俳句添削道場(投句と批評)

三日酔いの防人さんの添削最新の投稿順の17ページ目

朝まだき炭熾す背に赤子泣く

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 朝まだき炭熾す背に赤子泣く

かぬまっこ様、お早うございます。お手本のような句ですね。完成されており、炭熾すと朝まだきが冬の朝の明けきらぬ、寒さと暗さを上手く詠っております。そこに赤子の泣き声。五感の作用で感じる句です。
私の個人的意見として、句には大きく分け、読み手に言い切る句と想像させる句の2種類があると思います。この句は前者でよく完成されております。
怒られること覚悟、後者とするならばという点で提案させて頂きます。
朝まだき炭熾す背の赤子かな
赤子が泣いているのか、笑っているのか、すやすや眠っているのか、色々と想像できます。すやすや眠っている様子を想像して頂ければ、朝まだきという言葉に深みがでます。お手本のような素晴らしい句をありがとうございました。

点数: 1

夜空より白き手紙の聖夜かな

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 夜空より白き手紙の聖夜かな

森田拓也様、お早うございます。雪を白き手紙と見立てた暗喩の句ですね。詩的な表現は良いと思います。しかし手紙とすると形状上、紙を想像してしまい何かの伏線と考えてしまいました。ありがちですが白き便りとすれば『雪』を想像し易いと思います。お気付きですが夜空は推敲できると思います。
街路灯白き便りの聖夜かな
世間はクリスマスで浮かれておりますが、孤独な寂しさを込めた句で提案させて頂きます。

点数: 2

捨てられぬ一片の紙大掃除の批評

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 捨てられぬ一片の紙大掃除

ばぶ様、こんにちは。大掃除という季語を存じませんでしたので、大変勉強になりました。
面白い情景かと思います。『一片』いい言葉ですね。
俳句はいかに切り捨て想像させるかが鍵ですね。説明不足は独りよがり、説明しすぎても駄目、私はついつい説明したがりな句を作ってしまいます。
捨てられぬ、紙、大掃除ときておりますのでいずれかは推敲できます。
捨てると紙を省いて一句失礼します。
ひとひらの想いに止むる大掃除

点数: 3

俎板に愛憎刻む小晦日の批評

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 俎板に愛憎刻む小晦日

西村敏彦様、今晩は。小晦日の静かなる嫁姑の攻防戦、素晴らしい着眼点ですね。面白いだけに詠うのはとても難しいと思いました。人物をあえて描かなかったのであれば、すごいと思います。
俎板と小晦日から御節を作っていることはなんとなく想像できます。あとは嫁姑です。嫁姑と言って仕舞えば芸がありません。嫁姑なんで、本音と建前で付き合っていると思います。そんな距離感を出したいですね。私は嫁姑を擬音で表現することを提案致します。
俎板のトントンタタタ小晦日

点数: 1

元朝の海に分け入る御祓かなの批評

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 元朝の海に分け入る御祓かな

腹胃壮様、明けましておめでとうございます。
冬の荒海で身を清める光景
『元朝』この季語は効果的に作用されており、季重なりは気にならないと思います。しかしながら、上五中七で御祓を詠っているのは十分に分かるので、下五は推敲の余地があると思います。
元朝や海に分け入る男ども
と提案致します。

点数: 1

三日酔いの防人さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

玉子酒頑固親父の曳く屋台

回答数 : 5

投稿日時:

たなごころ熟れしトマトの脈拍や

回答数 : 8

投稿日時:

新作のルージュは果てて秋渇き

回答数 : 4

投稿日時:

ケロイドの腕に立秋宿しけり

回答数 : 5

投稿日時:

炎天す給仕の髪の黒きこと

回答数 : 3

投稿日時:

三日酔いの防人さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

山道に子ら笑ふかな風薫る

作者名 博充 回答数 : 4

投稿日時:

孫らの踊月に重ねつ踏む落ち葉

作者名 北のほたる 回答数 : 1

投稿日時:

助手席のマスクにぷかり君の紅

作者名 秋沙美 洋 回答数 : 2

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ