俳句添削道場(投句と批評)

辻 基倫子さんの添削最新の投稿順の26ページ目

「初開き猪口の底ひの二重丸」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 初開き猪口の底ひの二重丸

げばげば様
御句、年の初めに拝見したとき、巳の年ならではの興味深い句として拝見しました。
私は勉強が足りなくて、「初開き」を「暦を初めて開く」という意味でしか取れないのですが、そう解釈し、暦に吉日を〇するように、猪口の底を見ている、という日常のくつろいだ場面を想像しました。「蛇の目のお猪口」は利き酒をするときに便利、と調べたものに書いてあったので、新年にいろいろなお酒を楽しんでいるのかな?とも。「蛇」のつく言葉は日常にいろいろあるのですね。
 また、私の句に、とても格調高いコメントをありがとうございました。
私の句の言葉への、あまりにも美しい解釈に夢見心地になってしました。それと同時に、げばげば様ほど気を付けて句を作っていない自分を思い知りました。「かな」に相手に優しく投げかけるようなところがある、ということは、前「金木犀」の句の解釈でもおっしゃっていましたね。論語の「~かな、・・・や!」などの用法を思いました。たしかに聞き手を意識したうえでの詠嘆、という感じがしますね。
 げばげば様のご活躍、私など、当たり前ですが足元にも及ばない境地をいつも、いろいろな所で拝見しています。そのたびに、実は「私なんて、平凡で不勉強でだめだな」と思ってしまうのですが、そう思う直後にまた句を作りたくなってしまうのですよ。
 どうもありがとうございました。

点数: 1

「残雪の小さき手形固まりぬ」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 残雪の小さき手形固まりぬ

おかえさきこ様
御句、とても可愛らしい句ですね。残雪に残る「小さい手の跡」という発想がとても新鮮だと思いました。ただ、「残雪の」の「の」と、「手形」が気になるので私なら
「残雪に触るる小さき手の跡に」
などとしてしまいます。「小さい」ということも、自分の手と比較して初めてわかることなので「触るる」と自分の手を見せてみました。

また、私の句に、納得!と思うコメントをありがとうございました。ご提案句、とても素敵ですね。組紐は、「つるし雛」のイメージでした

点数: 0

「残雪の小さき手形固まりぬ」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 残雪の小さき手形固まりぬ

おかえさきこ様
御句、とても可愛らしい句ですね。残雪に残る「小さい手の跡」という発想がとても新鮮だと思いました。ただ、「残雪の」の「の」と、「手形」が気になるので私なら
「残雪に触るる小さき手の跡に」
などとしてしまいます。「小さい」ということも、自分の手と比較して初めてわかることなので「触るる」と自分の手を見せてみました。

また、私の句に、納得!と思うコメントをありがとうございました。ご提案句、とても素敵ですね。組紐は、「つるし雛」のイメージでした

点数: 1

「子守唄しづかに終へていぬふぐり」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 子守唄しづかに終へていぬふぐり

慈雨様
御句、「しづかに終へて」が、子どもが寝るまでゆったり口遊んでいた唄を、子どもをの眠りを覚まさないように、そっと終える繊細な心遣いを感じる、とても素敵な措辞だと思いました。季語の「いぬふぐり」で柔らかな春の日差しと、草もえる野辺の様が浮かび、読者までゆったり寝かしつけられてしまいそうです(⌒∇⌒)。
本当に素敵!
また、私の句に、なるほど!!のコメントをありがとうございました。おっしゃるとおり、コメント無しですと、青年自身が雛人形の頬のようだ、という風に鑑賞できますね。自分としては意図から外れましたが、そういう句をさらに工夫して詠んでみたくなりました。
ありがとうございました。

点数: 1

「室町の図説見開く炬燵かな」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 室町の図説見開く炬燵かな

独楽爺様
御句、「図説」を句に入れることに新鮮な魅力を感じました。国語とか、歴史とか、学生のころの図説は、大人になってから見直すと新たな魅力と、学生の頃の思い出がよみがえっていいものですよね。「こたつ」とぴったりだと思います。
また、私の句へのコメントもありがとうございました。
確かに、もっと青年の恋、ということを前面に出してみます。

点数: 0

辻 基倫子さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

うりずんや島々囲む波一重

回答数 : 5

投稿日時:

風を追ふ風に羽根あり梨の花

回答数 : 2

投稿日時:

地下道をめぐる響きや蝶の昼

回答数 : 1

投稿日時:

桃開くたそがれ時の羽化として

回答数 : 1

投稿日時:

蔦若葉ランプの奥に司令室

回答数 : 4

投稿日時:

辻 基倫子さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

山裾の石垣高し花の陰

作者名 竜虎 回答数 : 4

投稿日時:

柑橘類棚から消えて夏は来ぬ

作者名 なお 回答数 : 5

投稿日時:

背に澱み凍雨浴びて行き倒れ

作者名 如月 回答数 : 1

投稿日時:

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