俳句添削道場(投句と批評)

みつかづさんの添削最新の投稿順の22ページ目

「目に眩し青もみじの清々しさ」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 目に眩し青もみじの清々しさ

初めまして。こんばんは。貴句、拝読しました。

めいさんが指摘なさった季重なりについて、更に深掘り致します。

眩し:三春(春の初め頃から終わり頃まで)
清々し:初夏(夏の初め頃)

ですが、この2つは季語の中でも感情的な意味を含んでいますので、例えば晴れている日の朝だとしますと、年間を通じて眩しかったり、清々しかったりします。
ですので、このタイプの季重なり(その中でも四季が違うものを特に「季違い」と分類する事もあります)は「作者は一体どちらの季節感でお詠みだろう?」と読者は迷う訳です。

又、季語を集めた本を「歳時記」と言いますが、「青もみじ」は載っていないと思われますが、「青楓」は初夏の季語として載せられています。
もみじ、楓は少し意味合いは変わるものの、大意は「カエデ科の樹木」を指す言葉です。
となりますと、「青もみじ」。この表現で季語になるのか微妙な所で、読者は「きっと初夏だろう」と想像できますが、作者コメントを見るともう1度混乱に陥ります。

と申しますのは、「いつものお散歩道の青もみじが新緑で目に眩しくて、空気が清々しく感じた様を読みたかったです。」

「この句を作者が今日(本日、2024年4月11日木曜日現在)詠まれたのだとすると季節は晩春(春の終わり頃)だけど、「新緑」は初夏の季語として歳時記に載っている。作者は想像でお詠みなのか、それとも今日見られた光景をお詠みなのか(三春の季語があるので)、一体どう受け取れば良いのだろう? 又、そのまま「青紅葉」だとすると、夏の初めとは限らない。一体夏のいつ頃だろうか?」となる訳です。

季重なり・季違いが必ずしも悪い訳ではありませんが、「高度な技法なので失敗し易い」という事は押さえていただければと思います。

点数: 0

「山蝶や乗り間違へりこの電車」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 山蝶や乗り間違へりこの電車

こんばんは。貴句、拝読しました。

いつものケントさんらしさが、この句からは感じ取りにくい印象を持ちました。
「乗り間違へり」が擬人化かそうでないのかを問わず、蝶が乗るなら風ですよね。

「電車に乗って目的地へ向かう蝶が居るなら持ってきてください」と指摘されてしまうタイプではないかと思いました。

せめて「迷い込みたるこの電車」でいかがでしょう?
もっとスマートな表現はあるかなと思いますが、ひとまずは、という事で。

点数: 2

「逆上りとうとうできた春の空」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 逆上りとうとうできた春の空

こんばんは。貴句、拝読しました。

口語「とうとう」を文語(歴史的仮名遣い)で表記すると「とふとふ」です。

ですが、この句は無理に文語体になさるよりも、このまま口語体の方が、子供の可愛らしさと頑張りがより鮮明に読者に伝わると私は思います。

点数: 1

「風吹きて散歩ルートが花筵」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 風吹きて散歩ルートが花筵

こんばんは。貴句、拝読しました。

「風吹きて」+「花筵」。足して10音。
実はこの情景、たった1つの季語だけで読者に想像させる事ができます。

ズバリ、あなたがコメントにお書きの「桜吹雪」(又は花吹雪)です。

花吹雪ですから、風は間違いなく吹いています。
又、散った桜の花びらは絨毯の様であると読者は想像できます。

散歩道は書かないと読者に伝わりませんので、下五(最後の5音)に「散歩道」と置いて、上五(最初の5音)に「花吹雪」と仮置きします。
具体的には「花吹雪○○○○○○○散歩道」となります。

そして、中七(真ん中の7音)で情景を描写なされば完成致します。
後は、語順を変えてみる等の推敲するだけです。

改作になってしまいますので、私から敢えて例は挙げません。

点数: 0

「征く雲の集める星や龍天に」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 征く雲の集める星や龍天に

こんばんは。
遅くなりましたが、コメントありがとうございました。

「鑑賞は読者の自由に」。ご指摘の通りです。大変失礼致しました。

又、他の方への句への適切なご助言、いつも勉強になります。

ところで、貴句が鳥山明氏への追悼句と存じ、参考にして遠く及ばずながら、曙氏への追悼句を詠んでみました。もし差し支え無ければ感想など頂けますと幸いです。

点数: 0

みつかづさんの俳句添削依頼

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