俳句添削道場(投句と批評)

みつかづさんの添削最新の投稿順の11ページ目

「やはらかき芯の揃ひし一年生」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: やはらかき芯の揃ひし一年生

貴句、拝読しました。

上五の「やはらかき」が「芯」へ掛かっていると読むのが一般的でしょうとは思いますが、「一年生」へ掛かっているとも解釈できます。
又、中七の「し」。
おそらく過去の助動詞「き」の連体形「し」だと推測しますが、無くても意味が通る事を鑑みますと、強調の助詞「し」と受け取る事も可能ですので、作者様が読者に伝えたいメッセージにも依るのかなと思いました。

もし、鉛筆が揃っている様子をハッキリさせたいのであれば、語順を変えて一年生のアップから入るのも一案かもしれません。
ただし、以下の三段切れを用いるのはかなりの危険性を伴いますが。
(全体として1つのテーマを描き切っているとは言えず、3つの要素がそれぞれ独立した意味を持ちながら1つの印象として描き出す為)

一年生やはらかき芯揃ひたり

点数: 1

「入学や天使の背にはランドセル」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 入学や天使の背にはランドセル

こんばんは。
貴句、拝読致しました。

以下、キツい書き方になりますがご承知おきください。

入学する児童を「天使」と表現するのは、非常に在り来たりとの印象です。
何を気取っていらっしゃるのかと。普通に「子」と書けば句全体に活気が広がり、小学新入生の元気良さも出て参りますのに。
又、助詞「に」、「は」と連続させたのも散文的な印象です。

入学とランドセルの取り合わせは頻出ですので、せめて背、又はランドセルを僅かでも描写なさる方が良いのではないかと思います。

これもハッキリ申し上げて不格好な添削例ですが、以下の様な描写が考えられます。

入学や子の背に重きランドセル

次は、拙句「花散るな今日は雷注意報」についてのコメントに対する返信です。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/24727

あなたが仰った「詠み手の感情をストレートに出すのでなく、桜時やと言っておいて、ならば雷で散らないで欲しいと読者に感じさせるのが俳句ではないのかなと私は思います」。
これは全く、あなたの仰る通りなのです。本来なら私もその様に致します。
重要なので繰り返します。これは全くあなたの仰る通りです。同感です。

では何故、敢えて「花散るな」にしてあるのか。

あなた、今日付けで私の句に何をお書きになったのか覚えておいででしょうか?
まさか、忘れたとは言わせませんよ。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/24709

根拠を挙げる事も無く一方的に私の元上司への侮辱とも、シルバー世代においてパソコンスキルの資格を取得された方への侮辱とも受け取れる様に書き付けておいて、私が怒らない、とでもお思いでしょうか?

私自身の事を悪く言われる分には構いませんし、根拠となるものを提示されての句への批評なら幾らでも受け付けます。
ですが、私が尊敬する元上司や技術者達を罵る様に書かれた事は、正直赦し難いと思っております。又、現在の日本のIT技術の進歩の過程に私の兄は長年通信の工事者として、私も僅かながら通信の工事者として光ケーブルやLANケーブル敷設などに携わっていた過去があり、裏側から僅かながらに貢献したと考えております。

あなたは、自分が敬っていた元上司を悪く罵られたら、腹立ちませんでしょうか?

ここで拙句、「花散るな今日は雷注意報」の裏の意味をお教えしましょう。

この句の花は「あなた自身」であり、それを「散るな」、つまり、「あなたの評価をご自身で下げる様な事を(どうか)なさらないでほしい」。「雷注意報」は「これ以上、私を怒らせないでくださいませ」という暗示です。

それ故の「花散るな」なのです。

私は俳句創作を始める以前、短歌創作や詰将棋創作を長らく続けておりましたので詩人、芸術家としての心や信条は持っております。

以上、長文失礼を致しました。

点数: 1

「放課後のカーテンなびく飛花落花」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 放課後のカーテンなびく飛花落花

こんばんは。貴句、拝読しました。

確かに景は見えます。
ただ、季語「落花」がありますので、「なびく」と書かなくても「カーテンは風になびいているだろう」と読み解く事ができますし、「飛花」も季語「落花」で読者は「桜は風で飛び散っているだろう」と想像できますので、5音削る事ができます。
その5音で、カーテンか何かを描写なさってはいかがでしょうか。

具体的に挙げられなくて申し訳ありませんが、めいさんのお力を以てすれば、何等かの描写は入れられるのではないかと思います。

点数: 0

「遠山よ年はいくつと蒲公英が」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 遠山よ年はいくつと蒲公英が

こんにちは。貴句、拝読しました。

パッと光景が立ち上がってきますが、それ故に「誤読のおそれが心配」との印象も受けました。
と申しますのは、「遠山」と「年」(あらちゃんさんの添削例では「遠山」と「齢」)が近過ぎますので、就職氷河期世代よりも上の方達は、「この遠山は、もしかして『遠山の金さん』の事で、たんぽぽは毎年の様にその場に咲いており、遠山の金さんを演じている役者は何年経っているのか(あらちゃんさんの添削例では役者の年齢)を、通り掛かった人に聞いているのかもしれない」という誤読の余地が出てしまっている事です。

「遠山」と「年」の単語の距離を離す、もしくは「遠山」を山を意味する別の単語に置き換えてみるのはいかがでしょうか?
(あらちゃんさんの添削例なら「遠山」と「齢」を遠ざける、もしくは「遠山」を別の単語に置き換える)

そうする事で、誤読されてしまう可能性はグッと下がるのではないかと思います。
原句は、若い世代の方が却って誤読しない(『遠山の金さん』を知っている可能性が低い為)と推察致します。

点数: 1

「遠山よ年はいくつと蒲公英が」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 遠山よ年はいくつと蒲公英が

何度も失礼致します。

あらちゃんさんの添削例を活かしながら誤読の余地をグッと下げると、以下の様な例が考えられます。

・蒲公英の訊く活火山の御年(おんとし)

ただ、これですと独創性が弱いので、こま爺さんにとって思い入れが強い山の名前で仮置きの「活火山」を置き換えて、音数次第で下五を調整なさると独創性(個性)も出てくるのではないかと考えた次第です。
下五は余韻を持たせても、名詞止めになさるのも、どちらもあると思います。

点数: 1

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