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花男爵の遺言

スレ主 カイト 投稿日時:

目的:趣味で書く

要望:一緒に作品を作って欲しいです!

キャッチコピー:「庭で見つけた、あの人と私の人生」

カテゴリー:ラノベ(中高生向け)

あらすじ

《起》
ジェナーサ村に暮らすオリヴィア・レボワは、目の不自由な母親を助けながら、聖堂の下働きとして平凡ながらも穏やかな生活を送っていた。
そんな彼女の元に、ある日突然ダニエル・ウィフールと名乗る青年が訪ねてきた。彼は高圧的な態度で、自分と結婚するようオリヴィアに命令する。オリヴィアは反発するが、彼はさらに驚くべきことを告げた。オリヴィアが、代々宮廷庭師を務める一族の当主、ハリソン・ウィフール、通称花男爵の隠し子だというのだ。
オリヴィアは驚き、次いで怒りに震えた。母のスカーレットは私生児としてオリヴィアを生んだことで散々苦労をしてきた。近年の失明もそれが原因だと信じ込んでいるオリヴィアにとって、父親は母と自分を捨てた憎むべき存在であり、その話題はタブーだったのだ。
ダニエルにつかみかかろうとするオリヴィアだったが、奥から出てきた母に言葉を失う。母は、ダニエルの声をかつての恋人ハリソンのものと聞き間違え、慌ててやってきたのだった。涙ながらに再会を喜び、その後勘違いとわかって落ち込む母に、オリヴィアは毒気を抜かれてしまう。ダニエルを家の中に招き入れ、詳しい話を聞くことにした。
それによると、ウィフール家は現在お家騒動の最中だという。
長年宮廷庭師として勤めたハリソンは、高齢のため黄昏の病(認知症)を得て仕事を続けるのが難しい。その後継者として名乗りを上げているのが、ダニエルとその叔父ロバートだった。二人ともハリソンの傍系のため血筋的には互角だが、庭師としての実績は年長のロバートが優っている。そこでダニエルは、ハリソンの実娘であるオリヴィアと結婚することで、後継者争いの優位に立とうとしているのだ。
オリヴィアは当然断ろうとするが、ダニエルは結婚後の何不自由のない暮らしを約束した。オリヴィアにとってその提案は魅力的であり、また、封印していた恋心を思い出してうっとりとする母を見ると、「母が会いたがっているなら、ひと目会わせてあげたい」「父親を母に謝らせたい」という思いも湧いてくる。結局、オリヴィアはダニエルの申し出を受け、共に王都に向かうことにした。
王都に着いたオリヴィアは、まずハリソンが設計したという王立庭園を見学させられる。庭園は美しかったが、一分の隙もないその庭に、ハリソンとはよほど人間味のない高慢な男に違いないと思う。
その後オリヴィアは、ダニエルの乳母エズメから厳しい貴婦人教育と、庭師としての知識を叩き込まれる。彼女を慰めてくれたのは屋敷の小さな中庭だった。そこは故郷に似た優しい雰囲気の場所だった。
持ち前の負けん気で頑張っていたオリヴィアだったが、慣れない生活にホームシックになり、その上ダニエルが非協力的なのに怒りを爆発させ、喧嘩をして屋敷を飛び出してしまう。
暗くなった川沿いをあてもなく歩いていると、一人の老人に声をかけられる。好々爺といった雰囲気の老人に気が緩んだオリヴィアは、彼に自分の境遇を語る。老人とのどこかちぐはぐな会話は、不思議とオリヴィアを慰めた。
その後、従者が老人を探しにくる。灯に照らされたオリヴィアの顔を見て、老人は「スカーレット…」と呟く。オリヴィアもその瞬間、彼が父親のハリソンであるということを直感した。
オリヴィアは、長年恨みを抱いていた父親の小さく弱々しい姿、そして母スカーレットを忘れていなかったことに愕然とする。しかし、ハリソンは彼女より取り乱し、しきりに「スカーレット」と呼びかけた。オリヴィアは、自分はスカーレットではなくあなたの娘だと伝えようとしたが、従者はその前にハリソンを連れ帰ってしまう。
「父母をもう一度会わせてあげたい。そして、ハリソンに自分のことを認めさせたい」そう思っていたところに、オリヴィアを探しにきたダニエルが現れる。
オリヴィアはダニエルにそのことを話し、そのために自分も頑張るから協力してほしいと頼む。ダニエルはそれに応じ、また今までの態度を謝った。彼は乳母のエズメにこっぴどく叱られ、多少なりとも反省したようだった。

《承》
目標を新たにしたオリヴィアは、周囲が眼を見張る速度で成長した。
以前は放り投げたハリソンの著書も読み込み、彼が庭作りにかけた情熱や信念に触れた。一方で、ダニエルの屋敷のお気に入りの庭もハリソンの設計したものと知って驚く。
ある日、ダンスのレッスンをしていたところにダニエルが顔を出し、まだ足運びがぎこちないとオリヴィアの手を取って踊りだす。文句を言いながらも長時間練習に付き合ってくれたダニエルのことをオリヴィアは見直し、同時に少しだけ胸をときめかせるのだった。
そんなある日、後継者争いのライバルである、ダニエルの叔父ロバートが訪ねてくる。彼はオリヴィアが本当にハリソンの実娘なのか、その証拠はあるのかと問うた。
「オリヴィア=ハリソンの娘」と頭から信じ込んでいたオリヴィアとダニエルはポカンとし、二人なりのその根拠を説明するが一蹴されてしまう。ロバートは、十日後に行われる親族会議で、オリヴィアがハリソンの娘であることを証明する場を設けると一方的に宣言し、それまで二人がハリソンに面会することを禁じる。
オリヴィアとダニエルは焦り、とりあえずオリヴィアの母であるスカーレットのところに向かった。
スカーレットは喜んで二人を迎え、自分とハリソンの思い出話をする。しかし、肝心のオリヴィアとハリソンの親子関係を結びつける証拠になるような話や物品はなく、ほぼ惚気話で終わってしまった。
気落ちして戻ると、来客があった。それはハリソンの長年の親友であるセロ伯爵、通称薔薇伯爵だった。彼はロバートからオリヴィアの件を相談され、彼女を見に来たのだという。伯爵は、オリヴィアにハリソンの面影は認められるものの、ダニエルとロバートのどちらかに味方するつもりもない、と言って帰ってしまう。
親族会議の日。
証人には薔薇伯爵が呼ばれていた。伯爵が提示した証明の方法は、ハリソンが最後に品種開発した薔薇の名前を当てること。薔薇には「我が娘」という仮名がつけられており、娘ならば当然わかるだろう、という理由だった。彼は元気だった頃のハリソンからその薔薇の本当の名前を預かっており、時が来たら公表するつもりだったと話す。
結局これといった証拠を見つけられなかった二人は、戦々恐々としながら親族一同の前に立った。特に、今までの努力と目標が報われなくなると意気消沈していたオリヴィアを、ダニエルは励ます。
緊張するオリヴィアの前に、薔薇が置かれる。その薔薇を見た瞬間に母の顔が思い浮かんだ。薔薇は、スカーレットの髪の色によく似た色の花だった。スカーレットの思い出話の中にヒントを見出したオリヴィアは、ヤケクソで思いついた名前を叫ぶ。
その名は確かに、ハリソンが決めていた薔薇の名前と一致していた。わかるはずがないと思っていたロバートたちは不正を疑うが、証人の薔薇伯爵にひと睨みされる。
こうして、オリヴィアがハリソンの実娘であること、彼女とダニエルの婚約が正式に親族たちに認められた。
屋敷に帰ってホッと一息つくオリヴィアたちのもとに、薔薇伯爵がやってくる。伯爵は、本当はオリヴィアを見た瞬間からハリソンの娘であると確信していたと話した。それほど、オリヴィアは若かりしハリソンに似ていたのだ、と。しかし、親族たちに彼女を認めさせるには伯爵のゴリ押しだけでは弱いと感じ、あの証明の場を設けたという。そして、二人で支えあってハリソンの跡を継いでほしいと話した。
この後に待っているのは宮廷庭師の後継者選び、そのために、王太子の離宮の庭園監督に選ばれることだった。

《転》
オリヴィアとダニエルは、王太子であるヴァイオラ王女のお茶会に呼ばれる。
お茶会には王女と、その婚約者のセバスチャンが顔を揃えていた。ヴァイオラは、ダニエルとロバート、どちらが庭を作ってくれるのか楽しみにしていると話す。また、新しい庭で結婚式をしたいとも話した。
和やかなお茶会で一般的ではない飲み物、珈琲が出されオリヴィアは驚く。ヴァイオラ王女は異国情緒に憧れを抱いており、そのことをうっとりと語る。
帰りしな、セバスチャンがオリヴィアに耳打ちする。ヴァイオラは公正な立場を取っているが、本心では自分と同年代のダニエルに頑張ってほしいと思っている、今日の会話の中にヒントが含まれている、と。
その後、ダニエルはロバートの庭の設計図をこっそり手に入れ、その完璧さに打ちのめされる。
オリヴィアはいくつかの提案をし、ダニエルはダニエルの庭を作ればいいと励ます。元々どうしてもハリソンに追いつけないコンプレックスを自覚していたダニエルは、オリヴィアの言葉に励まされ、新たな庭作りに没頭し、オリヴィアそれをサポートする。

《結》
いよいよ発表の日。
オリヴィアとダニエルが王宮に出かけようとしたところで、ハリソン危篤の急報が。オリヴィアが狼狽える中、ダニエルはスカーレットを急いで連れてくるようヒューに命じ、王宮には自分一人で行くから、オリヴィアにはハリソンの元へ急ぐよう言う。オリヴィアは後ろ髪を引かれつつも、ハリソンの元へ向かう。
ハリソンの部屋に飛び込んだオリヴィアは、意識が朦朧とするハリソンに「もうすぐスカーレットが来るから頑張れ」と励ます。するとハリソンはおもむろに意識を取り戻すと、オリヴィアを見つめて自分が最後に作った薔薇の名前を呟く。オリヴィアは、ハリソンが自分のことを娘だと認識したことを確信し、改めて自己紹介をする。それを聞いて、ハリソンは満足そうに頷く。
一方ダニエルは、王宮で緊張の極みの中にいた。ロバートの完璧なプレゼンが終わり、とうとう自分の番が来る。もうダメだと思った時、オリヴィアの「自分の庭を作ればいい」という言葉が頭に浮かんできた。それに励まされ、ダニエルはプレゼンを始める。
終了後、ダニエルは急いでオリヴィアとハリソンの元へ向かう。屋敷についたところでスカーレットとも合流し、目の不自由な彼女の手を引いてハリソンの部屋に入った。
そこではオリヴィアが泣き崩れていた。ハリソンが今しがた事切れたことを察したダニエルは、無言でスカーレットをベッドに誘導し、ハリソンの手を握らせた。そして、ハリソンの声音を真似て愛の言葉と別れを告げる。スカーレットは涙ながらにそれに応え、最後にダニエルに向かって深く頭を下げた。

《エピローグ》
一年後、ヴァイオラ王女の離宮では親しい者のみを集めた結婚披露宴が行われていた。異国風の庭園で珈琲やお菓子をつまみ、おしゃべりに興じる人々を、庭の隅でオリヴィアとダニエルが眺めている。
ダンスを促す音楽が流れ始め、オリヴィアがダニエルを誘う。その前に、とダニエルは彼女の前に跪き、改めてプロポーズをしたのだった。

キャラクター

(主要四名)
・オリヴィア・レボワ(15歳)
少々勝気が過ぎるが、前向きで聡明な少女。早起きの働き者。母親思いの一方、思い込みで他者を非難してしまうこともある。
・ダニエル・ウィフール(17歳)
年のわりに優秀な庭師と評されているが、自信のなさを高慢な言動で隠している。努力家だが独創性に欠ける。
・ハリソン・ウィフール
男爵位も賜った稀代の天才庭師だが、現在は認知症のため発言力はない。彼が後継者を定めなかったことから、ウィフール家のお家騒動が勃発した。オリヴィアの父で、ダニエルの大伯父。
・スカーレット・レボワ
オリヴィアの母。若い頃の道ならぬ恋の結果オリヴィアを授かった。現在は盲目だが、家事全般を器用にこなす。少々夢見がちな性格。

設定(世界観)

17世紀ヨーロッパをモデルとした異世界(魔法なし)

参考作品

「流血女神伝」シリーズ、「ヴェルサイユの宮廷庭師」「エバーアフター」

作者コメント

こんにちは、カイトと申します。

以前見ていただいたプロットを大幅に手直ししてみました。「物語の基本」を押さえることに重点を置いたため、オリジナリティはほぼありませんが、「物語」進行、展開としてはいかがでしょうか。

前回と同じく、以下の三点についてご意見いただけると嬉しいです。
ストーリーキャラクターに多少なりとも興味を引かれるか
・あらすじが破綻していないか
・ツッコミどころ、物足りなさ

よろしくお願いいたします。

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