俳句添削道場(投句と批評)

辻 基倫子さんの添削最新の投稿順の2ページ目

淀川のひかりを歩く秋の空

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 淀川を歩いて渡る秋の空

イサク様、はじめまして。
御作品、淀川に映る秋の青空を詠んだ句と思いました。はるかでゆったりとした川を思い、うっとり大らかな気持ちになる、佳句ですね。
ただ、「歩く」があれば「渡る」はいらない情報のような気がします。
その分、淀川の様子を描写したらどうかと思い、提案句を出しました。
 ところで、私の句に的確なアドバイスをありがとうございます。
つい、上五に季語を入れたくなる癖がでて、説明的になったんだな、と反省しました。またよろしくお願いいたします。

点数: 0

秋日和伽藍に並ぶ大王松

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 鵙鳴くや伽藍の脇の大王松

鈴蘭様
 御作品、伽藍と大王松の取り合わせが荘厳で素敵ですね。鵙の高鳴きが二つのものの天にそびえる様を褒めたたえているような明るさがあり、いいな、と思います。
 ただ、一句としてのバランスを考えると、具体的な視覚情報が「鵙」「伽藍」「大王松」と三つ、しかもそれぞれ主役級、となると盛り込みすぎな気がします。そこで、季語を抽象度の高いものにし、伽藍と松が共に並び立つようにして視覚をまとめたらどうかと思い、提案句のようにしました。
 それにしても、鈴蘭様の広範で奥深い知識と、ご親切なアドバイスに感動しました。これからもよろしくお願いいたします。

点数: 1

半月や星をつなげば馬現るる

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 月傾くペガスス座だけわかるなり

鈴蘭様
御作品とても興味深く鑑賞しました。あえて「軽めに」というコメントに「伝統にとらわれず、今の自分の感覚で事象をとらえたい」というお気持ちを感じました。
それはいつも私が願っていることでもあります。
提案句が御作品より良いとはとても思えませんが、
私も、あえて伝統や伝説を考慮せず、現代人の感覚でぺガスス座を発見した感動を表現するとしたら・・・、と仮定して提案句のように考えました。
 ところで、「川船・・」の句についてもコメントをありがとうございます。「廻船」を浮かべていた富士川のイメージを描きたかったのです。秋の富士山の深い青が山と川の間に浮かんでは消える様をイメージしていたのですが、なかなか難しいですね・・・。ありがとうございました。

点数: 1

竜胆や黒髪固く結ふ茶室

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 竜胆や黒髪きりと結びをり

龍虎様
 御作品、黒髪を結い上げた方と、竜胆の気品のある紫とがとてもよく合っていて佳い句と思いました。私は、この句がお茶席などの古式ゆかしき場面を表現しているような気がして、「きりと結び」をさらに古風に表現し、場面を限定して提案句を作ってみました。一つの案として見ていただけたらありがたいです。
 私の句にも、とても的確なアドバイスをありがとうございます。お言葉をいただいて、いかに自分があいまいな場面設定の仕方をしていたか、わかりました。

点数: 1

日没へ明日へどんぐり投げつける

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 日没へどんぐり投げる子の家路

豆柴様
 御作品、中七にとても心引かれました。御作品中の「子」の気持ちをさらに深く掬い取つとしたら・・・、と考えて提案句のようなことを考えました。いかがでしょうか。
 また、私の「麒麟草」の句にもコメントをありがとうございました。おっしゃる通り、私は俳句に取りつかれているようです。

点数: 1

辻 基倫子さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

うりずんや島々囲む波一重

回答数 : 5

投稿日時:

風を追ふ風に羽根あり梨の花

回答数 : 2

投稿日時:

地下道をめぐる響きや蝶の昼

回答数 : 1

投稿日時:

桃開くたそがれ時の羽化として

回答数 : 1

投稿日時:

蔦若葉ランプの奥に司令室

回答数 : 4

投稿日時:

辻 基倫子さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

春祭りいと強きとふ皿白し

作者名 エイジちゃん 回答数 : 2

投稿日時:

朝の陽の天使の梯子紅躑躅

作者名 佐渡 回答数 : 2

投稿日時:

二つ星橋を渡って愛語る

作者名 優子 回答数 : 0

投稿日時:

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