「鶯の声が聞こえる二条城」の批評
回答者 慈雨
添削した俳句: 鶯の声が聞こえる二条城
まほ様、初めまして。
京都への修学旅行の俳句ということですね。厳しめに、とのリクエストで。
コメントにある「季語はいりません」がちょっと意味がわからなかった(季語は要りません?季語入りません?)ですが、コメントさせていただきます。
〇春の季語「鶯」を使い、五七五の形もできています。映像も具体的で、しっかり俳句として成立していますよ!
〇ちなみに、修学旅行はいつでしたか?
今年の「春」は2月3日~5月4日です。もしも修学旅行が5月5日以降だったら、季節としては「夏」になりますので、夏の季語を使った方がいいかもしれません。鶯は春の季語なので。
(参考:夏の季語)https://kigosai.sub.jp/001/%e5%a4%8f%e3%81%ae%e5%ad%a3%e8%aa%9e
〇もったいないのは、「声が聞こえる」という部分です。
鶯は昔から「声はすれども姿は見えず」と言われるくらい、その声に特徴のある鳥です。俳句で「鶯」が出てきたら、それだけで読者は「ああ、鶯の声が聞こえたってことだな」とわかってくれます。
つまり「声が聞こえる」は省略して、その分もっと他の景色を入れられそうです。
例えば、出だしを「鶯や」としてみてはどうでしょうか(よく「〇〇や」で始まる俳句を見たことありませんか?)。
・鶯や〇〇〇〇〇〇〇二条城
これだけで鶯の声は十分に伝わります。
空いている7音の部分は、二条城の様子とか、天気とか、時間帯とか、印象に残る映像を入れられそうですよね。色々思い出してみてください!
学校の宿題ということなので、ここまでにしておきます。
楽しんでがんばってください!
点数: 1