「見れないなみぞれで一面銀世界」の批評
回答者 いるか
添削した俳句: 見れないなみぞれで一面銀世界
山岡風間さん、こんにちは
御句拝読しました
初手に厳しめとはなかなかにチャレンジャーですね!
そのチャレンジ精神を尊重して少し厳しめにいくつか
①中八
まず第一に中八になっています
調べが悪く韻文である俳句では嫌われる要素ですね
②季語は漢字で
特に意図がない場合は季語は漢字で書いた方が好まれます
本句の場合は特に平仮名が続いて読みづらいので漢字の方が良いと思います
③話し言葉表現の効果の是非
話し言葉とすることで身近で率直なイメージを与える場合もありますが、逆に格式や風情を損なうといったデメリットがある場合もあります
今回話し言葉にしたメリットを特に感じずどちらかというと語数調整感の方を強く感じました
④何が見れないのか
「見れないな」から始まるので読者としては何が見れないのかにフォーカスして読んでいくことになりますが、最後まで何を期待していたのかが掴めず少し心残りがあります
⑤霙→見れない、銀世界の因果
因果が一概に悪いわけではないのですが、本句の場合は霙だから見れないのは当たり前の因果となっている点が少し気になりました
⑥霙で銀世界のリアリティ
霙は雨と氷交じりの雪なのであまり銀世界にならないような、、
これはちょっと九州住みなので分かりませんが(汗
ちょっと本来の句意が読めないうえに「見えない」「銀世界」を削ってしまったため、例句ができなくなってしまいすみません、、、
またのご投句をお待ちしております!
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