「風ふけば袖振るやうに藤の舞ふ」の批評
回答者 ヒッチ俳句
添削した俳句: 風ふけば袖振るやうに藤の舞ふ
風花さんこんにちは。
いつもありがとうございます。
御句拝見致しました。
風に揺れ優雅に咲いている藤の花が浮かびます。
まとまりのいい、整った句と思います。
ただ全体的にやや平凡かなあと言う印象です。
季語を「~のように(やうに)」と譬喩を使って詠むのは難しいですね。
どうしても季語の説明になりがちです。
譬喩を使う場合は、読手に「ああ、なるほど」と感じさせる意外性と余韻があるといいのですが、、、
(言うは易し。私もまだまだです。笑汗)
「袖振るやうに」は女性の優雅さが有っていいと思うのですが、これを説明的と言う意見があるのも分かります。
また「風吹けば」「藤の舞ふ」については無難な表現ではあるのですがやや新鮮味に欠けるかなと言う印象です。
自分も出来ないくせに、えらそうにすみません。(ゴメン。ペコリ。)
風に、少し動きと柔らかさを足してみました。
風すこし袖引くやうに藤ゆれる
この「袖引くやうに」は単に譬喩としてではなく、藤を眺めている着物姿の作者の袖をイメージしました。
またよろしくお願いいたします。
点数: 1