俳句添削道場(投句と批評)

慈雨さんの添削最新の投稿順の341ページ目

「遅桜早めに終えしテレワーク」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 遅桜早めに終えしテレワーク

小沼天道さま、こんにちは。
コメントの件、考え方の方向性は間違ってないと思います。

ただ、コメントにある【テレワーク早めに終えて遅桜】はそんなに散文的とは思いませんでした。
「テレワークを早めに終える」ことと「遅桜」で映像が切り替わっている(=中七で意味が切れている)、取り合わせの句だと思うので。
まあ、もし【テレワーク早めに終えて生ビール】とか【テレワーク早めに終えて桜見る】とかだとモロに上五・中七・下五がつながってしまい、「普通の文章を五七五にしただけ」と言われる(散文的)と思いますが。
強いて言うなら中七でズバッと切った方が、更に散文感がなくなると思います。
・テレワーク早めに終ふや遅桜

一方、投稿句【遅桜早めに終えしテレワーク】はたしかに散文的ではないですが、ちょっとわかりづらいです。
テレワークを終えて桜を見たんですよね?
つまり、実際には「テレワーク→桜」という順なのに、句の方は「桜→テレワーク」と、時間を遡る順になっていて混乱します。
また、「テレワークが遅桜を早めに終えた」みたいな意味にも読めてしまいます(早めに終えたのが遅桜かテレワークかわかりにくい、いわゆる山本山の形)。

何となく伝わりますかね?
またよろしくお願いします。

点数: 3

「ツーピツーピと雛を後押す春の詩」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: ツーピツーピと雛を後押す春の詩

坂 奈緒子さま、はじめまして。よろしくお願いいたします。
巣箱があるのですね~。何とも感動的な光景です。

上五字余りではありますが、全体として雰囲気のある句になっていると思います。

「春の詩」が比喩的な表現でわかりにくい気がしました。特に季語は比喩などにはしない方がいいと思います。
「四十雀」が夏の季語、「巣立鳥」が春の季語ですので、どちらかを採用したいですね。

なるべく原句の形を残して、
・ツツピーの声に押されて巣立鳥
と考えてみました。

参考まで…少し視野を広げて、巣立っていく雛以外の光景を合わせてもいいかもしれません(季語5音+季語と関係ない12音という、取り合わせの句)。
一例として、
・鳥巣立つ雲ひとつなき城下町(季語:鳥巣立つ)
・子どもらの登校の声巣立鳥(季語:巣立鳥)
とか。

またよろしくお願いいたします!

点数: 0

「吾はいま海の底なり扇風機」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 吾はいま海の底なり扇風機

ヒッチ俳句さま、こんばんは。
今日は少し外の空気を吸えましたかね?

前の句へのコメントですみません。
これはあれですよね、海の底、つまりスキューバダイビングの句ですね。
「ああっしまった、ボンベと間違えて扇風機を背負って海底まで来ちゃった!」という句ですよね。

このままいただきます♪

点数: 1

「太陽を一手に受けし苜蓿」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 太陽を一手に受けし苜蓿

ネギ様、こんにちは。
美しい白詰草の姿が浮かんでくる、素敵な句ですねー。

気になったのは「太陽を一手に受けし」…言わんとしていることはわかります。
ただ「一手に(引き)受ける」という言葉は「物事・課題をすべて一人で対処する」という意味の慣用句なので、ちょっと表現は考えたいです。

・太陽のすべてを受けて苜蓿
・陽光を集むるごとし苜蓿
とか。「植物+天気」は非常によくある句のパターンなので、もう一工夫入れたい気はしますが…。

またよろしくお願いいたします。

点数: 1

「小槌打ち湯気香りたつ桜鯛」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 小槌打ち湯気香りたつ桜鯛

千里みき様、初めまして。よろしくお願いいたします。
前の句も拝見しております、おめでとうございます!

もう全体からめでたさの伝わってくる、気持ちの良い句ですね。
このままでも悪くはないと思いますが、「湯気香りたつ」と最後まで言ってしまわずとも、読者は想像してもらうイメージで、余韻を残すと良いと思いました。

その代わり、小槌を打っている瞬間を描写すると臨場感が出そうです(「俳句は一瞬を切り取るもの」とよく言われます)。
たとえばですが、
・柔らかく響く小槌や桜鯛
とか。
(「柔らかく」は「高らかに」とか、色々変えられそうです)

またよろしくお願いいたします。

点数: 0

慈雨さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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罅はしる地球をそつと春の風

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投稿日時:

慈雨さんの添削依頼2ページ以降を見る

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