俳句添削道場(投句と批評)
辻 基倫子さんのランク: 免許皆伝4段 合計点: 101

辻 基倫子さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

雛飾余白の黄ばむ四言古詩

回答数 : 3

投稿日時:

口遊む桃夭の詩句雛飾

回答数 : 3

投稿日時:

撫牛のまどろみ覚ます受験の手

回答数 : 7

投稿日時:

朝日子のプロペラ回る竹の秋

回答数 : 3

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初氷星屑纏ふ土星かな

回答数 : 1

投稿日時:

辻 基倫子さんの添削

「池の水縮みて暗し余寒かな」の批評

添削した俳句: 池の水縮みて暗し余寒かな

ヒッチ俳句
御句、「水」が「縮む」という措辞がとても新鮮ですね。科学的でありつつ、作者の心情が伝わる佳句だと思いました。「暗し」は池の全体的な雰囲気を表しているのかと思いました。森の奥などでじっとうずくまるような池の風景が、いいな、と思いました。
また、私の句へのとても詳しいコメントをありがとうございました。
ヒッチ俳句様のお言葉を読み、改めて自分の句を読み直すと、どうしてこんな句を作ったのかな、と恥ずかしくなりました。どうもありがとうございました。

点数: 1

「天馬座を友と見上げし夜凪かな」の批評

添削した俳句: 天馬座を友と見上げし夜凪かな

鈴蘭様
御句、いろいろと考えさせてくれる面白い句ですね。コメントを見るまでは「凧が天馬座を、友だちとしてみあげている」という形かと思いました。だから、提案句として
「天馬座を友と頼みし破れ凧」
などとして、天馬座に助けを求めたが、助けてもらえなかった凧、という景かな、などと思っていました。失礼しました。
また、私の句に、とても参考になるコメントをありがとうございました。「黄ばむ」は美しくないので、私も「古ぶ」を使って初めに「雛飾余白の古ぶ四言古詩」としました。また、曹操の詩などにも有名な四言古詩があることも知っていましたが、いるかさんのおっしゃるように、そのまま漢詩の特定をするのも、どうかと思ったのです。また、考えて投句してみます。ありがとうございました。

点数: 1

「子供らのスリッパ揃え春うらら」の批評

添削した俳句: 子供らのスリッパ揃え春うらら

いるか様
御句、子供の元気な様を陰から支え、温かく見守る姿勢が読み取れる佳句だと思います。春うらら、の季語が優しい作者の心と合っていますね。
私が気になるのは、「子供」はそもそも「複数の子」を表す言葉なので、「子供ら」より、
兄弟のスリッパ揃へ春うらら
などとしたらいかがでしょうか。「春うらら」なので、旧字のほうが合うような気もします。
また、私の句へのコメントもありがとうございました。衒学っぽくならないように、かつ、古典的な味わいを生かした句を作りたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。

点数: 1

「雪国や日の出遥かに煮るスゥプ」の批評

添削した俳句: 雪国や日の出遥かに煮るスゥプ

いるか様
御句、雪原の夜明け前、はるかかなたが白々明けるのを待って、ゆっくり
スゥプを煮る音や良いにおいがしてくる、とても素敵な句ですね!中七がすこし不自然かな、と思い提案句のような可能性もあるかと思い、載せました。いかがでしょうか。
また、私の「撫牛」の句へのとても面白い提案句をありがとうございました。思い切って受験生の行動を描写してみる、ということを私も考えてみます。

雪国の遠き日の出やスゥプ煮る

点数: 1

「三寒も四温も母の腕まくり」の批評

添削した俳句: 三寒も四温も母の腕まくり

なお様
御句、お母さまのお元気な姿が、季語の中に溶け込んでいて、とても好きです。このままいただきます!
また、私の「撫牛」の句へも、率直なご意見をありがとうございました。自分ではなかなか欠点が見えてこないので、本当にありがたいです。そこで、以下のように推敲しました。
「受験の子去り撫牛の背ナに熱」
牛を生きているように見立てて、発熱させちゃいました!

点数: 1

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