俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

玉子酒頑固親父の曳く屋台

作者 三日酔いの防人  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

前回の玉子酒の句、皆様の御添削、御感想誠にありがとうございました。特にハオニー様に指導頂いた、折れ目の件については非常に勉強になりました。
さて、玉子酒のリベンジです。
いつもの屋台に行くと、頑固親父に風邪であることを見破られ、酒を出してもらえなかった、代わりにメニューにない玉子酒をこれでも飲んでろと出された様子です。
玉子酒を下五に置き
屋台曳く頑固親父の玉子酒
と迷いました。皆様の貴重なご意見を宜しくお願い致します。

最新の添削

「玉子酒頑固親父の曳く屋台」の批評

回答者 森本可南

はじめまして、三日酔の防人さん。
コメントを見ずに、読みますと、私は、屋台もお酒の経験もありませんので、卵酒と頑固親父の関係が、どうも、しっくり、こずコメントを読んで、なるほどそういうことかあ、と納得。防人さんは、常連さんなのですね。そこまでの背景を知らない読みては、私のようにちんぷんかんぷんじゃないでしょうか?自分でも作句してみましたが、おもうようにできなくて、諦めました。すみません。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

添削のお礼として、森本可南さんの俳句の感想を書いてください >>

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「玉子酒頑固親父の曳く屋台」の批評

回答者 腹井壮

酔いどれ防人さん、こんにちわ。
いつも的確な御意見・添削案有り難うございます。

酔いどれ防人さんらしい人を温かく見つめる目で詠まれていますね。とても良い句だと思います。

玉子酒頑固親父の曳く屋台

この句頑固親父の優しさと温かさが滲み出た屋台全体の空気が魅力です。

屋台曳く頑固親父の玉子酒

句切れがなくテーマがテーマだけにどこか本格川柳川柳の匂いがしますが句意はダイレクトに伝わります。

この句に置いて必要最低限な言葉は卵酒と頑固親父と屋台の計14音です。残り3音に助詞を使うか切れ字を使うか他の情報を使うかそして語順を変えて光景を描写させるのが腕の見せ所。
おそらく酔いどれ防人さんの得意分野でしょう。

自分なら

卵酒そつと出てくる屋台かな

卵酒そつと出てくる実家かな

あれこれ申し上げても酔いどれ防人さんに説法ですのでこの辺りで。

それと

明易し新人ホストの帰り待つ

ラジヲから故国のテロや日向ぼこ

はお見事でした。
リアルなシュチュエーションと無駄のない言葉選びが17音の裏側にあるドラマや心理を描いています。
御自身はハイポの並常連と自嘲気味に仰っおられましたがこういう得意分野に磨きをかければもっと上に行く方と存じます。

点数: 2

添削のお礼として、腹井壮さんの俳句の感想を書いてください >>

「玉子酒頑固親父の曳く屋台」の批評

回答者 ハオニー

玉子酒頑固親父の曳く屋台

句の説明の「アンタは風邪気味だから、玉子酒を飲んでおとなしくしていろ」とか言い出たげな頑固親父、このワンシーンはとても面白いですね
そのような自分の描きだしたイメージを読み手にしてもらえたら、感慨深くなるでしょうね

二択で悩んだようですが、私はもう一方「屋台曳く頑固親父の玉子酒」の方が近い気がします
玉子酒が最後に来ると、屋台の頑固親父が玉子酒?
と、頑固親父と玉子酒のギャップでインパクトがあります
「頑固親父の玉子酒...でいいんだよね?」と、熱燗なら普通、おでん酒なら平凡なところを、玉子酒で予想を裏切るんですからね
酔いどれ防人様は、玉子酒にまつわる頑固親父のシナリオを読み手に想像させたいようですので、最後にネタバラシをした方がいいでしょう(この場合は)

動詞一つで感情や状況まで推測できるため、私は動詞の選び方を一番気にします
「曳く」という動詞は、何かを引っ張っている、ズルズルと引きずるという意味があるようです
玉子酒という季語と取り合わせると...
親父さんが、「冬だろうと、屋台を休むわけにはいかない」と玉子酒を飲んで無理をしてまで屋台を引っ張っていく光景が出てきます

質素に手を入れるなら
屋台には頑固親父の玉子酒

「こんな軽い添削でいいの?」と思われるでしょう
「曳く」以外の15音はきちんと機能していますし、「曳く」だけが意図に沿わなかっただけです
「曳く」の代わりの動詞・形容詞を見つけられなかったため外しました

頑固オヤジ玉子酒煮る屋台かな
なんて句も考えましたが、上五が一音多くビシッと決まっていない上に別のシナリオのため、これは手直しとは呼べませんね

点数: 2

添削のお礼として、ハオニーさんの俳句の感想を書いてください >>

「玉子酒頑固親父の曳く屋台」の批評

回答者 森田拓也

酔いどれ防人さん

こんばんは。
いつもお世話になり、どうもありがとうございます。
僕の句の魅力的なご添削を、どうもありがとうございます!
先ほどから、何度も暗唱させていただいています。
俳句の効果的な破調も勉強していきたいので、
的確なアドバイス添削をどうもありがとうございます。

中七の「頑固親父の」というご表現が微笑ましく句にとても大きな効果を
発揮していますね。
下五に「玉子酒」を置くというご発想も魅力に思います。
いきつけの屋台で、ご親友に近い存在となられている屋台の親父さんの優しさや、
温かいご交流の大切なお気持ちが伝わってくる句ですね。

点数: 1

添削のお礼として、森田拓也さんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

暖房や猫の尾揺れるハンモック

作者名 春野ぷりん 回答数 : 3

投稿日時:

前向きの見事メンズの日傘かな

作者名 こま爺 回答数 : 7

投稿日時:

木道の軋む音のみ霧の戸隠

作者名 岸本義仁 回答数 : 1

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『玉子酒頑固親父の曳く屋台』 作者: 三日酔いの防人
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ