俳句添削道場(投句と批評)

辻 基倫子さんの添削最新の投稿順の17ページ目

「無花果や老いても残りさうな傷」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 無花果や老いても残りさうな傷

慈雨様
 拙句「枯野」の句を丁寧に鑑賞してくださってとても嬉しかったです。ありがとうございました。思えば、慈雨様の、この「無花果」の句に影響を受けて、罪→磔刑、というイメージが湧いたのかもしれません。
 枯野に立つ心をコメントから教えていただいた気がします。「説明的にしない」ということを課題に、もう一度推敲しなおしてみます。
 ありがとうございました。

点数: 1

「哀しみを千々に染むるや秋の山」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 哀しみを千々に染むるや秋の山

ヒッチ俳句
 御句、「哀しみ」という心情語をあえて上五にもってくるところが斬新ですね。秋の山に染め上げられる「哀しみ」はきっと美しく、存在感のある哀しみなのでしょうね。美人の憂い顔のように。素敵な句ですね。
 また、私の句に大変深い鑑賞をしていただいてありがとうございました。「一閃」という言葉に、稲光をイメージさせる力があるのだな、と改めて発見しました。ヒッチ俳句様ほどの深い心情が、作句した時にあったかどうかは疑わしいですが、自分の句がそのように読んでいただけたことがとても嬉しかったです。
 おっしゃるとおり、「~か…は」という表現は説明的ですね。もうすこし違った言い方がないか、推敲してみます。また、いつも素晴らしいご提案句もありがとうございます。ヒッチ俳句様の考えてくださったことをさらにじぶんらしく考えて取り組んでみます。

点数: 1

「向かいのイルミああもうそんな時期か」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 向かいのイルミああもうそんな時期か

めい様
 御句、会話体を句に取り入れた新鮮な響きの句ですね。旧式の表現にとらわれていてはよい俳句は作れない、ということをしっかり考えて実践していらっしゃるのだな、と思いました。私も見習います。
 また、私の句へのコメントもありがとうございました。「磔刑の釘」よりも、「一閃」、「クギ」のほうが現代的でリアルですね。
 どうもありがとうございました。

点数: 0

「冬の宿ダイヤル電話をもて遊ぶ」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 冬の宿ダイヤル電話をもて遊ぶ

なお様
 御句、昭和の頃の旅の宿を思わせるノスタルジックな句で素敵ですね。しんしんと冷えた廊下で、湯上りの作者が、大事な人に電話をする様が浮かびました。
 私の句(「磔刑」と「双六」)にコメントをありがとうございます。
「磔刑」の方は、宗教性は問題ない、というお言葉にほっとしました。「双六」の方は、「足袋」が冬の季語であることが頭からすり抜けていました。「靴下」でもう一度挑戦してみます。

点数: 1

「行く秋やねこにフェンスのすきまあり」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 行く秋やねこにフェンスのすきまあり

イサク様
 御句、季語の選択が奥深いですね。冬間近、野良猫が餌を探してフェンスのむこうに温まれる自分の居場所や餌にありつける場所をもとめに行くのかな、と想像しました。日脚伸ぶ、と春隣り、とかだと、「恋をもとめに行く猫」という感じになって全く違った内容の句になりそうですね。勉強になります。
 また、拙句の「双六」の句のことをとても綿密に分析してくださってありがとうございました。また、すばらしいご提案句を沢山いただいて、驚きました。私の着想を生かしてくださって嬉しかったです。句に盛り込みすぎるのは私の悪い癖。ご指摘いただいて改めて気付きました。

点数: 0

辻 基倫子さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

うりずんや島々囲む波一重

回答数 : 5

投稿日時:

風を追ふ風に羽根あり梨の花

回答数 : 2

投稿日時:

地下道をめぐる響きや蝶の昼

回答数 : 1

投稿日時:

桃開くたそがれ時の羽化として

回答数 : 1

投稿日時:

蔦若葉ランプの奥に司令室

回答数 : 4

投稿日時:

辻 基倫子さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

廃屋の句は取り消します

作者名 水谷 回答数 : 0

投稿日時:

相傘や左の肩に春の雨

作者名 るる 回答数 : 12

投稿日時:

秋うらら浅瀬の鯉の腹を擦る

作者名 かこ 回答数 : 2

投稿日時:

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