分からないので、精査することができません。悪しからず。

まずは、この物語で、作者が何が伝えたいのかが分かりません。
つまり、【テーマ】が、きちんと設定されていないのではないでしょうか?
そのため、【ログライン】という「1行の物語」を作りましょう。
そうすれば、自分が描きたいものが、自ずと見えてきます。
このログラインがうまくいかないようでしたら、物語を“盛り過ぎ”です。
その後で、【プロット】に着手すれば、物語を混乱させることなく、進められます。

物語を作るのには、幾つかのルールがあります。
よく、例えば、【主人公の問題を解決すること】とか
【主人公を成長させること】だとか、です。

このプロットを、簡潔に「おさらい」します。
とりあえず、細かい部分は、一旦、無視で。

初老の男爵のところで、働いている主人公(女性)がいます。
自分の父親が、この男爵ではないかという疑念を抱きます。
聖堂にいる母を問い詰めると、それを認めて、謝罪します。
主人公は、男爵のもとを去り、村へ帰ります。

さて、キャラクターの部分で、主人公は、
「自分の出生について悩みや不満を持っていることを
母に打ち明けられないでいる」といった【問題】が書いてあります。
実は、「主人公の悩み」とは、「何でもいい」ワケではありません。
それは、葛藤を伴う問題でなければなりません。

例えば、「ニキビが出来たから潰したい」といった悩みなら、
読者は「だったら、さっさと潰せばいいじゃん」と思うワケです。
この話も、「さっさと打ち明けろよ」と思うのです。
なぜならば、話せない【縛り】がないからです。

例えば、誰かに「母親に、自分の出生を聞こうものなら、
お前の母を殺す」となれば、そう簡単には聞けないでしょう。
自分の出生を知って母を死に追いやるのか、
それとも、出生など知らずに母と幸せに暮らすか、
こういった思い悩む選択肢を、読者に見せろ、ということです。

そして、もう一つの基本。主人公を【成長させる】というモノ。
話の流れは、母に男爵が父であることをと詰めると謝罪してそれを認め、
主人公は男爵の元を去っていきます。
これって、成長していますか?
そうは感じられず、とっても、つまらないエンディングだと感じました。
それは、主人公が、「感情」でなく、「正論」で生きているからです。

例えば、暴力反対の男が、暴漢に襲われるも、話し合いで解決しようとする。
これが「正論」です。
しかし、暴漢に切りつけられ、カッとしして、つい殴り倒してしまう。
これが「感情」です。

つまり、「考え」と「行動」が矛盾しているからこそ、人間って面白いワケで。
結局、主人公は、最後の最後まで、自分の殻を破れずじまいなのでは?
二人の大人を許すことが、成長と言えるのではないかと。
ただ、テーマが分からないので、これであっているかもしれません。
不倫への罰として、バッドエンディングが用意されているのかも。
そうなると、男爵だけではなく、自分の母親へのバッドエンディングも必要でしょう。

そして、このプロットには、蛇足とも言える部分があります。
それは、孫が、男爵のもとに『新種の薔薇の鍵は我が娘』とは何のことか?と
問おうとしたが怖くて聞けず、最後に勇気を振り絞って聞くと、
その答えを教えてくれた、という流れの部分です。
主人公の問題とは、何の脈略もないエピソードです。

古い映画ですが、「市民ケーン」という作品があります。
話は、新聞王ケーンが、「バラのつぼみ」という謎の言葉を残して死に、
新聞記者は、その言葉の意味を求めて、
生前のケーンを知る人物にあたるというモノですが、
この「一言だけ」でも、壮大な映画ができあがるのです。
この「孫」の部分は、不要なので、分離させて、もう1本別な話を作るべきでしょう。

そして、この「孫」と「主人公」には、大きな共通点があります。
それは、自分の問題を当事者に聞いて、それを当事者が答え、
問題を解決させてしまっている点です。
つまり、この二人は、物語の中で、何の「努力も、葛藤も、奮闘も」していない。
ここが、このプロットの【最大のミス】です。
自分のことは、自分で動いて、解決させましょう。

分かりやすく、恋愛モノで説明すると、
人見知りの女の子に好きな男の子が出来ます。
そこで、親友を通じて自分の思いを伝えてもらったところ
相手も好きだったことが分かり、両思いになりました。
これではダメということです。
「親友を通じて」ではなく、「自分」で。

主人公が、人見知りを直そうと、
あらゆる試みをしますが、どれも上手来ません。
それどころか、好きな人の前で大失態を犯し、絶望的になります。
しかし、自爆覚悟で告白しました。
彼は人知れず、見ていたのです。彼女の努力する姿を。
こうして、二人は両思いになりました。
こういう風に、主人公自身が動くことが必要です。

伝わったでしょうか?

そうなると、「主人公」は、「誰」と向き合わなければならないのでしょうか?
「母親」でしょうか? 「男爵」でしょうか?

読んだ感じでは「父親当て」が「クライマックス」だったので、
「男爵」と向き合う必要があります。たぶん。

プロットでは、一切、そういったエピソードがありません。
読者に、何を伝えていくのかを考え、それに適したエピソードを作り、
その過程を、分かりやすく描くのがプロットです。
つまり、「感情の変化」と「エピソード」をセットで考える。
出来事だけを、ただ並べていったのでは、物語の面白みは伝わりません。
感情が、どう変化していったのかを、記していくのがプロットです。

また、面白くない原因の一つは、
登場人物全員が、馬鹿正直で、言葉を額面通りに受け取っているということです。
人は二面性を持っています。
母親も、男爵も、なぜ、優しい嘘がつけないのでしょうか?

母に、男爵が自分の父親なのかを聞くも、否定する。
男爵本人に聞くも、否定する。
そこで主人公は、どんな結果であろうと、真実を知りたいと奔走し始める。
となれば、物語がどんどん広がります。
誰も語らないからこそ、知りたくなのが人間なのです。

だから、母を問い詰める。
やっぱり、男爵が自分の父親だった・・・。
これでは、物語が、一瞬で終わってしまう。
だから、グダグダと余計な話を作って、間延びさせている印象が否めないのです。

物語を展開させるためには、
主人公が“最初”に「考えていたこと」が、
“最後”は、大きく変わっていないとダメです。

例えば、天敵だった男子と、学園祭実行委委員会を通じて、仕方なく行動するうちに、
最後は、好きになっていく、といった感じです。
つまり、「大嫌い」だった人が、最後は「大好き」になる、という感じです。
これが主人公を「成長させる」ことです。

そのため、最初は、男爵のことを「良く」思っていたにも関わらず、
最後は「見捨てていく」では、話の作りがおかしいです。

確かに、「最初」と「最後」は変わっています。
しかし、「不倫を責める話」と「不倫を許す話」は、どちらが難しいですか?

基本は、「弱いヤツ」が「強いヤツ」に戦いを挑んで、勝つ話です。
「強いヤツ」が「弱いヤツ」と戦っても、勝つのが当たり前です。

要は、不倫を責める話は、傷に塩を塗る話です。
つまり、弱い者いじめの構図なんです。
だから、「不倫を許す話」にしなければならないのです。

あと話は変わりますが、ファンタジーにしたいになら、こういった手もあります。
「男爵」と「下女」の不倫関係だと、共感を得にくいことは確かです。
どんなに純情な恋であったとしても、
「下女」は、ふしだらな女と決めつけられてしまいます。
しかし、関係が「公妃」と「下僕」で、ひっくり返して考えたら、どうでしょうか。
公妃は身分の違いなど気にせず、
本気で人を好きになったに違いないと、誰もが思われるでしょう。
もし不倫がバレれば、皇室の大スキャンダルに発展するので、
生まれてきた子は、出生の秘密を知ることもなく「大公の子」として、
大切に育てられるていくことでしょう。

実は、コレ、あるアニメの設定です。
そして、そのことを嗅ぎつけた悪党が、
王妃を殺して、その娘と政略結婚をしようと企みます。
そのことを知った真の父親は、結婚式をブチ壊してやろうと乗り込んできます。

もちろん、悪党は、少女に、出生の秘密を明かしたりはしません。
なぜなら、それを明かせば、政略結婚がパアになってしまうからです。
そして、もう一人の男も、自分が父親だとは、絶対に名乗りません。
なぜならば、人に言えない仕事をしていたからです。
そして、少女を挟んで、「男」と「男」の対決が始まります。

この設定ならば、少女が出生の秘密に悩むことなく、
ファンタジーの世界を、十分に確立することができると思います。

ちなみに、少女の名前はクラリス、
悪党の名前はカリオストロ伯爵、間男をルパンと言います。
参考程度に、その作品を観ておいても損はありませんよ。

まとめます。
主人公を、成長させろ。(最初と最後を変わっているか?)
主人公は、大きな問題を抱え、解決させろ。(自ら解決しているか?)
主人公は、強い者へ、戦いを挑め。(面白くなっているか?)

上記の返信(花男爵の遺言の返信の返信)

スレ主 カイト : 0 投稿日時:

さる・るるるさん
とても丁寧なコメントありがとうございます。

コメントを読んで、テーマは「オリヴィアの成長」のはずなのですが、「なにをどう」成長させるのか、それが自分自身でしっかり定まっていなかったなと反省しました。
また、主人公が自分から動かないという点も以前からの自分の課題なので、そこも不十分でしたね。

元々、この話は男爵視点で描くつもりだったのでした。それではあまりにも動きも花もなかろうと、オリヴィアにスポットを当てたのですが、まだまだまだでした。
確かに、「自分の殻を破り切っていない」と言われても仕方がないですね。
・問題はなにか
・問題を解決するためにどう動くか
・その結果、主人公がどう変わったか
を念頭に、もう一度練り直してみようと思います。

それから、カリオストロの城は何度も観ていて好きな作品ですが、そのような捉え方をしたことはなかったです。そう言われれば、納得できる気がしますね。

これだけのコメントを書くには、相当な時間を要したのではないでしょうか。感謝です。
もう一度プロットを練り直して相談に上がろうかと思いますので、その時にまたご笑覧いただけると嬉しいです。

スレッド: 花男爵の遺言

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元記事:花男爵の遺言

こんにちは、カイトと申します。

以前見ていただいたプロットを大幅に手直ししてみました。「物語の基本」を押さえることに重点を置いたため、オリジナリティはほぼありませんが、「物語」進行、展開としてはいかがでしょうか。

前回と同じく、以下の三点についてご意見いただけると嬉しいです。
ストーリーキャラクターに多少なりとも興味を引かれるか
・あらすじが破綻していないか
・ツッコミどころ、物足りなさ

よろしくお願いいたします。

上記の返信(花男爵の遺言の返信)

スレ主 カイト : 0 投稿日時:

すみません、要望が「一緒に作品を作って欲しいです!」になっていますが、正しくは「欠点の指摘大歓迎!」です。
ダメ出しお願いします。

スレッド: 花男爵の遺言

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元記事:花男爵の遺言の返信の返信の返信

返信ありがとうございます!

審査員の王女の好みに合わせた庭が選ばれたってことですね。
納得しやすい結果で、良かったと思います!

恋愛シーンも教えてくださり、ありがとうございます!
ツンツンなヒーローと勝気な主人公がどう絡むのか、楽しみです!

執筆、頑張ってくださいね~♪

上記の返信(花男爵の遺言の返信の返信の返信の返信)

スレ主 カイト : 0 投稿日時:

こちらこそありがとうございます。
ふじたにさんのコメント、とても励まされるので何度も読み返してます(笑
はい、頑張ります!

スレッド: 花男爵の遺言

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元記事:花男爵の遺言の返信

■2.あらすじが破綻していないか

残念ながら、まだ、プロットとして、ジャッジするレベルにはありません。
とりあえず、高慢な貴族のダニエル(男)に、庶民のオリヴィア(女)が
恋をする話として仮定して、基本的な流れをご説明します。

まずは、三幕構成(起承転結)。
ファーストシーンは「最悪の出会い」、ラストシーンは「両思い」です。
となると、真ん中の部分は、「好きになっていく過程」となります。

次に、「人物配置」と「性格づけ」。そして「対比」。
主人公はオリヴィア、相手はダニエル。
そして、関係は、必ず、「対比」させます。
つまり、オリヴィアは「女」、ダニエルは「男」。
オリヴィアの「庶民」に対して、ダニエルは「貴族」といった具合です。
もちろん、性格も同じです。
オリヴィアは「いい人」で、ダニエルは「ヤな奴」です。

ただ、これでは、人物が不足しています。
つまり、ダニエルの「ライバル」を登場させましょう。
そう、三角関係を作るのです。三角関係は、物語の基本です。

そして、ここもまた、「対比」を意識して、
ダニエルの「ヤな奴」に対し、ライバルは「いい人」にしましょう。
ライバルは、「貴族」でも、「庶民」でも、どっちでもいいです。

つまり、オリヴィアから見れば、
性格の悪いダニエルを選ぶか、性格のいいライバルを選ぶか、という構図になります。
そして、もちろん、ヤな奴のダニエルとくっつくように作らなければなりません。

そこで、“美点(良いところ)”と
“欠点(悪いところ)”を【意識して】作っておく必要があります。
主人公のオリヴィアは10のうち、9の「美点」と、1の【欠点】を考えます。
そして、ダニエルは、1の【美点】と、9の「欠点」を考えます。

ここが【最も重要なポイント】です。
オリヴィアの「欠点(悪いところ)」と
ダニエルの「美点(良いところ)」は【対比である(セットである)】ということ。

例えば、オリヴィアは、【慎重に考えてから、行動】します。
しかし、考えすぎてしまい、実は、行動に移せないことが多いのです。
そして、ダニエルは、【後先も考えず、すぐに行動】します。
そのため、失敗も多いが、実は、目標に向かって確実に進んでいるのです、といった具合です。

つまり、オリヴィアの「足りない部分」を、ダニエルが「持っている」という点です。
主人公が「最も欲している部分」が、ダニエルには「ある」のです。

そして、オリヴィアの抱えている「問題や障壁」は、
この部分を解放してあげることによって、解決へと繋がるようにように作ります。
ここが、一発逆転となる「大きなターニングポイント」です。

実は、ヤな奴の「美点」は、とっても目立ちます。
怖そうなヤンキーが、雨の中、捨て猫を拾っているシーンと同じです(笑)。
つまり、ヤな奴だと思い込んでいたのに、実はいい奴だったと。
そこをきっかけに、さらに自分の思い込みを、ひっくり返していく事実が出てきて、
主人公は、ヤな奴を見直し、恋に落ちていくのです。
ま、ギャップ萌えですな。

それゆえ、自分の勝手な思い込みをたくさん作っておいて、
それを、ことごとく、ひっくり返していくのです。
読者の予想を裏切っていく展開にしていく、と。

例えば、「貴族だから、好きなことを、なんでもできるのだろう」とか、
「貴族だから、自由な時間がたっぷりあるのだろう」とか、
「貴族だから、お金には全く苦労しないのだろう」とか、です。
だから、私は、貴族と同じようにできなくて、当然だと。
自分に、都合のいい「言い訳」を、用意しているワケですね。

しかし、ダニエルと出会い、
物語後半から、自分の考えが、まったく間違っていたことに気づくのです。
今まで心に根強くあった貴族への偏見が、
ダニエルと会うごとに、どんどん消えていくように作って行きます。
そして、オリヴィアは、ついに【自分自身と対峙する】ハメになります。
そこで、次に、自分がどんな行動に出るのかで、物語が決まってきます。
ここも、かなり重要なポイントです。

ここで、展開の参考となる映画作品をご紹介しておきます。
「こんな夜更けにバナナかよ」というノンフィクションを、映画化した作品です。
小説よりも、映画の方が、理解しやすいですので。

ここで取り上げる部分は、【三角関係(映画のオリジナル部分)】です。
・筋ジストロフィーの超ワガママ野郎・鹿野(大泉洋)。
・イケメン医大生の超いい人・田中(三浦春馬)。
・田中の恋人・美咲(高畑充希)。

美咲から見て、「鹿野」を取るか、
「田中」を取るか、という選択肢は、
どこをどう考えて「田中」しか、考えられません。
もともと、田中の恋人ですし。

しかし、誰もが予想しなかった展開となります。
美咲(女性)の視点ですが、男でも共感できます。

それは、鹿野を「男としての魅了」ではなく、
「人間としての魅力」を描いているからです。

詳しく解説はいたしませんが、
女性視点でも、男女ともに、グッとくるシーンを作るための「手順」と、
その「伏線」を、ここで学んで欲しいと思います。

だらだらと書きましたが、プロット作りの基本は、
主人公の、感情の変化(成長の過程)を、誰もが分かるように見せることです。

ラストで、主人公が感情を爆発させるためには、
かなりのタメ(問題や葛藤・伏線)を必要とします。

そのタメが、どれぐらい必要なのかは、経験値なのかもしれませんが、
ラストから逆算して作ると、わりかし、作りやすいと思いますよ。
ではでは。

上記の返信(花男爵の遺言の返信の返信)

スレ主 カイト : 0 投稿日時:

さる・さるるさん
こんにちは。今回もお読みいただきありがとうございます。二度に渡りコメントいただけて嬉しいです。
にも関わらず、またダメダメでお目汚ししてしまったようですね。丁寧な指摘とわかりやすいアドバイスをたくさんいただき恐縮です。
作品を作る際、自分はストーリー(舞台や出来事)を考えてそこにキャラクターをはめ込んでいくことが常なので、どうしても「流れに沿った動き(=ご都合主義)」から抜け出せていないようです。ご指摘いただいた通り、登場人物の感情の変化を中心に、再度ストーリーを見直してみようと思います。

一方で、ご指摘の「庭園作りの話である必要性が感じられない」について。これは確かにその通りなのですが、譲れません。
なぜ庭園作りを持ってきたのかといえば、単に映画の影響です。『ヴェルサイユの宮廷庭師』という、女性庭師がヴェルサイユ宮殿の庭園作りに奮闘するという話で、これを観て「こんな話がかけたらな」と考え始めたのがきっかけです。ですので「庭園作り」である必然性はまったくないのですが、ここを外すと書く理由がなくなってしまいます。
自分が小説を書くのは完全な趣味・自己満です。せっかく作るなら完成度を高くしたいので、こうやっていろんな方のご意見を聞いているのですが、賞を取りたいとか本を出したいとか閲覧数を稼ぎたい、といった希望はありません。ですので、描きたいものが描けない展開は意味がないのです。
せっかくのご意見を蹴ってしまい申し訳ないのですが、同じ理由で「不倫の結果生まれたオリヴィア」という設定も外せません。すみません。

ツッコミどころも多数ありがとうございます。「わからない」「ありえない」のオンパレードでしたね。
史実に即した話ではないし、そもそも現実世界とは異なるファンタジーを書くつもりなので、「現実の17世紀と異なっておかしい」点があるのは当然です。ですので、これらの指摘は「ここを丁寧に描かないとリアリティがなくなって醒める」ということと受け取りました。
一応、ご指摘いただいた点について「これはこういうことです」という解はあります。ただ、第三者が納得いくものであるかどうかはわかりませんので、丁寧な描写を心がけたいと思います。

映画の紹介もありがとうございます。以前観たことがあるのですが、福祉の仕事をしているせいか、どうもあれをエンタメとして捉えられませんでした。もう一度、アドバイスいただいた観点から観てみようと思います。

今回も拙い作品に時間を割いていただきありがとうございました。
それでは。

スレッド: 花男爵の遺言

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元記事:マリーゴールド

内容としては、生命倫理などの世界の諸問題を取り上げた、主人公成長系の作品にしたいです。
小説は読んだことも書いたこともないです。なのでこれを読んで下さった方々に推敲やアドバイスをお願いしたいです。話を膨らましても構いません。お願いしますm(__)m

上記の回答(マリーゴールドの返信)

投稿者 ワルプルギス : 1 投稿日時:

うーん。まず、書きたいのはどちらでしょう?
少年(途中で成長して青年になるようですが)が少女を助けるために頑張る話?
それとも、100年後に目覚めた少女が看護師する話?
あらすじやキャラ読むと前者なんだけど、設定読むと後者なんですよね。後者だと理想社会が実現されてしまってるので「世界の諸問題を取り上げた作品にしたい」という作者コメントとズレる気もしますし。

どちらにしても、『諸問題』で済まさずに「どの問題をどう取り上げるのか」の具体化を進めていくと、自然とストーリーが決まってくるかと思います。

スレッド: マリーゴールド

カテゴリー: 一般文芸

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元記事:王国を救ったのは、元悪役令嬢でした。

初めまして、月永みつかと言います。
小説をサイトに投稿してみたいと思い、初心者なりに設定等を考えているのですが、気になる点が幾つかあるので皆さんの意見を聞きたいです。
次の①~④の、どれか一つだけでも良いので……!
どうかよろしくお願いします。

①あらすじや設定を見て、どう思ったか。
良い所や悪い所、面白いかなどを教えて下さると嬉しいです。

②主人公が辺境伯の元へ修行に行く理由
一応「剣術等を習いつつ地方を視察して、国民の生活について学ぶ」みたいな理由は考えたんですが、これで良いんでしょうか?

③どこから書き始めるべきか
主人公の一回目の人生を幼少期から書いていくか、それとも回想程度にまとめておくか、どちらにするか迷っています。

④タイトルについて
「元悪役令嬢」と書きましたが、正確には「元悪役にされた令嬢」なので、タイトル詐欺になってないか心配です。

上記の回答(王国を救ったのは、元悪役令嬢でした。の返信)

投稿者 ふ じ た に : 0 投稿日時:

初めましてー。
女性向けは重点的に読んでいるので、何か参考になればと思って寄らせていただきました。

①あらすじや設定を見て、どう思ったか。
あくまで個人的の意見ですが、テンプレそのままのように感じるので、展開または主人公(またはヒーロー)の性格にオリジナルティがあれば、興味を持って読みたくなると思いました。
また、「王国が崩壊する未来を変える」ことが主人公の目的だと、主人公が意識高い系のように感じました。
共感しやすい理由、たとえば死亡エンド回避、家族も巻き込まれるので助けたい!ではない理由はなんでしょうか?
意識高い系(でもちょっとずれている)を主人公のキャラの持ち味にして、それをコミカルに魅力的に描くことが御作の目的なのでしょうか?
そのあたりがプロットからは分かりにくかったです。

②主人公が辺境伯の元へ修行に行く理由

ちょっとよく分からないんですが、「主人公は公爵家の令嬢で王子の婚約者」であって転生者ではないんですよね?
それなら、「自分が殺され王国が崩壊する未来」を自分の死後なのに知っているのはおかしくないですか?
実は主人公も元日本人の転生者で、殺される寸前に前世を思い出して、この世界が乙女ゲームと同じで自分が殺された後の結末も思い出した。とかなら理解できるんですが。

また、「自分が殺され王国が崩壊する未来を変える」ことが目的なら、主人公一人が剣術を習っても効果が少ないように感じました。この辺りに「主人公の性格」「そう思うだけの理由」などで説得力があったほうが良かったと思いますが、現状のプロットではそこまで書かれていないので分からなかったです。

あと、「辺境伯の元へ修行に行く」とありますが、主人公が王都から離れるってことでしょうか?

③どこから書き始めるべきか
あくまで私ならですが、主人公の活躍がメインなら破滅エンドから書きます。
恋愛がメインなら、破滅エンドはさくっと説明して、早々に辺境伯の令息を登場させるかなって思いました。

④タイトルについて
ご質問の件ですが、別に私は気にならなかったですよ。

色々と個人的に気になる点を書きましたが、気に障ったら大変申し訳ないです。
あくまで個人の意見ですし、合わなければ流してくださいね。
何か参考になれば幸いです。
ではでは、失礼しました。

スレッド: 王国を救ったのは、元悪役令嬢でした。

カテゴリー: なろう系ラノベ(大人オタク向け)

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元記事:寿国演義 銀鈴、都へ行く

 プロット相談掲示板やプロローグ掲示板に投稿している『寿国演義』の、2年前の話です。プロット相談掲示板やプロローグ掲示板投稿分は、構想を広げ過ぎて、収拾がつかなくなりました。ですので、練習で掌編か、短めの短編の、比較的単純な話を書いてみようと考えました。

 ついては、特に以下の2点にご意見をいただけませんか。また、それ以外にも、お気軽にご意見をいただければ幸いです。

 1、お見合いの仕掛け開示のタイミングは?

 今回は基本的に「銀鈴視点」で進めるつもりです。以下のお見合いの仕掛けは、時系列順に仕掛ける場面を書いたほうが良いのでしょうか。それとも、最後に仕掛け人一同で、銀鈴不在の打ち上げ会をして「こういう仕掛けをしましたけど、うまくいって良かったですね」と話させたほうが良いのでしょうか。

 ・仁瑜が銀鈴の履歴書を見初める場面。
 ・忠元が食堂車に、仁瑜と銀鈴を相席にするよう頼む場面。

 2、銀鈴に同行するのは、引率の女官だけで良いのか?

 掌編でキャラを増やすのが良くないとは承知しています。ですが、「ツッコミ役」として、銀鈴と同じく、後宮太学の志願者で、高飛車でそこそこいい所のお嬢様を出したほうが良いのか? とも考えています。

 いくら銀鈴が物怖じしない性格とはいえ、予備面接の時に少々話をしているぐらいの相当目上の引率女官相との2人旅ではしゃげるのか? との疑問もあります。

上記の回答(寿国演義 銀鈴、都へ行くの返信)

投稿者 ふ じ た に : 1 投稿日時:

じゃあ、没になったので、改稿案その2いってみましょう~。

〈1〉これはほぼ元のまま、
 即位間もない皇帝、仁瑜は自身の花嫁候補でもある、後宮に置かれる女官養成機関「後宮太学」(教育期間2年)の志願者の自筆履歴書を読んでいた。「書は人なり」。掌をかざして、志願者の気を感じ取る仁瑜。その中に1通、気になる履歴書があった。志願者名は「張銀鈴」、志願動機は「お菓子食べ放題」。仁瑜は、側近の<モブ>に「後宮に来る前に、銀鈴と直接会ってみたい」と言い出した。「皇帝がお供も連れずに外出なんて無理です」「そこを何とか」側近ため息。「じゃあ、条件があります」

2、
 銀鈴は、駅で両親の見送りを受け、引率の女官と共に都行の列車に乗り込んだ。村の学校の遠足などで、年に2、3回日帰りで3等車に乗ることはあっても、初めての2等寝台車に乗り、興奮気味。途中で乗り換えがあることを女官から説明される。この国の列車の運行は正確で、ぐずぐずしていたら乗り継ぎ列車が発車してしまうからと注意される。「こんなときに事故とか起きなきゃいいけど」と女官は呟く。
 銀鈴、女官と共に食堂車へ向かう。初めての車内食にはしゃいでいた。

3、《食事中、いきなり近くの席の小さな子供が喉を詰まらせて苦しそうだ。》
 瞬時に食事の席は混乱する。「大丈夫!?」と母親らしき人が声を掛けるながら背中を強く叩くが、どんどん子供の顔は青くなる。
 銀鈴も見ていて頭が真っ白になるが、ふと昔の光景と今の光景が被った。
 銀鈴、立ち上がり、子供に近づく。床に片膝をついて、自分の立てた膝に子供をうつぶせにして置き、強く子供の背後を強く叩くと、床に食べ物が落ちた。
 詰まっていたものが無くなり、子供は元気になる。
 銀鈴、母親にお礼を言われる。
 周囲からも「お嬢ちゃん、すごいや」と咄嗟の行動を称賛される。

4、銀鈴、(女装の)仁瑜に声を掛けられる。素晴らしいと。同席を願われて一緒に座る。
 女官も安堵して、トラブルがなくなって良かったわと呟く。
 きょとんとする銀鈴に仁瑜は小声で説明する。子供があのまま意識不明になったら、救急搬送するために列車は停まり、遅延が発生していたかもしれないと。
 食堂車で<銀鈴は>彼女?と相席して、意気投合する。銀鈴は仁瑜と行き先が同じことを知る。
 無事に後宮についた。そこで仁瑜に出会い、男の格好をしている仁瑜に出会うが、最初女性と思っていたのと、後宮に男がいるわけないべと思って、男装していると勘違いする。

5、エピソード。何か。

私の案はまた粗があるかもしれないですが、どういうところが変更になったのか分かりますか?(採用しなくてもいいですから! あくまで例です!)

あと、仁瑜は当初わざわざ女装してなかったんですね。勘違いしてました~。ごめんなさいね。
ただ、男性が男の服装をしていて、それを女だと主人公が最初に勘違いって、うーん、正直厳しいような気がしました。
男性が見間違うことはあっても、女性が見間違うことは性質的に少ないと思いました。当方女性ですが、結構女のほうが「前髪切った?」など、そういう細かい違和感に気づきやすい気がしますよ。
初対面の男性が女装している場合、ただ単に骨が比較的がっしりしているだけかな?と思うので、女性でも本当に勘違いしやすいと思いますけど。
もし、当初の通りの設定でいくなら、周囲に比べて顔をなかなか覚えられないなど、細かい見る力が弱い特徴が主人公にないと、厳しいと思いました。

あと、スレ主様の前回のコメントについてですが、

>比較的単純な話にしたいと考えておりますので

これについて、認識の違いを感じました。
短編を皆さん練習にお勧めするのは、長編よりは少ない文字数で「起承転結」の勉強ができるからですよ。なので、今回も粗はあるかもしれないですが、例として起承転結があるあらすじを提示してみました。
スレ主様の最初のあらすじでは、山場がないんですよね。
「起承転結」の一部がない。
趣旨は「主人公が後宮に行く話」だと思うんですが、障害となるものを用意しないと盛り上がりがないです。

そこまで言わなくても感覚的に理解してくださるだろうって思ったのと、悪役が出てくる作品の「後宮小説」「薬屋」をお好きな作品に上げていたのに、
「それに、悪役を作るのは好きではないので、モチベーションが出にくいです。」
っていうコメントを見かけて、
アレ?これも私と認識が違うと感じて戸惑いました。
後宮小説の山場では、敵から攻め込まれていたましたよね? 悪役いますよね?
薬屋の謎解きの山場では、悪事を働いた犯人がたまに出てきますよね?
同じ作品に触れているのに、この認識の違いはなんだろうって疑問に思いました。

長編が書けないっていうのは、話の組み立て方をまだ理解していないからだと思います。
そのために短編から勉強しましょうってことなので、
「単純な話にしたい」ではなく、
どうしたら「起承転結」のある話が仕上がるのか(スレ主さまが思っているより複雑になってしまうかもしれませんが)、頑張って考えられたほうが、長編を書くための勉強になって良いのでは?と思いました。

山場を作るのは、はっきり言って難しいです。スレ主様だけではなく、私を含めて、結構割と多くの人が一度は躓く問題のように感じてますよ。

あと、踏み込んだ発言で申し訳ないけれど、スレ主様は結構読書量はあって知識は多そうなのに、こういった話の組み方が苦手(山場の有無に気づいていない?)&悪役がいる話が好きではないというのは、お好きな中華な世界観のうんちく等には関心があって注目していたけど、肝心の「話の趣旨や流れ」には今まであまり意識されていなかったのかな?と感じました(ごめんなさいね。ちなみに私は逆です)。
今後、小説を読むときは、どういった経緯で話が進んでいくのか、「分析」しながら読まれたほうが参考になると思いました。その方が、話の構成について学べると思いました。
非常に言いにくいことだったんですが、山場を認識されてないようなので、はっきりと言わないと伝わりづらいのかな?と思って書かせて頂きました。不快に思われたら申し訳ないです。

以下のブログに書かれているトレーニング法がスレ主様に合っているような気がしました。まずはプロの短編で試してみてはいかがでしょうか。
https://plaza.rakuten.co.jp/wakatukihikaru/diary/201612150001/?scid=we_blg_tw01

起承転結のある話を組み立てられるようになったら、濃厚な中華の世界観で魅せる小説が書けるようになるかもしれませんよ!
前述の私の案はあくまで例なので、ご自分で考えられた山場で短編を完成させてみてはいかがでしょうか。
あと、短編なら設定はシンプルがいいと思います~。

最後になりましたが、意見の押しつけはしたくないので、これ以上はこの話題についてコメントはしませんね。
合わなければ流して頂いて構いませんので、失礼しました。

スレッド: 寿国演義 銀鈴、都へ行く

カテゴリー: キャラ文芸

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