「風吹きて散歩ルートが花筵」の批評
回答者 慈雨
いがぐり様、はじめまして!私も初心者で恐縮ですが、コメント失礼します。
散歩道が桜の花で覆われていたのですね。日常の素敵な風景を句にされていて、私は好きですし佳い句だと思いました!
「花筵」は一義的には花見用の筵ですが、歳時記でも「花が散り敷いているさまを筵に見立てていう場合もある」等と解説されているので、御句の季語として問題ないかと思います。
一点、「俳句は因果を嫌う」とよく言われます。
「◯◯だから◯◯になった」という因果(原因と結果)を詠むと説明文のようになり、詩情が出にくいということですね。
御句も「風が吹いたので、散歩道が花筵になった」という因果が気になりました。
「散歩ルートが花筵」だけでも読者は「雨か風で桜が散ったんだな」と想像できるので、上五「風吹きて」は省略できそうです。
省略した分で何を入れるかが、腕の見せどころかと思いました。
あと細かいですが「散歩ルート」も、「ルート」ってなんだか「道順」みたいな印象受けるので、「散歩道」「いつもの道」「今日の道」など言い換えてもいいかもしれませんね。
(御句の場合、いつも通っている道であるとわかれば十分なので、必ずしも「散歩」というワードがなくても問題ないように思います)
一例としてですが、
・こわごわと花筵踏む散歩かな
・長細き花筵なり今日の道
とか…あまり上手くなくてごめんなさい。。
また一緒に勉強させてください!
点数: 2
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桜吹雪でいつもの散歩道が花の絨毯のようになっている様を表現したかったので、添削宜しくお願いします。初心者です