「切り分けた梨の白さや詫住」の批評
回答者 鈴屋いるか
添削した俳句: 切り分けた梨の白さや詫住
素風さん、こんにちは
本句、一般的な方としては下五に季語を置くところを中七のやにつなげていますが、梨の白さと詫住の簡素さが響いていて佳句だと感じました
本句の出来に比べたら小さなことですが「や」で切るような句ですので「切り分けし」と文語のほうが合うように感じます
これからもよろしくお願いします
点数: 0
回答者 鈴屋いるか
添削した俳句: 切り分けた梨の白さや詫住
素風さん、こんにちは
本句、一般的な方としては下五に季語を置くところを中七のやにつなげていますが、梨の白さと詫住の簡素さが響いていて佳句だと感じました
本句の出来に比べたら小さなことですが「や」で切るような句ですので「切り分けし」と文語のほうが合うように感じます
これからもよろしくお願いします
点数: 0
回答者 鈴屋いるか
添削した俳句: 失敗は誰にでもあり梨甘し
ちゃあきさん、こんにちは
失敗して辛い時でも梨はいつも甘く迎えてくれている
そんな希望に満ちた不屈の句だと感じました
すこしだけ気になるのは上中が少し教訓めいていて観念的なところでしょうか
不屈の精神を想起させるイメージが描写できると更によくなるかと思いました
・過ちに正す背筋や梨齧る
・過ちに凹めど梨は甘きかな
今後ともよろしくお願いします
点数: 2
回答者 鈴屋いるか
添削した俳句: 再会の松茸ご飯や爽やかに
友也さん、こんにちは
松茸ご飯よいですね
気心の知れた親類とならば更に美味しいことでしょう
まず句の構成自体は置いておけば「爽やか」の季語選択の間違いはないと思います
基本的には描いた景内に季語が違和感なくあれば問題ないと思いますので、「爽やか」や「うらら」といった雰囲気系の季語は大体問題になることが少ないです
#その分、すこし景としてはぼんやりしてしまいますが
後、大体の指摘は皆さまから出ているので少し違う観点で一つコメントさせていただきます
俳句を作る際の一つのテクニックとして一句一季語一名詞一動詞のような考え方があります
一季語は季がさなりに関することなので当たり前なのですが、一名詞一動詞というのは登場するモノをなるべく一つに絞ってそれを詳細に詠みあげよう、ということです
今回でいうと「(従妹との)再会」と「松茸ご飯」と二つの事象が出てくるので句が窮屈になりがち、といったのを防ぐ意味があります
後は絶対ダメという訳ではないのですが中七をやで切った場合、下五は名詞止めのほうが一般的ですね
これは二物衝撃とも関連して下の句が下手に上中とくっつかないようになります
二つに分けた句を詠んでみました
・母の炊く炊き込み飯や風爽か
・結婚し指輪す従妹爽かかな
これからもよろしくお願いします
点数: 2
回答者 鈴屋いるか
添削した俳句: 老夫婦いちょうもみじのベンチかな
おかえさきさん、「秋麗」句へのコメントありがとうございました
当句は軸の定まってないぼんやりした感じでしたね
まだまだ修行が足りません、、汗
さて、御句ですが「銀杏紅葉」の音数の問題でどうしてもおさまりが難しいですよね
上五で字余りにするのもありですがリズム的に字余り感も少し強いので「老夫婦」か「ベンチ」かに集中した方が句全体としては収まりが良いかと感じました
・連れ添いと銀杏紅葉を眺めをり
・陽の当たる銀杏紅葉のベンチかな
今後ともよろしくお願いします
点数: 1
回答者 鈴屋いるか
添削した俳句: 色なき風や丸の内南口
大さん、少し前ですが「残菊」句へのコメントありがとうございました
まさかご友人が出場なされてたとは!
凄いことですよね、尊敬します
御句につきましてはリズムと言い実験的ですね
ただ、あの綺麗ながらも整然とした人工物感のある改札口付近の空気は個人的には良く分かります
#ここら辺は固有地名句独特のものですね
ただ、「丸の内南口」のリズムは良いのですが全体を通すとやはり少しリズムが気になります
「色なき風」の傍題をつかって五七五で詠んでみました
よろしくお願いします
点数: 1
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