俳句添削道場(投句と批評)

辻 基倫子さんの添削最新の投稿順の16ページ目

「朝の霧カバーのままの単行本」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 朝の霧カバーのままの単行本

こま爺様
御句、シンプルで美しい表現だと思いました。カバーはどんなカバーかな、「カバーのまま」というくらいだから、書店から買ってきたばかりのきれいな本、きっと読もうと思っている大事な本なのだろう、と想像しました。「朝の霧」という語から、高原などに旅に行き、そこで本を開こうとしている句かな、と思い、引かれました。
 また、拙句にコメントをありがとうございました。「影があふれる」というお考えに、納得しました。「影」だと、私の故郷の「樹々が沢山ある風景」にぴったりです。それらの影があふれんばかり、黒々として風にゆれている雰囲気が出てきました。ありがとうございました。

点数: 1

「秋の暮ぽかんと開く焼却炉」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 秋の暮ぽかんと開く焼却炉

げばげば様
 拙句に温かいコメントをありがとうございました。おっしゃるように、「ひしゃく星」を意識しての句でした。お褒めいただいて、「これでよかったのか…。」と安心しました。ですが、自分では、なんとなくやっぱり面白くない感じがしています。「星」が「闇」をもたらすのが、当たり前すぎる展開なのかな?とか。
 昨夜は、「冬北斗盆地にしずむ銀の鍵」などと推敲してみたのですが、今度はゴテゴテした感じになってしまいました。自分の感動を17音にすることはやはり難しいです。ありがとうございました。

点数: 1

「無花果や老いても残りさうな傷」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 無花果や老いても残りさうな傷

慈雨様
 御句、「無花果」に「老いても残る傷」というところが深い思索を誘う面白い句ですね。無花果が人間の食用になってからとても長い歴史が流れた、と聞いたことがあります。「深い傷」は無花果を食べて快楽をむさぼってきた人間の原罪かもしれない、と考えました。「無花果」の季語を生かした奥深い句ですね。
 また、拙句へのとても素敵な鑑賞文と、綿密な分析、すばらしいご提案をありがとうございました。あの句を作った時、慈雨様ほどの深い気持ちがあったかどうか疑わしいのですが、頂いたコメントを大切に、あの句を大事にしようと思います。
 ですが、自分では、「星」と「闇」の組み合わせが平凡な気がしてきて、昨夜は、「冬北斗盆地にしずむ銀の鍵」などと作ってみました。すると、今度はゴテゴテした感じになってしまい、ダメでした。自分の感動を17音にすることはやはり難しいですね。ありがとうございました。

点数: 1

「あや取りの東京タワー父のいて」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: あや取りの東京タワー父のいて

めい様
 御句、「あや取り」をお父様とされた時のあたたかい思い出を句にされたのですね。東京タワーがうまくできた時の親子の笑顔が浮かんでくるかわいらしい作品だと思いました。
 また、私の句へのコメントをありがとうございます。虎落笛が女の声に似ている、という発想、私も共感します。実際には明るい音なのではないかと思います、虎落笛は。どうもありがとうございました。

点数: 1

「卓上の枝折り一枚秋惜しむ」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 卓上の枝折り一枚秋惜しむ

ヒッチ俳句
 御句、秋の読書の雰囲気が穏やかに出たとても味わい深い句ですね。「栞」とせず、「枝折」とする表記が生きていると思います。言葉を繊細に選別して使ってらっしゃることがよくわかります。勉強になりました。 
 また、拙句の虎落笛の句に、読み応えのある、大変興味深いコメントをありがとうございました。コメントに触れ、幽玄を志向する能の世界を改めて意識しました。実は、能は謡曲集を読んだり、小説や批評文を少し読んだりする程度で、実際には全て観たことがないのです。でも、松本たかしの、ちちぽぽ、の句など、能のイメージを取り入れた句の幻想的な美しさにひかれます。ヒッチ俳句様にその気持ちをわかっていただいて、とても嬉しかったです。
 ご提案句の、夢うつつ、ではじまる句が、すっきりしていていいですね。今際、という言葉にもひかれます。参考にさせて頂いて、また推敲してみます。ありがとうございました😊

点数: 1

辻 基倫子さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

うりずんや島々囲む波一重

回答数 : 5

投稿日時:

風を追ふ風に羽根あり梨の花

回答数 : 2

投稿日時:

地下道をめぐる響きや蝶の昼

回答数 : 1

投稿日時:

桃開くたそがれ時の羽化として

回答数 : 1

投稿日時:

蔦若葉ランプの奥に司令室

回答数 : 4

投稿日時:

辻 基倫子さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

春の夜にブルーハーツで走り出す

作者名 翔子 回答数 : 1

投稿日時:

夕焼の風に揺れつつ鳥帰る

作者名 博充 回答数 : 1

投稿日時:

ざんざらと雨うちつけてトマト割る

作者名 卯筒 回答数 : 2

投稿日時:

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